出版社 : 三和書籍
シリーズ第2巻「マッチ売りの少女」は、表題作のほか、「雪の女王」「モミの木」「雪だるま」「年とったカシワの木のさいごの夢」「影」「カラー」「いいなずけ」「とびくらべ」の9篇を収載している。なかでも「雪の女王」は、アンデルセンの代表作の一つで今でも多くの人々に愛されている名作。また「影」は、数ある作品の中でも異彩を放つ大人の童話である。主人公の学者が自分の影に乗っ取られ、やがて恐ろしい結末が訪れる。切なく美しい物語からミステリアスな物語まで、多彩なアンデルセン童話が堪能できる一冊。 マッチ売りの少女 雪の女王 モミの木 雪だるま 年とったカシワの木のさいごの夢 影 カラー いいなずけ とびくらべ
吉川英治の超大作!「三国志」の第9巻「出師の巻」を収載。 大筋は中国明代の羅貫中『三国志演義』に沿いつつ、人物描写は日本人向けに大胆にアレンジし、今日までの日本における三国志関連作品へ多大な影響を及ぼしている。 第9巻は華佗の関羽治療から、孔明の第一次北伐出陣までを描いている。 骨を削る 建業会議 呂蒙と陸遜 笠 荊州変貌 鬢糸の雪 月落つ麦城 蜀山遠し 草喰わぬ馬 国葬 成都鳴動 梨の木 曹操死す 武祖 七歩の詩 私情を斬る 改元 蜀また倣う 桃園終春 雁のみだれ 呉の外交 この一戦 冬将軍 尉霊大望 一書生 白帝城 石兵八陣 孔明を呼ぶ 遺孤を託す 魚紋 蜀呉修交 建艦総力 淮河の水上戦 南蛮行 南方指掌図 孟獲 輸血路 心縛 孔明・三擒三放の事 王風羽扇 毒泉 蛮娘の踊り 女傑 歩く木獣 藤甲蛮 戦車と地雷 王風万里 鹿と魏太子 出師の表
シリーズ第1巻「人魚の姫」は、表題作のほか、「眠りの精」「みにくいアヒルの子」「野のはくちょう」「アヒルの庭で」「コウノトリ」「ナイチンゲール」の7篇を収載している。「人魚の姫」「みにくいアヒルの子」などの代表作の他に、「野のはくちょう」は、白鳥に変えられた11人の王子を妹のエリーザの献身的な愛で救う物語など、100年以上読み継がれ今でも多くの人々に愛され続けている名作揃いの一冊。 人魚の姫 眠りの精 みにくいアヒルの子 野のはくちょう アヒルの庭で コウノトリ ナイチンゲール
吉川英治の超大作!「三国志」の第8巻「図南の巻」を収載。 大筋は中国明代の羅貫中『三国志演義』に沿いつつ、人物描写は日本人向けに大胆にアレンジし、今日までの日本における三国志関連作品へ多大な影響を及ぼしている。 第8巻は曹操が魏公に昇ってから、関羽が樊城で于禁らを捕らえるまでを描いている。 日輪 上・中・下 酒中別人 魏延と黄忠 短髪壮士 落鳳坡 破軍星 草を刈る 金雁橋 西涼ふたたび燃ゆ 馬超と張飛 成都陥落 臨江亭会談 冬葉啾々 漢中併呑 剣と戟と楯 遼来々 鵞毛の兵 休戦 柑子と牡丹 藤花の冠 神卜 正月十五夜 御林の火 陣前公用の美酒 敗将 老将の功 絶妙好辞 一股傷折 趙子龍 次男曹彰 鶏肋 漢中王に昇る 烽火台 生きて出る柩 関平 七軍魚鼈となる
シリーズ第7巻「瘋癲老人日記」は、谷崎潤一郎の長編小説。77歳の老人・卯木督助は、息子の嫁・颯子に性的魅力を感じている。老人の欲望は、颯子の足に踏まれたい、その足の型で仏足石を作りたいなど、徐々にエスカレートしていく。老人の姓を描いた谷崎晩年の傑作。 瘋癲老人日記 佐々木看護婦看護記録抜萃 勝海医師病床日記抜萃 城山五子手記抜萃
吉川英治の超大作!「三国志」の第7巻「望蜀の巻」を収載。 大筋は中国明代の羅貫中『三国志演義』に沿いつつ、人物描写は日本人向けに大胆にアレンジし、今日までの日本における三国志関連作品へ多大な影響を及ぼしている。 第7巻は赤壁の戦いから、孫夫人が呉に戻るまでを描いている。 降参船 赤壁の大襲撃 山谷笑う 功なき関羽 一掴三城 白羽扇 黄忠の矢 針鼠 柳眉剣簪 鴛鴦陣 朝の月 凛々細腰の剣 周瑜・気死す 文武競春 荊州往来 鳳雛去る 酔県令 馬騰と一族 不倶戴天 渭水を挟んで 火水木金土 敵中作敵 兵学談義 蜀人・張松 孟徳新書 西蜀四十一州図 進軍 鴻門の会に非ず 珠
シリーズ第6巻「鍵」は、谷崎潤一郎の長編小説。夫婦がお互いに読まれることを前提にして書いた日記形式の小説。盗み読みされているのか、いないのか、疑心暗鬼になりながらも書くことを止めない。むしろ、読んでいて欲しい。夫婦のさまざまな駆け引き、思惑が日記の中だけで語られていく。谷崎の代表作の一つである。
吉川英治の超大作!「三国志」の第6巻「赤壁の巻」を収載。 大筋は中国明代の羅貫中『三国志演義』に沿いつつ、人物描写は日本人向けに大胆にアレンジし、今日までの日本における三国志関連作品へ多大な影響を及ぼしている。 第6巻は孔明の出蘆から、東南の風を祈るまでを描いている。 出廬 呉の情熱 鈴音 蜂と世子 臨戦第一課 許都と荊州 新野を捨てて 亡流 母子草 宝剣 長坂橋 一帆呉へ下る 舌戦 火中の栗 酔計二花 大号令 殺地の客 狂瀾 群英の会 陣中戯言なし 覆面の船団 風を呼ぶ杖 一竿翁 裏の裏 鳳雛・巣を出ず 竹冠の友 月烏賦 鉄鎖の陣 孔明・風を祈る 南風北春
シリーズ第5巻「猫と庄造と二人のおんな」は、一匹の猫・リリーを中心に、猫を溺愛している男・庄造と二人のおんな・品子と福子の三者三様の思惑が絡み合う軽妙な心理コメディの傑作。谷崎潤一郎といえば官能的な小説で知られているが、犯罪小説、推理小説の面でもパイオニア的存在である。なかでも「金色の死」は、江戸川乱歩の「パノラマ島綺譚」に影響を与えたとされる怪奇的幻想小説。ほか短編2篇「私」と「途上」を収載。 猫と庄造と二人のおんな 私 金色の死 途上
吉川英治の超大作!「三国志」の第5巻「孔明の巻」を収載。 大筋は中国明代の羅貫中『三国志演義』に沿いつつ、人物描写は日本人向けに大胆にアレンジし、今日までの日本における三国志関連作品へ多大な影響を及ぼしている。 第5巻は関羽千里行から、三顧の礼・隆中対までを描いている。 関羽千里行 五関突破 のら息子 古城窟 兄弟再会 于吉仙人 孫権立つ 霹靂車 溯巻く黄河 十面埋伏 泥魚 自壊闘争 邯鄲 野に真人あり 遼西・遼東 食客 檀渓を跳ぶ 琴を弾く高士 吟嘯浪士 軍師の鞭 徐庶とその母 立つ鳥の声 諸葛氏一家 臥龍の岡 孔明を訪う 雪千丈 立春大吉
シリーズ第4巻「蓼喰う虫」。谷崎潤一郎の私生活を反映した問題作。妻・美佐子には愛人があり、夫・要は勝手気ままに外人娼婦を漁っている。夫婦関係はとうに破綻しているが離婚に踏み切れないでいる。美佐子と要が離婚を決断できない理由とは…。夫婦間の繊細な心理描写を丁寧に描いた谷崎の中期・成熟期を代表する作品。 蓼喰う虫 その一 その二 その三 その四 その五 その六 その七 その八 その九 その十 その十一 その十二 その十三 その十四
吉川英治の超大作!「三国志」の第4巻「臣道の巻」を収載。 大筋は中国明代の羅貫中『三国志演義』に沿いつつ、人物描写は日本人向けに大胆にアレンジし、今日までの日本における三国志関連作品へ多大な影響を及ぼしている。 第4巻は呂布の滅亡から、関羽が曹操の下を辞するまでを描いている。 煩悩攻防戦 破瓶 白門楼始末 許田の猟 秘勅を縫う 油情燈心 鶏鳴 青梅、酒ヲ煮テ、英雄ヲ論ズ 雷怯子 兇門脱出 偽帝の末路 霧風 一書十万兵 丞相旗 鬮 不戦不和 奇舌学人 雷鼓 鸚鵡州 太医吉平 美童 火か人か 小児病患者 玄徳冀州へ奔る 恋の曹操 大歩す臣道 破衣錦心 白馬の野 報恩一隻手 黄河を渡る 燈花占 風の便り 避客牌
シリーズ第3巻、表題作の「陰翳礼讃」は、まだ電灯がない時代の西洋の文化と日本の文化の陰翳に対する考え方の違いを建築、照明、紙、食器、能や歌舞伎の衣装の色彩など、多岐に渡り考察している。 「吉野葛」は、大和の吉野を舞台に歴史小説を書くために旧友を訪ねる。吉野に伝わる風物や伝説などが感じられる作品。「蘆刈」と共に、谷崎中期の傑作を収載。 陰翳礼讃 吉野葛 蘆刈
吉川英治の超大作!「三国志」の第3巻「草莽の巻」を収載。 大筋は中国明代の羅貫中『三国志演義』に沿いつつ、人物描写は日本人向けに大胆にアレンジし、今日までの日本における三国志関連作品へ多大な影響を及ぼしている。 第3巻は献帝の長安脱出から、下邳の戦いまでを描いている。 巫女 緑林の宮 改元 火星と金星 両虎競食の計 禁酒砕杯の約 母と妻と友 大江の魚 神亭廟 好敵手 小覇王 日時計 名医 平和主義者 花嫁 馬盗人 胡弓夫人 淯水は紅し 陳大夫 増長冠 仲秋荒天 空腹・満腹 梅酸・夏の陣 北客 健啖天下一 黒風白雨 奇計