小説むすび | 秘書が薬指についた嘘

秘書が薬指についた嘘

秘書が薬指についた嘘

偽りの婚約指輪に、偽りの誓いのキス。
でも、私が欲しいのは真実の愛。

ボスはこのダイヤの婚約指輪を誰に贈るのかしら?
指輪を戯れにはめてみた秘書マレカの胸中は複雑だった。
ボスである大富豪カエタノに頼まれて指輪の選定に来たものの、
彼への密かな憧れは隠せない。そのとき、高級宝石店の店内に
突然火災報知器が鳴り響いた。指輪をはめたままのマレカは、
店に飛びこんできたカエタノに抱きかかえられて救出された。
だが、この写真と共に彼女が婚約者だと誤って報道されてしまう。
呆然とするマレカに、彼は百万ドルの契約結婚をもちかけた。
結婚初夜の一夜限りの関係──偽りの夫婦だったはずが……。


大スター作家シャロン・ケンドリックを思わせる、ボスと秘書の切ないロマンスをスター作家マヤ・ブレイクが描きます。思いがけずヒーローの子を身ごもったヒロイン。ビジネスのための結婚だとわかっていても、やがて虚しさに耐えきれなくなって……。

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