あなたがいたから
コルト・レインツリーが代理母を求めているー噂を聞いたメラニーは、勇気を振り絞って彼に電話をし、面会をとりつけた。これでやっと、恩返しができる…。昔、“がり勉ガーティ”と呼ばれ、仲間外れにされていた私に、ただ一人やさしくしてくれた、初恋の男性コルト。住む場所は離れても、恋心が消えることはなかった。数年前、事故に遭った私は手術で顔が変わり、名前も変えた。会っても、コルトは“がり勉ガーティ”とはわからないはず。それどころか私の存在さえ忘れていても、構わない。妻と娘を亡くし絶望に沈む彼に、子供を授けてあげたい…。