出版社 : アスペクト
リックは魔韻の書の秘密を解きあかせるのだろうか。『リルガミン冒険奇譚』でおなじみの竹内誠がついに長編ファンタジー小説で登場。不思議な力を秘めたブレスレットと魔韻の書をもった青年戦士リックはカルスクの街でフィオナとアルウィンの兄妹を助ける。彼らの館に招かれたリックは、王位継承権争いに巻き込まれ、雪竜の鱗を取るため山へと向かうことになる。リックの祖国を滅ぼしたヴァリナーが魔韻の書をねらってリックの前に立ちはだかるのだが…。
南洋に浮かぶ孤島で夕季が見たものはー。時は1943年夏、日本軍の暗号解読に成功していた連合軍は、要人を乗せた日本軍機が飛び立ったことを知るとすぐさまそれを追撃した。撃墜された日本軍機に同乗していたのは可令官の父を訪れていた少女、夕季であった。不時着から夕季を助け出したのは、南洋に浮かぶ謎の孤島に住む少年、ベン。その島とは。そして夕季が見たものは。エンターテイメントの鬼才、水城雄が放つ冒険SFの会心作。
時は22世紀。人類は反物質エネルギーの軍事転用に成功し、未曾有の最終兵器である対消滅炉を創り出していた。ところが、ふとしたきっかけで対消滅炉は誘爆を起こし、地球は大陸を失い、小さな島々を残すのみとなる。事件の背後に潜むのは、地球の支配を目論むゾルゲフ大帝。地球解放軍の若き司令官エリックは、劣勢ながらも敢然と征服軍に立ち向かうのだが…。地球の命運やいかに。
ついに大野木寛が冒険文庫に登場だ。ギャグ、ギャグの嵐、嵐なのだ。テンポのいいギャグは大野木寛ならではの面白さ。銀河の鉄人、大宇宙の剣侠児。ジャスティン・ザ・ロケッツを中心に巨乳を持つネエちゃんたちが崑崙山を目指して繰り広げる冒険の数々。変なキャラたちの変なギャグはこの世知がない世の中のビタミン剤となっておおいに笑わせてくれるはず。
ガウロンドラバス帝国からの脱出に成功したライジィ、プリム、ローエン、アーティカの4人は、圧政をしく皇帝ラーケンに反旗を翻すべく立ち上がった。反帝国軍とともにリグマハーン大陸をゆくプリムたちを待ち受けるものは何なのか。これまで描かれることのなかった、ワースの神話の時代を記した『神聖刻記ブリーダーズ・ワース』が、ここに堂々の完結を迎えようとしている。
冒険者が憩う街、リルガミン。この街では、カント寺院やギルガメッシュの酒場が彼らを優しく迎えてくれる。ボルタック商店では二百年生きているともいわれているドワーフのおやじとホビットのケズンが仲良く店番をしながら、楽しい冒険奇譚を聞かせてくれる。ウィザードリィファンならずとも、迷宮探検をおおいに満喫できる。全6話を収録した書き下ろし短編集。
ファン待望『真・女神転生エル・セイラム』の第二巻。岳玲子と太宰春子を中心にして起こる奇怪な出来事の数々は、バール神に選ばれた石川安奈が引き起こしたものだった。しかし、玲子も春子も、自分のまわりで起こる惨劇や悪魔との戦いに翻弄され、安奈の背後にいるバール神の存在や、自分の転生に気が付いていない。玲子・春子たちに、どんな未来が待ち受けているのだろうか。
話題のメディアミックスゲームの小説版が登場。しかも通常のノベライズと違い、ゲームシナリオに小説的な描写をプラスしたという新感覚のシナリオノベルなのだ。あくまで小説でありながら、しかもゲームの雰囲気をそのまま味わえるという画期的な作品といえよう。
イース世界の壮大なる歴史絵巻がダイナミックに展開される。かつてセルセタの地には天地のごとき有翼人が住んでいた。そこには今よりもはるかに発達した文明が栄えていたという。有翼人の唯一の末裔エルディールは、闇の三人衆に操られ、古代の大いなる力の復活を企んでいた。それを知ったアドルは、セルセタの危機を救うため、古えの救国の英雄レファンス公の加護を受け、樹海の底に眠る古代都市を蘇らせる…。イースIV、ここに完結。
紅い髪の勇者アドルの活躍で、世界には平和が蘇ったかに見えた。人々が安寧に浸る中、アドルは瓶詰めの手紙を手に入れる。そこにはセルセタの危急を報せる古代文字がしたためてあった。黄金伝説の眠る樹海の国セルセタに向かったアドルは、古代有翼人の末裔エルディールと闇の一族の、世界征服の野望に巻き込まれていく…。謎に包まれたイース世界の歴史が、いま明らかになる。
ティエン・ガ大陸の南東部に位置するソンツェン・セシ合従国の港町ユナン。その一角に“国土横断を成功させよう”というスローガンを掲げた、何やら怪しげな建物があった。そこでは蒸気機関を用いた飛行機を研究しているというのだが…。技術士のシュゲンを筆頭に、息子のシャハン、黒騎士のジエたちが大空へと挑戦する六覇国伝第2弾。人魚蛟司の筆がますます冴えわたるのだ。
人気ゲームの『ウルティマ』がついに冒険文庫に登場だ。美しく、強いヒロイン・シャロンに魅せられるはず。アバタール(八つの徳を究めし聖者)となったシャロンは何者かに導かれ、ふたたび異世界ブルタニアを訪れることとなる。アムリック男爵の娘アリエルを救うべく、アビスに旅立つのだった。彼女は襲いかかる幾多の敵に立ち向かいながら、アリエルを探し求めるのだが…。
天狗党に占拠された故郷のジパングを救うため、冒険者養成学校セルファーの女生徒サラスは、戦士科の仲間たちとともに冒険の旅に出た。魔法士科やメカ召喚士科の少女たちも巻き込んで、サラスたちのパーティーは天狗党を倒すことができるのか。マイクロキャビンから発売された同名のパソコンゲームを、アクションたっぷりにノベライズ。
砂航船、それは風によって海原を渡るかのように進む船。美少女パレスティンの運命は、その砂航船が高貴な軍船と出会ったときに大きな変転をした。輝きの王子イスファヴァルの愛、そして闇の王子アニューダルの魔手。彼女の出生に秘められた謎とは…。テーブルトークRPG、メイルゲームで好評の『アラベスク・ファンタジー』に材を得たファンタジー小説の傑作ここに誕生。
魔術にかわって蒸気機関が発達したティエントウ王国を舞台に、史上初の映画の撮影が行なわれていた。指揮するのは天才技術師リュミエン、主演女優は美しき歌姫ウケイ。そこには古代魔術の産物である魔人を目覚めさせ、彼らの主人となったセイガの姿もあった。撮影をつうじてウケイに恋心を募らせるセイガ。ライバルのロシュウ王子をまじえ、恋あり冒険ありの青春物語がはじまる。
地上の国エステリアから、遥か昔に分かたれたという天空の国イース。伝説は本当だった。イースは実在したのだ。しかしそこは魔物の脅威にさらされていた。神殿の奥深くにひそむ魔帝ダームが、イースとエステリアの両方を手に入れんとしていたのだ。イースに昇り着いた紅い髪の勇者アドルは、魔帝を倒すため魔法の力を身に付けて闘いに挑む。興奮のイース2、待望のノベライズ化。
スーパーコンピュータがイメージ処理するネットワークの奥深く、システムを設計した“教授”が眠っている。彼を覚醒させるべく、コンタクトステージへとアクセスする美緒たちイメージ・オペレーター。しかし彼女たちを待ち受けていたのは、悪意に満ちた罠であった。自らを毎日のようにネットワーク空間に遊ばせる、水城雄が描き出した電脳小説の決定版。