小説むすび | 前世魔術師団長だった私、「貴女を愛することはない」と言った夫が、かつての部下

前世魔術師団長だった私、「貴女を愛することはない」と言った夫が、かつての部下

前世魔術師団長だった私、「貴女を愛することはない」と言った夫が、かつての部下

「私に『この戦が終わったら、貴女に伝えたいことがあります』って言ったじゃん。覚えてる? あれ、本当はなにを伝える気だったの? 私、死んじゃって聞けなかったけど」

稀代の女傑令嬢オーレリアは、救国の英雄であるギル伯爵と白い結婚をする。
結婚初夜、オーレリアはギルが前世で自分の部下だった事を告げると、
彼の態度が豹変しーーー


「この戦いが終わったら、貴方に伝えたいことがあります」
リドギア王国魔術師団長だった私ことバーベナは、
少年ながら優秀な部下のギルにそう告げられる。
しかし、その戦いで私は自爆魔法を使い戦死したのだ……。

その後、リドギア王国内で転生した私は、貴族令嬢オーレリアとして暮らしていた。
そして戦争を終わらせて英雄となった、成人したギルとの縁談が持ち上がるーー。
一度も会わないまま結婚したその夜、ギルは私にこう言った。
「僕にはずっと昔から心に決めた人がいます。僕たちは白い結婚でいましょう」
だから、私はバシッと答えてやった。
「婚姻関係は了解。ところで『貴方に伝えたいこと』って何だったの?
死んじゃって聞けなかったけど」

これは、天心爛漫な令嬢オーレリアと残念系イケメンのギルが紡ぐ、
楽しくも騒がしい新婚物語。

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