小説むすび | 純白の一夜は永遠に

純白の一夜は永遠に

純白の一夜は永遠に

パーティの給仕係として働き、疲れた体で帰途についたホリー。天候が急変して困っていると、傍らに1台の高級車が停まり、乗っていくよう促される。声の主はスペイン富豪マキシモー最近この町の古城を買ったという、世界的な実業家だ。彼の漆黒の瞳に魅入られ、すっかり舞い上がったホリーは、一夜限りの約束で、誘惑されるまま身も心も捧げてしまう。2カ月後、ホリーは愕然とした。まさか妊娠するなんて!報せを聞いたマキシモは、別人のような冷酷さで言い放った。「経済的な援助はする。ただし、その子の父親は手に入らない」

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