出版社 : 学陽書房
非行少年と更生保護司の格闘物語!今日的問題の核心に迫り、家庭、学校、社会に問いかける迫真の話題作!この物語は、二十五年に渡って非行少年達の更生に尽力してきた、1人の気骨ある保護司をモデルにして書かれたものである。人物、地名、事件の内容等はすべてフィクションであるが、実際にあったさまざまな出来事をヒントに書かれたものである。
三好三人衆の謀叛。兄の将軍義輝は自害し、弟周〓@51AB@は殺され、母慶寿院も火死。仏門二十六年の覚慶(後の足利十五代将軍・義昭)の悲劇はここからはじまる。-還俗し、なぜ将軍位につこうとしたのか。なぜ生き恥さらしてまで将軍位に執着したのか。侍女ぬいのこまやかな女心のあやなす口伝をとおして義昭像に迫る叙情的歴史小説。
元禄の好景気に浮かれた経済から低成長経済へ、時代の転換を直視し、さまざまな政策や組織の活性化と改革の先例を打ち立て、つぎつぎに成功させていった幕府中興の名将軍吉宗の、目前の困難に果敢に立ち向い、「心の赤字」の克服と、「日本の心」を取り戻していった姿を描く。
“愛”の一文字を兜の前立に掲げ、戦場を疾駆した男・直江兼続。知略の限りを尽くし、主君景勝を補佐して乱世を生きぬき、のちの上杉鷹山に引き継がれる領国経営のもとをつくった戦国随一の知謀と信念の男の生涯を描く。
東西呼応して家康を撃つ。関ケ原合戦における石田三成との密謀の裏には、直江山城守兼続の大いなる賭けがあった。処世にあけくれる上方政権を見限り、東北に独自の「王国」を築こうとした名将兼続の壮大な構想とロマン…。新しい視点で描き出された時代小説の傑作。
灰の国はいかにして甦ったか。九州高鍋の小藩から養子に入り、十七歳で名門上杉家の藩主の座についた治憲は、自滅か藩政返上かの瀬戸際にある米沢十五万石を再建すべく、冷メシ派を登用し改革に乗り出す。藩主や藩のために領民がいるのではない、との考えのもとに人びとの心に希望の火種をうえつけてゆく…。
重役の反乱を克服し、家臣や領民一人ひとりの共感をかちとりながら、地域と人を活性化してゆく鷹山の経営手腕とリーダーシップのすべて。“最も尊敬する日本人はウエスギ・ヨウザン”と、かつてケネディ大統領が語ったように、「愛と信頼の政治」を貫いた鷹山の不撓不屈、信念の生涯を描く。