小説むすび | 貴公子に魅せられて

貴公子に魅せられて

貴公子に魅せられて

天涯孤独のケイトは、裕福な老婦人の話し相手の仕事を得た。
その初日、美しい田園風景が広がる駅に着いた彼女は、
ニコラス・アダムスという男性に、屋敷まで車で送ってもらう。
実は彼こそが老婦人の甥で、ケイトの雇い主だった。
ハンサムで優しく、名家出身者らしい高貴さにケイトは惹かれるが、
屋敷で待っていたのは、老婦人と、ニコラスの婚約者だった。
芽生えた恋心を隠し、ひたむきに仕事に励むケイトに対して、
はじめは優しかったニコラスが、なぜか次第に苛立ちを見せ始める。
そして彼の婚約者は、日に日に意地悪になっていった。
私が何をしたの? 悩むケイトに、ある晩ニコラスはキスをして……。

2000年に惜しまれながら世を去った、偉大なロマンス小説家シャーロット・ラム。初期の作品をお贈りします。愛する人の胸中が見えず、翻弄される無垢な乙女心がたまりません!

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP