出版社 : リフレ出版
この世はジゴクこの世はジゴク
41歳独身の藤盛幸一は何もかもうまくいかない人生に嫌気がさし自殺を決意。10階建てマンションから飛び降りようとした瞬間、後ろから誰かに引っ張られ一命を取り留めた。そこに立っていたのは見知らぬ少年。その時、幸一は一冊のノートを渡された。表紙には『この世はジゴク』と。中学生コンタの正体は?そして幸一の運命は?
時空の波紋時空の波紋
脳神経外科医である幸司は、愛する妻が交通事故で脳死状態になる。自己像幻視であるドッペルゲンガー患者から、タイムリープするヒントを得た幸司は、妻を助けるために、天文学者である義父の力を借り、惑星を利用して時空を飛び超える決心をする。
ルターの蚤ルターの蚤
天地激震につき動かされ、逆にその激動をつき動かした天才たち、なに、別の視点から覗けば、ただの凡庸凡俗の類いかも知れずといわばいえ、確かにわれわれの手に宝玉をもたらしたあえかなる謎にあらん。その行方に押し迫った一大絵巻がこの物語。細部にこそ神宿らんとばかり、E.W.ハイネは事実に徹し、観察と洞察を重ねて峻厳に腑分けする。