小説むすび | 悪魔に娶られて

悪魔に娶られて

悪魔に娶られて

ロクサーヌは母親を早くに亡くし、父親と乳母に育てられた。しつけは厳格で、ふたりの意に背くことは決して許されなかった。ある日、パーティに出かけたロクサーヌは視線を感じておののく。漆黒の髪に輝く黒い瞳。鷲を思わせるような威圧感。それがメキシコ人の大富豪フアンとの出会いだった。彼からディナーの誘いを受け、屋敷を訪れたロクサーヌは、すぐに後悔した。フアンは彼女を屋敷に閉じこめてしまったのだ。一夜を過ごした既成事実を作りあげてから、ロクサーヌの父に結婚を願い出るという彼の企みを聞かされた彼女は…。

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