小説むすび | ツウィンカム野獣伝(2)

ツウィンカム野獣伝(2)

ツウィンカム野獣伝(2)

出版社

双葉社

発売日

1992年8月1日 発売

(獣だ…)青海涼は自分をそう思う。肉体の衝動を意識で管理するのが人間だとしたら、肉体の衝動のままに行動してしまうのは、獣だろう。涼は、自分のなかの獣に、取り憑かれたのだ。涼の獣が走りたがっていた。そして暗い空へのびてゆく。漆黒の路面を見つめた。そろそろ深夜、しかも青海涼の心のなかでは戦慄のつぶやきが反復していた。-殺人に理由はない-。事実、ひとを殺したばかりだった。長編バイオレンス。

関連小説

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP