小説むすび | 光っていません

光っていません

光っていません

クラゲになることを選ぶ人。
木に変身した男。
冬眠する依頼人……。
ままならない日々を過ごす
私たちに起こる不思議な出来事。
読んだ瞬間から、自由になれる。
日常に解放感をもたらす、韓国発、8つの奇妙な物語!

事故で2年間植物状態になっている恋人を見舞い続ける“私”の前に、分身を名乗る幽霊が現れる。自分そっくりな幽霊が一向に姿を消さないため、“私”は仕方なく一緒に暮らし始めるが……(「幽霊の心で」)。人間をクラゲにしてしまう、変種のクラゲが大量発生する。社会に動揺が走るなか、音楽活動をやめた“私”は、自らクラゲになりたがる人をサポートする仕事につき……(「光っていません」)。所属している劇団が行き詰まり、仕方なく役割代行サービスをしている駆け出し俳優の“あたし”。誰かに代わって別れを告げたりニセの恋人になったりしているうち、ある男から、「冬眠の準備を手伝ってほしい」という依頼があり……(「冬眠する男」)。
閉塞感に満ちた日常に解放をもたらす、韓国発、8つの奇妙な物語!作家の言葉=イム・ソヌ/解説=倉本さおり

■収録作品
「幽霊の心で」
「光っていません」
「夏は水の光みたいに」
「見知らぬ夜に、私たちは」
「家に帰って寝なくちゃ」
「冬眠する男」
「アラスカではないけれど」
「カーテンコール、延長戦、ファイナルステージ」

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