絵本のつぎに、なに読もう?
「幼年童話に慣れ親しんだことが、長い読み物を読むためのステップになっていた」という著者が、当時の気持ちを丁寧に振り返ります。
ひとりの子どもが「物語」と出会うとき、その内面でなにが生まれるのか。子どもと本をつなぐためのヒントが詰まった、ブックガイドにもなるエッセイ集です。
はじめに
冒険のはじまりはぬかりなくーーエルマーのぼうけん
みんなのあおぞらようちえんーーおおきな おおきな おいも
いつでも遊びに行ける場所ーーおひさま はらっぱ
「悪い子」だからこそ愛おしいーーきかんぼのちいちゃいいもうと
見守られている安心感ーーこぐまのくまくん
大切なものはずっとそばにあるーージェインのもうふ
モヤモヤした感情の心強い代弁者ーーちいさいモモちゃん
にんまり余韻に浸るーーどろんここぶた
「わたし、ちゃんと最後まで読めたよ」--はじめてのキャンプ
紙とクレヨンがあったら、なにつくる?--ももいろのきりん
のんびり、ぽわぽわ へなそうるワールドーーもりのへなそうる
ごっこ遊びの天才ーーロージーちゃんのひみつ
いつだって「これが私!」--ロッタちゃんのひっこし
こんなのあり? 型やぶりなヒーローーーロボット・カミイ
姉妹っていいな!--雪の森のリサベット
「いまの自分」を映す存在ーー百まいのドレス
*コラム*
読んでもらう楽しさ、自分で読む楽しみ
みんなと一緒に読んでもらうこと
本とごっこ遊びの関係
もう手に入らない本のこと
*対談*
どんな本が好きだった?
ななちゃん×越高綾乃