出版社 : グループSNE
いま話題の「全員が容疑者となり、自らの秘密を隠しつつ、手に入れた情報から犯人を見つけ出す」推理ゲーム、“マーダーミステリー”。 グループSNE/cosaicがKADOKAWAとタッグを組んだ「Mystery & Adventure Box」シリーズとして2023年1月に発売された『八月のタイムマシン』を小説化! 『ご町内のみなさま、おはようございます。本日は夏祭りの開催日ですーー』 町内放送が響く中、幼なじみである6人の男女が商店街にある喫茶店で数年ぶりに顔を合わせた。リーダー格の柏木琉青が言う。「今夜、直墨が殺される」 彼は同じく幼なじみである新堂直墨の死を目の当たりにし、彼の屋敷の地下にあるタイムリープ装置を起動し、12時間前である「今」へ戻ってきたという…… 舞台は携帯電話やインターネットが普及する前の地方都市。同じ過去を共有する若者たちが、「これから起きる幼なじみの死」を防ぐため、タイムリープをくり返すことで事件の真相に迫る! SFになじみのない方でも問題なく楽しめる青春ミステリー作品。ちょっとノスタルジックな世界観、輝いていた過去への郷愁などを、ぜひお楽しみください。
ゾンビウイルスが、世界を変えたーー。 突如として発生したパンデミックにより文明は崩壊。わずかな生存者が暮らすショッピングモールに連れてこられた「私」は、なんと記憶を失っていた。 「私」とともに発見された白衣の男は、「抗体が見つかった」「希望を、安全圏へ」と告げたのちに、何者かに殺害されてしまう。 各地で続発する「ゾンビ信奉者」たちによる襲撃事件。謎の絞殺魔の噂。失踪した生存者。夜な夜なモール中に響き渡る謎の歌声……。殺人犯はだれなのか? 不可解なできごとの真相は? そして、「私」はいったい何者なのか……? TVアニメ化も果たしたMPB(ミステリー・パーティ・イン・ザ・ボックス)シリーズの名作、『マーダーミステリー・オブ・ザ・デッド』の小説版が登場! 原作の基本的なストーリーはそのままに、群像劇として展開するマーダーミステリーを「一本道の物語」として再構築。「調査」「議論」「投票」など、原作ならではの要素も存分に堪能できる。原作ファンはもちろん、未プレイだけれども原作の魅力を肌で感じたい、マーダーミステリーの雰囲気を味わってみたいという方にもおすすめ。 マーダーミステリーならではの不安感と緊張感、そして快感をぜひご堪能ください。
ゲームブックの「ファイティング・ファンタジー(FF)」シリーズ、テーブルトークRPGの「アドバンスト・ファイティング・ファンタジー(AFF)」の舞台として、数多の人々を惹きつけてきたタイタン世界における〈悪魔の3人〉の対立を描いた物語です。 主役となる悪役は、ゲームブック『モンスター誕生』のザラダン・マー、『バルサスの要塞』のバルサス・ダイア、『火吹山の魔法使い』のオルドラン・ザゴールの3人。 一方、主人公役の騎士ダークメイン、相棒(従者)の異種族チェルヴァー、百戦錬磨の傭兵/盗賊/暗殺者マントラッパーらがいかにものパーティを組み、謎の美女予言者リッサミナが絡みます。 まさしく、一大戦乱絵巻の英雄譚。 ゲームブックファンのみならず、ファンタジーRPG好きの人ならたまらない魅力にあふれたこの小説で、タイタン世界の奥深さに触れてください。 2021年7月には「火吹山の魔法使い」、初邦訳の「火吹山の魔法使いふたたび」をはじめ、FFゲームブック5冊が一挙に復活します(SBクリエイティブ社)。小説『トロール牙峠戦争』はまさにこのゲームブックセットへの橋渡しでもあるのです。