新・水滸伝(第4巻)
忍び寄る遼国の魔手に江湖の英雄たちが決起する。火計、水攻め、幻術など奇想天外な大激戦。勝どきをあげた好漢たちが、待ち受けていたのはなんと、朝廷の裏切りだった。大宋国危うし。董平、呼延灼、石秀、楊雄、鮑旭らも義に集い、梁山泊の威勢増す。壮大なスケールで描く水滸伝の“もしも”。独自の物語を呈する初訳『水滸新伝』、いよいよ本領を発揮する。梁山内五虎将、董平の華やかな結婚式花嫁はあの女傑だった。はたまた呼延灼の純愛を綴る斬新なエピソードも満載。全170回、好漢108人と主要人物の小伝つき。
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中国は宋朝の時代、勅使として龍虎山に派遣された洪言は、厳しく禁じられた石窟の中を掘ったため、封じられた百八の魔星はどっと地上に踊り出た。やがて、その一星一星が人間と化して、梁山泊をつくり、天下を揺さぶる。-これが中国最大の伝奇小説「水滸伝」の発端である。「新・水滸伝」は、少年時代からこの中国古典に親しんだ著者から、思うままに意訳し、奇書の世界を再現する一大絵巻。 1989/06/02 発売
一介の毬使いから近衛大将にまで成り上がった高〓。専権をほしいままにする彼が腐敗政治を生み、庶民の血と涙が反骨の英雄を生む。禁軍の師範だった林沖、王進、楊制使の楊志、下級官吏の魯達など、官に不満を抱く諸豪傑、今孔明の異名を持つ呉学人や宋江、武松らいずれ劣らぬ錚々たる面々は、烈々たる想いを胸に、梁山泊への道を歩んでくる。聚護庁に同志の数の灯がともる。 1989/06/02 発売
囚われの身ながら潯陽楼の風光に見惚れた宋江は、即興の一詩をそこに残したが、謀反人の烙印を押され、あわや刑死という寸前、晁蓋をはじめとする梁山泊の面々に救い出された。二丁斧を使う李逵や姦婦巧雲を成敗した楊雄も仲間に加わり、梁山泊の勢いは、日に日に旺となる。ここにその動きを警戒するのが、地元豪族の祝氏一族。ついに両者は激突し、悪戦苦闘の末、泊軍は勝利を収める。 1989/07/03 発売
最晩年の著者が、心血を注いで築きあげた壮大な中国絵巻!一騎当千の豪雄がそろい、民衆の与望をになって起つ梁山泊軍は、野火のごとく勢いを増す。権勢の人、高〓@42C6は、一万四千の大軍をもよおして泊軍を討たんとする。その秘密兵団こそ、連環馬軍であった。さしもの泊軍も色を失い、梁山泊始まって以来の大損害をこうむる。しかし梁山泊の智恵者は王手を逆にとり、難局を乗り切った。 1989/07/03 発売
大宋帝国の危機を救え。腐敗政治の悪を糾す一大悪漢活劇。好評を博した三国志ifの決定版、「超・三国志」につづく水滸伝のもしも。奇想天外、摩訶不思議な冒険譚の数々に、108人すべての好漢の小伝がついて、3人しかいなかった女英雄も増え興奮度倍増。水滸伝の疑問、矛盾をすべて解決し、大幅に書きくわえたオリジナル170回本。壮大なスケールとボリュームで、「水滸新伝」初の翻訳化。 1994/03/20 発売
腐敗政治の悪を糾すため、林冲、魯智深、晁蓋、花栄らおなじみの好漢たちが、ある者は朝廷に反発し、ある者は官に追われ、続々と梁山泊に集いはじめた。高い関税と次々に課される新税に反抗し、海商たちが立ち上がる反海禁戦争など、これまで描かれたことのない好漢たちが、血湧き肉躍る活躍を見せる未知の水滸伝。武松の虎退治などおなじみの名場面にも、新しい視点で活写した新エピソード満載。「水滸新伝」初の翻訳本。全170回、好漢108人の小伝つき。 1994/10/20 発売