月の白さを知りてまどろむ3
三つの神供ー美酒と芸楽と人肌を神に捧げてきた享楽街アイリーデ。古来、国家間の争いとは距離を置いてきたその街にも、大陸全土に漂う戦雲が影響を及ぼし始めていた。華やかな街の陰で、さまざまな勢力の思惑が交錯する中、シシュはサァリと彼女が愛する街を守りきるため奮戦する。そしてサァリは、ついに生涯ただ一度の客取りを行うことを決意するがー!?定められた運命を超え、神話と人を巡る物語が行き着く結末とは?異類婚姻譚完全編、完全書き下ろしの後日譚を百ページ以上収録して登場!
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「月白の主が選ぶ客はー生涯でただ一人です」神に捧げられた美酒と芸楽と聖娼の街アイリーデ。そこには大陸中から多くの客が集まり、だがその一方で人を害する“化生”が密やかに存在していた。-神話正統の妓館「月白」の主でありながら、化生を捕らえる巫女である少女サァリと、王都からやって来た化生斬りの青年シシュ。二人の出会いと前後にして、街には不穏な影が差し始める。webで人気を博した神話と人を巡る物語。第二譚までを収録して待望の書籍化! 2022/11/10 発売