小説むすび | シークの人質

シークの人質

シークの人質

あるときキャロラインは富くじで豪華海外旅行を当て、
異国情緒あふれる魅惑の国、西バラカットにやってきた。
案内役として現れたカイファルに導かれながら時をすごすうち、
知性と気品に満ちたその男性の虜になっていった。
生まれて初めて抱く愛に戸惑うキャロラインだったが、
彼から誘惑されると、抗うすべもなく身も心も捧げてしまう。
しかし、次に目を覚ましたとき、思わぬ事態が待ち受けていた。
周囲に王子と呼ばれるカイファルに、こう告げられたのだーー
ここは宮殿のハレムの一室で、あなたは私の人質なのだ、と。

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