小説むすび | 誘惑のドレスに隠した無垢

誘惑のドレスに隠した無垢

誘惑のドレスに隠した無垢

まだ恋も知らない若き女王アストリッドは、父の死後、世継ぎを待ち望む家臣たちに結婚を急かされていた。ある日、雑誌で中世の略奪者さながらの野性的な風貌の男性、イタリアの放蕩富豪マロウ・ビアンキを見て、国に伝わる秘密法の行使を思い立つ。“宿した世継ぎに父親はいないーそう宣言すれば女王の地位は守られる”身分を隠し、生まれて初めて着るセクシーなドレス姿でひそかにマウロのクラブ“氷の宮殿”を訪ねたアストリッドは、黒曜石のような瞳の彼と目が合った瞬間、全身に電流が走った。純潔であることをひた隠し、やがてマウロと体を重ねるが…。

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP