小説むすび | 心なき侯爵の花嫁

心なき侯爵の花嫁

心なき侯爵の花嫁

父亡きあと住まいを追われ、老婦人の話し相手の職を得たクレアは、仕事へ向かう途中、地元の名士ロウクリフ侯爵とでくわした。幼いころから、会うたび彼にからかわれてきたが、このときは父のことを言われて腹を立て、思わず手を上げてしまった。すると、騒ぎを聞きつけて集まってきた人々の前で、侯爵が突然、彼女は婚約者だと宣言したうえ、唇を重ねてきた。なんて恥知らずなの!こんな横暴は許されないはず。なのに…。彼の唇の熱さを知り、長年ひた隠しにしてきた感情がかき立てられる。いったんはその場を収めたロウクリフはしかし、公衆の面前で侯爵を殴るような女など誰も雇わないと脅し、さらなる醜聞を避けるには自分と結婚するしかないと言い放った!

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