出版社 : 文芸社
「たとえ世界が滅びようともおまえを救いたい!」人間はすべて魔界の兵士となるべく生み出された異世界で高校生リツが巻き込まれる血と裏切りのドラマ。今、天界vs.魔界の壮絶な戦いが幕を開ける。
ある町で不可解な連続怪事件が起きた。新聞社に勤める雅輔は、先輩の万華、捜査主任の鳥居警部補と共に事件解決に乗り出す。その事件に「魔」の匂いを嗅ぎつけた雅輔はついに「能力」を発動させる。
幸せという花は、心の中にしか咲かない-仕事の成功、豊かな暮らし、恋愛の成就、人はそれぞれに自分の思い描いた幸せを追い求めて苦しむ。本当の幸せとは、一体何なのか-「清雅物語」から3年新たな着想で新境地に挑む。
死ぬことは怖くなかった。だって何が起きても確実にわたしは死に至る。わたしは死ぬ。それだけは決まっているんだから、安心して。本当の死ってこういうこと…死に向かって生きる二十代を描いた長編小説。
生きよう。今日と明日を積み重ねて。いじめられた暗い記憶から逃れられない孤独な中学生、今日子の前に突然現れた、桃園先輩。彼女と心を通わせていくうち、今日子はある秘密を知るのだった…。心を固く閉ざしていた少女の「再生」を描く希望の中篇。
老博士の書いた純愛小説。パリ、ルーアン、モン・サン・ミッシェル等、美しい中世の面影の残る北フランスを舞台に、一組の男女の長い年月を経てもなお風化しない愛を描いたラブストーリー。他に短編2作品を収録。
深手を負い、記憶を失った青年クリスタを襲った犯人は…?血脈の業がもたらす悲劇の連鎖をアデリエンは断ち切れるのか?ミステリータッチの新しいファンタジー・ノベル。剣と魔法のファンタジーに食傷気味の人に贈る、剣と魔法のファンタジー。
終戦間際、木曾の山間に引っ越して来た九人家族の少年一家。貧しい生活の中、その少年と牛の「うめ子」との触れ合いを描く、「牛と少年」。ある山間の村で言い伝えられているかっぱのカワランビー。その村に住む子どもの友情と、カワランビーの意外な真実を描く、「カワランビー」。戦争末期、小学校三年生の幸吉は、ある田舎町に一家で疎開することに。戦時下の中でも儚く残る人間の優しさと、不条理を描く、「白い坂道」。昭和二十七年の岐阜東濃、高校生の幸吉と真二。二人は野鳥捕りに出かけることになるのだが…。人の不思議なつながりを描く、「鳥屋」。息子の戦死に疑問を持つおばばは、峠の茶屋を営む。明らかになる真実と壮絶な結末を描く、「霧降り峠」。裏金を持ち逃げし、山の中でロビンソン・クルーソーのように生きようとする男。知り合った村の少年「智」も追っ手に狙われる…「つちのこ」。ファンタステックな小説六編収録。
隠岐島に流罪となった後醍醐天皇が旅の途次、美作出雲街道近くのとある小さな村に逗留された。そこには帝も愛でたという壮麗な桜が今に残る。しかし、その桜には村の若い男女の悲しい恋の物語が…。
『解けない絆を』…それは、ボクの祈り。ボク達はいつも普通じゃない生活を求めてしまう。そんな生活は、大変なものである場合が多い。なのにボク達は、こんなにも強く望んでしまう-旅の終わりに訪れる始まりを求めて、ボク達は未来へと歩いてゆく。異世界で紡がれる友情-15歳の感性が光るSF小説。