小説むすび | 月に聞かせたい話

月に聞かせたい話

月に聞かせたい話

<b>月が満ち欠けしながら夜空をそっと照らすように、
静かに心をほぐしてくれるささやかな26の物語</b>

ベストセラー作家シン・ギョンスクが、月に私たちの物語を語りかけるように軽やかに紡いだショートショート集。
物語の世界と響き合う挿画とともに、オールカラーで刊行。

「自分が一人ぼっちだと思ったり、思いがけないことがあなたの心をかき乱していった時に、何より自分がどうしてこうなのかと思う自責の念や、せいぜいこの程度かという諦めがあなたの瞬間に押し寄せてきた時に、この26編の物語が月明かりのように沁み込んで、あなたを光らせることができたらうれしいと思う」
(作家の言葉より)
一部 三日月に
ほら、愛してるんだろ?/冬越し/神様の靴/おまえ、トウモロコシか!/
Jが発ってから/ある、新年の挨拶 

二部 半月に
風景/Kに起こったこと/ある郵便配達人の話/ネコ男/
私たちがきれいだと言われた時/鼻クソの話/
見知らぬ人に書く手紙

三部 十五夜の月に
シカを捕まえるって?/人生修行/私が子どもだった頃も/ 
Yがどうしてタバコをやめたか知っている人は?/
サンチュの種を蒔かなくちゃ/エスプレッソ

四部 つごもりの月に
や〜らなきゃ帰ると思うてか〜 そ〜う言えばくれると思うてか〜/ 
春の雨降る日/QとA/彼のために/海辺の郵便局にて/
花梨の木を守る/愛すべきおばあさんたち

作家の言葉 
訳者あとがき

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