出版社 : 吉川弘文館
宮本武蔵の読まれ方宮本武蔵の読まれ方
剣豪・宮本武蔵を描いた吉川英治の戦前の小説は、戦後もなお大衆文学として愛読されてきた。人びとはその生きかたに何を求め続けてきたのか?小説『宮本武蔵』の魅力に迫り、そこに映し出される日本文化を読み解く。
平安朝漢文学の開花平安朝漢文学の開花
弘法大師空海と菅原道真こそ、平安朝初期漢文学のピークに立つ存在である。本書は、わが国の美意識を深め、その振幅を広めたこの両詩人の真髄を唐代文学とのかかわりの視座から追求した。敦煌資料などを駆使し、白話詩、変文・変相・疑経など、従来扱われなかったジャンルとのかかわりも考察。著者の文芸に関する平易で知的なエッセイも興味尽きない魅力がある。
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