小説むすび | 愛を宿したよるべなき聖母

愛を宿したよるべなき聖母

愛を宿したよるべなき聖母

この子を独りで産み育てる私に、
協力してくれる人は、誰もいない。

幼い頃に母が家を出て、冷淡な父に育てられたイングリッド。
病院に勤め、仕事一筋で恋愛にはすこぶる疎い彼女は、
明日には海外の赴任地へ出発するという男性クリントと出逢った。
澄んだ瞳が魅力的なたくましい彼に強く惹かれ、
ふたりには今夜しかないと知りながら純潔を捧げた。
それから7カ月が経った今、イングリッドのおなかには赤ちゃんがいた。
クリントの連絡先も知らず、独りで産み育てるつもりでいたある日、
彼女は職場で新任の指導医を見て息をのんだーークリント!
まさかこんな形で再会するとは想像さえしていなかった!
動転するイングリッドの丸いおなかを見つめ、彼が言った。「話がある」

ドラマティックなメディカル・ロマンスの世界で飛ぶ鳥を落とす勢いのエイミー・ラッタンが放つ、予期せぬ妊娠&再会物語! 自身の息子が生まれたときに命に関わる病と闘った経験を持つ作家ならではの視点で描かれた本作は、読み応え充分な珠玉のロマンスです。

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