出版社 : 山手書房新社
女の性典女の性典
モグラは最高の性を満喫する動物だという。同窓会で会った旧友の余りの若々しさやはつらつとした姿。それは性の歓びからという「性至上論」を聞き、美沙は、性に開眼する。夫にその性の至理を求め、遂に死に至るまで究極の性を満喫するモグラ以上の性技を会得する。
男の性典男の性典
数々の性遍歴を重ねた大作は、「人見悟空」となって泣く泣く大作に従った、華族出身の冷ややかな妻妙子に、「女房に惚れられないような男は男じゃない」と言われた。そこで大作は、夫婦愛を得るためにあらゆる努力を重ねる。
認められぬ病認められぬ病
人は苦悩に耐えていかに生きるか、その一つの道がここに示されている。本書は著者自身の惨憺たる闘病経験を通して、現代の医療界にしみついている危険な体質に対する根源的な問いかけをしている。
ムルマンスクの炎ムルマンスクの炎
ペレストロイカのソ連の素顔。伝統の都レニングラードの「海軍の家」と北極海を臨む軍港都市ムルマンスク。両市を舞台に国家と愛の狭間で揺れる主人公ネリー。これは著者の実体験をもとに描かれた波瀾万丈の物語である。
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