出版社 : イースト・プレス
高校生の馨は、保健室の先生で大財閥の三男、貴継とこっそり新婚生活満喫中。予知夢の能力を持つ貴継が、ずっと出逢える日を待っていて、強引なアプローチの末めでたく結ばれた二人。そんな激甘カップルが、貴継の重要なお勤め…予知夢の儀式のため、実家である松岡家のお屋敷で夏休みを過ごすことになった。そこには馨の存在を疎ましく思う長男一家が暮らしていて、馨は兄嫁から嫌がらせを受けるハメに…。
「どんな代物でも運ぶ」がウリの運送会社“ベルフェル”。そこの社長兼唯一の社員であるライアのもとに、とある依頼が舞いこんだ。それは、女性ひとりと大型犬一匹を田舎町まで送り届ける簡単な仕事、のはずだったのだが…。その女性、アリスには驚きの秘密があってー!?ライアは彼女を無事に目的地まで送り届けることができるのか。謎を秘めた可憐な少女と、女好きな“運び屋”が織り成すスタイリッシュ・ファンタジー。
身分階級、富者と貧者、主人と奴隷。当たり前のように不平等が存在した、近代ヨーロッパ。現代にも通じるこれらの問題はいつ、どのようにして起こり、正当化されていったのか…?専制政治の矛盾を考察し、本来の自由な存在としての、人間の不平等を解決するための社会の在り方を提唱した、政治哲学書を漫画化。
人とは異なりながら、人の世に順応して生きてきた一族“鬼”。女が忌まれないという彼ら一族は、母体に眠る女児に印を刻み、その娘が16歳になると花嫁として鬼ヶ里へ迎え入れることをならわしとしてきた。鬼ヶ里を離れのんびりと学生生活を送っていた士都麻光晴は、休暇を使って一人温泉旅行へと出かけ、旅先の森で美しい少女に襲われる。見事な黒髪、華奢な肢体、射るような黄金の瞳ー去来する記憶に動揺する光晴。そして、少女の口から語られた意外な過去とは…。
元警察官で探偵事務所を営む柚岐村。同じマンションに写真スタジオを開いたカメラマンの狩谷からある女性の捜索を依頼され、一度は断ったのだが…数日後、偶然にも互いに同じ性癖であることが知れ、柚岐村は口封じの意味もこめて狩谷を誘惑する。先輩刑事との辛い過去を持つ柚岐村は、次第にこの正体不明の男に興味を惹かれ…やがて束縛しあわない大人の関係が始まったが…。
古代の言葉で「楽園」を意味する王都ドラ。カンナはそこで王立騎士団員を目指し、日々努力を重ねていた。入団試験の対策は万全、実力も充分。しかし年に一度の試験では、なぜか毎回毎回思いもよらぬトラブルに巻き込まれ、受験できずにいた。次こそはと意気込むカンナは、四度目の試験を一ヶ月後に控えたある日の夜、衰弱し、行き倒れていた謎の美少年・シンクを拾う。間近に迫る試験のことを気にしつつ、しかし誰かに追われている様子の彼を放っておけないカンナだったが、シンクは彼女の善意を疑って…。
「忠龍会の華」と称えられる美貌と商才に恵まれた忠龍会緒方組の組長、緒方は、若頭、江島の恋情に気づきながらもそれを無視し続けてきた。ある夜、深酒の勢いで緒方は江島を誘い、抱かれる。揺らぐ主従の絆。江島との口論の末、緒方は不慮の転落事故で記憶を失くしてしまう。神社で神主となった身元不明の男と彼を助けた親切な会社員として、二人は新たに出逢い、燃えるような恋に落ちていくのだが…。
伴侶である塔眞一族の三男、貴礪とともにミステリーツアーに参加した元骨董商の凌。行く先も行程も知らされないまま、豪華な皇帝列車に乗って大陸をひた走る旅ー二人は、五十時間以内に「唯一の宝石」を探せというゲームに加わるのだが…。そんな客たちの中に貴礪の大学時代の友人や元恋人などもいて、彼の過去が気になる凌で…。果たして「唯一の宝石」探しの秘密とは…?惑溺のラブトレイン。
ユーナへの抑えられない想いを自覚するアシュート。しかし、彼女が消えてしまう日は間近に迫ってきていてー。身代わり聖女の王宮ファンタジー、最高潮第3巻。
「光あれ」神の一言で世界ははじまった。天地創造ののち、神は男女一組の人間を造り上げた。月日は流れ繁栄を極めた人間は次第に神の栄光を忘れ、傲慢になっていく。そして神はついに人間を滅すことを決意する。世界でもっとも多くの人に愛され続み継がれている宗教書・歴史書を漫画化。『新約聖書』と併せてお読みください。
世界宗教とも呼ばれ、世界一の信者教を抱えるキリスト教の聖典のひとつ『新約聖書』。そこには、神の子イエス・キリスト(救世主)の生涯や、人々を「神の国」へと導くための、さまざまな言行と奇跡が記されており、キリスト教の教えの中軸として2000年以上もの間、世界中で読み継がれている。その世界最大の聖典を漫画化。
世界でもっとも信者が多く、『聖書』を教典にさまざまな地域で信仰されるキリスト教。しかし、その教典の裏には、一神教の矛盾と人々に及ぼす悪影響、そして「聖なるウソ」が隠されているという。キリスト教を信じて疑わぬ西洋人に、ひとりの老人が立ち向かう…!現代でも多くの論争を呼び、西洋文化の発展と繁栄の裏側をも暴きだす、ニーチェの問題作を漫画化。
プロヴァンヌの城壁を模した降矢木家の館「黒死館」。この館に住まう人たちを陰険朦朧たる怪事件が次々と襲う。刑事弁護士である法水麟太郎は、神秘思想・占星術・心理学・暗号学など多岐にわたる西洋知識を駆使し黒死館の謎にせまる。日本三大奇書のひとつに数えられ、「アンチミステリー」といわれる小栗虫太郎の代表作を漫画化。
貧乏な大学生、類はある日突然、大企業アマノグループの社長の隠し子で正式な後継者だと言われ、呆然としているうちに会長秘書兼ボディーガードの戸上に住み込みでお世話をされることに…。男っぽく整った容貌に鋭い目つき…第一印象最悪な戸上だったが、四六時中守られているうちに意外な優しさに気づく類。そんな折、グループの創立記念パーティーで最初の事件が…。
亡国の王子・アカムの謀略で、危機に陥ったカガール帝国。その若き皇帝・サジエルの妃となったカナエは、不思議な力で帝国を救う。だがそれは、カナエが危険に直面するたびに発動する、命を削る恐ろしい力ー。そのことを知るサジエルはカナエの行動を制限し、王宮で穏やかに過ごさせようとする。一方サジエルの力になりたいと願うカナエは、その処遇に不満を感じ…。オリジナル恋愛小説サイト「アエカナミ」の大人気作品、書き下ろし第3巻。
凛はOA機器メーカーの営業マン。二年前、事故に遭い数年間の記憶を失ったが、今は傷も癒え仕事にも復帰した。そんな凛のもとにある晩、一人の青年が…。彼は天界の人生管理局の稀律士で、凛の「いいこと貯金」が満期になったので利息として三つの願い事ができると言う。昔飼っていた大型犬とどこか似ているその青年、ハナと契約期間の三ヶ月を一緒に過ごすことになった凛だが…。
弁護士の室町はある日、愛人だった大企業の社長から慰謝料を取ってほしいという青年の依頼を受けたのだが…相手側の顧問弁護士は家を飛び出したきりの義理の息子で、今やTVでも人気のやり手イケメン弁護士、千芳史だった。十年前、高校を卒業したばかりの彼との間に起きた…記憶の底に沈めたあの出来事が、室町の胸に蘇り…。一方、厄介なクライアントには意外な素顔が…。背徳に縁どられた熱き想い。