ボリス・ダヴィドヴィチのための墓
ユーゴスラヴィアの作家ダニロ・キシュの代表作。
ボルヘスの『汚辱の世界史』への「対本」としてーーオマージュとして、かつアンチテーゼとしてーー構想された7つの連作短編集。
スターリン時代の粛清に取材しながら、全体主義社会での個人の苦闘を描く。
ボリス・ダヴィドヴィチのための墓
紫檀柄のナイフ
仔をむさぼり食らう雌豚
機械仕掛けのライオン
めぐる魔術のカード
ボリス・ダヴィドヴィチのための墓
犬と書物
A・A・ダルモラトフ小伝(一八九二ー一九六八)
訳者あとがき