出版社 : 朝日新聞出版
アストラギウス歴7215年。2年の停戦の後、ギルガメス、バララント両星域軍は、再び戦火を交えようとしていた。ギルガメスの首星メルキアでは再徴兵が開始され、これに反対する勢力の鎮圧には、実戦テストを兼ねて新型A・Tが投入された。そのひとつ、桁外れのパワーと、青の騎士に対する異常な反応とで周囲を驚かせたW-1には、人類の運命を左右する恐るべき秘密が隠されていた。名作アニメ『装甲騎兵ボトムズ』のインサイド・ストーリーが復活!幡池裕行氏の挿画も完全収録!!
大戦再開を機に両陣営の人類を根絶やしにし、一型装甲兵士が生み出す新人類にアストラギウス銀河を支配させるーロリンザーの手で進められている、この恐るべき『メルキア騎士団計画』を阻止するために、ケインは軍基地を次々と爆破していった。だが、孤独な戦いを続けるケインの前に、究極兵器レグジオネータに搭乗するK’が立ち塞がる…。名作アニメ『装甲騎兵ボトムズ』のインサイド・ストーリーが復活!幡池裕行氏の挿画も完全収録!!
【文学/日本文学小説】江戸が明治に改まって20年。モダン銀座の派出所に勤務する巡査の滝と原田は、日々事件や相談事の解決に奔走する。だが実は二人の身辺には、江戸から残る妖たちが見え隠れして……。摩訶不思議で時々背筋がぞくぞくする、妖怪ファンタジー。
【文学/日本文学小説】女刑事・星野美咲が配属された「警視庁分室特別取締班」。相棒は、生物学者兼獣医であり、動物学的見地から推理を進める変人・鷹木晴人。ゴミ屋敷での殺人事件を調べる二人は、子供を産み続ける奇妙な女に不審を抱く。書き下ろし警察小説第1弾。
小規模なテロが頻発するようになった日本。実行犯たちは実生活では接点がないものの、一様に、冷たい社会に抵抗する“レジスタント”と称していた。テロに関わらざるをえなくなった、それぞれの人物の心象と日常のドラマを精巧に描いたエンターテインメント大作。
時は戦国時代。出雲の山奥で、幻の鋼づくりを代々継承してきた家の跡とり・伍介。乱世の中で己の無力を噛み締めた青年は、村を守る力を得るため、侍になるべく一人旅立つ。劇団EXILE・青柳翔主演、モントリオール世界映画祭で最優秀芸術賞受賞の映画を完全ノベライズ。
夜の公園で池に飛び込もうとする全裸の女。特命係の亀山薫が駆けつけたが、そこに女の姿はなかった。その代わり、池の中から頭蓋骨が見つかってしまう。幽霊の仕業?とても信じてもらえないと思いつつ、薫が冗談交じりに話してみると、杉下右京は並々ならぬ興味を示して…。
九州豊後・安見藩の女医である桑山伊都子は、目付方の椎野吉左衛門から藩重臣の佐野家一族の女たちを“生かす”よう命ぜられる。佐野家当主の了禅と一族の男子は藩主に叛旗を翻し、ことごとく上意討ちとなっていた。生き残った了禅の妻ら佐野家の女たちは白鷺屋敷に軟禁されており、伊都子は傷を負った者の治療も担っていた。佐野家の嫁や女中のなかに懐妊している女子がいるらしく、安見藩お世継ぎ問題とも関わりがあるようだ。やがて、死んだとされていた次男・千右衛門が生きているとのうわさが流れ、白鷺屋敷に烏天狗の面を被った曲者が忍びこむが、何者かに殺されてしまう。面の下から現れたのは…。
【文学/日本文学小説】杉下右京は休暇中のロンドンで、殺人事件の捜査に関与することになる。犯行時刻と思われる時間帯に、防犯カメラに映っていたのは奇術師だった。しかし彼は、そこから150・離れたバーミンガムでマジックショーを行っていた……。
【文学/日本文学小説】わずかな希望にすがりつき、治療を求める末期がん患者と、効果のない治療で患者を苦しめたくないと悩む若き外科医。現役の医師でもある著者が「悪い医者とは?」をテーマに真摯に取り組み、第3回日本医療小説大賞を受賞した感動の医療長編。
【文学/日本文学小説】昭和5年、帝都東京──。大衆文化は爛熟し、華族の醜聞が世間をにぎわせていた時代。宮内省「宗秩寮」幹部・御園尾男爵に飼われている藤巻虎弥太は、若き伯爵・石蕗春衝の素行調査を行うため屋敷に潜入するが、やがて「連続華族殺し」に巻き込まれていく。
失踪した公安刑事の行方を追うため、IT企業に潜入した特命係の二人は、社長の北潟の元に、人間の左腕が送られてきた場面に遭遇する。数日後、東京湾から、片腕のない男性の焼死体が発見され…。事件のかかわりを調べる右京と薫の前に、思いもかけない人物が立ちはだかる!
タンゴにしか興味がない孤独な殺し屋<ハムレット>。 その男に両親と弟を殺され、一人生き残った少女、ヒロミ。 ブエノスアイレスに住む唯一の肉親である日系二世の祖父に引き取られた少女は、家族の復讐を果たすため、人の殺し方とタンゴの踊り方を覚えてゆく。 「あの男を殺して、人生の一部を取り戻す」。それだけが彼女の生きる目的となった。 やがて彼女は<ロミオ>と名乗る凄腕の美しい殺し屋に成長する。 アルゼンチン軍事政権時代の暗黒の歴史を絡めた血塗られた復讐劇はどこへ向かうのか? 全編にちりばめられたタンゴという音楽とシェイクスピア作品への深いオマージュ、破滅へとひた走る狂気のような疾走感、切なく痛ましい殺し屋としての宿命。 ピアソラの「タンゴ・ゼロ・アワー」を暗殺者のための音楽として崇める殺し屋ハムレット。 タンゴのステップを踏むように踊りながら殺す、いかれた女殺し屋ロミオ。 東京とブエノスアイレスを舞台に、ロミオとハムレットの壮絶な闘いが幕を開けるーー。 読みはじめたら止まらない、圧巻のノンストップ・ジェットコースター小説! 美しく、激しく、そして息苦しいほどの切なさが胸を打つ、傑作ノワール長篇、誕生!
【文学/日本文学小説】井の頭公園で、胸に1/TTXと刻印されたパントマイマーの遺体が発見された。武蔵野署の白鷹雨音は捜査を進めるうち、数年前に未解決となった幼女誘拐殺害事件に辿り着くが……。「このミス」大賞受賞作家による、書き下ろし警察小説。
【文学/日本文学小説】国道246号沿いでバイクを利用したコンビニ強盗が連続発生、警視庁の覆面捜査チームトカゲに出動命令がくだる。IT捜査専門の捜査支援分析センターや、交通機動隊までもが動員されたが、解決の糸口は見つからない──。犯人はどこへ消えたのか?
「あたしには生きる価値なんてない」容疑者として札幌に送り届けた少女の言葉が気になった亀山薫は、彼女が犯罪に走った理由を調べ始める。しかし、何者かに襲われ、雪原に置き去りにされてしまった!薫を追ってきた右京は事件を追ううちに、十年前に起きた殺人事件に端を発する悲劇に直面する。
【文学/日本文学小説】姉妹にしか分かりえない、濃密な共感と狂おしいほどの反感。刹那にリアルを感じる美しい妹・杏と、規律正しく行動する聡明な姉の理有。二人が「共有」する家族をめぐる「秘密」とは? スピード感と才気あふれる筆致がもたらす衝撃のラスト! 初の新聞連載。
【文学/日本文学小説】黒田みつ子、もうすぐ33歳。男性にも家庭にも縁遠く、一人で生きていくことに、なんの抵抗もないと思っている。ただ時々、迷ってしまうことも。そんな時は、もう一人の自分「A」に脳内で相談をするのだが……。著者初の新聞連載小説。
【文学/日本文学小説】厳しい父の反対を押し切り、家を飛び出したミュージシャンの兄ジン。父の思いを受け歯医者を目指す弟のヒデも、音楽の魅力に引き寄せられていた。歯医者と音楽、二つの夢を追いかける若者たちが起こしたキセキとは──? 同名映画を完全ノベライズ。