出版社 : 文芸社
亜美は3人姉妹の長女。高校時代両親が離婚、妹は自殺し父は堕落していく。そんな境遇の中、亜美は絵画の制作に一筋の光を見いだすが…。愛と居場所を求めつつも、いつしか母を恨んで、その憎しみから、母や、愛した男に対しても亜美は背信行為にはしる。絶望的な最期を遂げる亜美だが、一筋の光を生み、残す。愛と骨肉の物語。
近未来社会。多発、複雑化する犯罪に対応しきれなくなった国際共同機構が特別組織、ICPO(国際民間警察機関)を設置した。厳しい審査を経てひとたび登録されれば、殺人さえも許可される。ICPOに登録された美女3人組が、今日も凶悪犯罪に挑む。10年前、一つの町がたった数日にして死の町と化した。「ホルヴィックの惨劇」。あれは事故だったのか、事件だったのか-。その全容を知る人物が容疑者としてあがり、『Junk Rabbits』のもとに逮捕依頼が舞い込んだ。その町の数少ない生存者の一人であるリアを巻き込んで、今、そのすべてが明かされる。
いとしい人にこの本を贈ると…愛の奇跡が起きる!恋をしている人、恋をしたことのある人、そして、素敵な恋をしたいと願う人のために。清らかな心の力を信じさせてくれる愛の寓話。
モデルになるために会社を辞めた里美。女優を目指す小百合。キャバクラで働く、流され大学生の杏奈。パリへの留学から帰国したスタイリストの千春。みんな迷いながら、自分の生き方を探してる。夢を追う女の子たちを応援する小説。
大学の映画学科に通うキャリーは、オシャレに無頓着なちょっと変わった女の子。おかげで、憧れの男の子は冷たく、勉強にも身がはいらないまったくついていない日々を過ごしている。そんなキャリーの前に無礼な一人の男が現れて、彼女の生活を翻弄し始めることに…。ハートはいいけど、見た目はイマイチ…な女の子の成長と恋模様をドラマチックに描くラブ&コメディ。
日本の教育はどこへ向かおうとしているのか?勉強しなかった者から進学先が決まってゆく現在の高校受験。そこには、さらなる格差社会・大いなる衆愚政治の予兆が潜む。現行の受験システムの中で揺れ動く教師、親、受験生。彼らの苦悩を克明に描いたドキュメンタリーノベル。
1945年8月6日。人類初の原子爆弾を投下された広島は、一瞬にして地獄と化した。戦争の早期終結の最終手段と信じ、任務を遂行するアメリカ軍。原爆投下の情報を入手し、人命救助のため水面下で奔走する人々。歴史的事実を踏まえ、そこに生きたであろうさまざまな立場の人々の、葛藤や人間模様を丁寧に描いた感動の物語。
男には不自由していなかった。男の人がつねに傍にいることこそが、勝ちの女なのだと。私はいつから、そう思うようになってしまったのだろう。詩集『刹那の谷 切なさに溺れて』の鮮烈デビューから1年。待望の長編恋愛小説第1弾。
白亜の豪邸に住む、オーナー経営者の夫、美貌の妻、テレビタレントの娘。セレブな家族が巻き込まれた殺人事件。セックスレス夫婦のW不倫による家庭崩壊の危機。人生に絶望した技術者が再び生きる希望を見出した真実の愛。真犯人はだれか?意外な結末とは?簡潔な文体と歯切れの良い展開でミステリーの醍醐味をお楽しみください。
「私はFタクシーの乗務主任で立花五郎と申します」元ヤクザのタクシー運転手が、仕事の上で会った人達が抱えるさまざまな問題や、遭遇した事件を解決する痛快アクション小説。
霊山・吉野の桜守と、大坂・堺の大店の娘。決して結ばれることのないふたりを繋ぐのは、吉野の山に咲き誇る満開の桜-。ひとりの男の命を懸けた愛の証。決してかなわぬあの女への想い。長年にわたる純愛を貫いた男女を描く、せつなくも美しい恋物語。