小説むすび | 夫を忘れた花嫁

夫を忘れた花嫁

夫を忘れた花嫁

ジュリアは目覚めると病院にいた。事故に遭い昏睡していたのだ。ベッドの傍らには、見覚えのないハンサムな男性が立っている。彼はロスと名乗り、君の夫だと告げる。ようやくわかったのは、彼と出会って恋に落ち、結婚したこの3カ月の記憶を失ったこと。結婚するほど深く愛していたはずの人を、なぜ思い出せないの?記憶から消したいほどつらい出来事でもあったのかしら…。肝心なことを何も語らないロスに、ジュリアは苦悩を深めていく。ある日、偶然話に出たルーという女性の名に動揺する彼を見て、彼女は心を決めた。記憶も人生も、すべてかならず取り戻すわ。

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