出版社 : 朝日新聞出版
【文学/日本文学小説】ホステス撲殺事件の現場付近で、子細ありげな少年を目撃した特命係。驚愕の真実を解き明かすまでを描いた「少年A」、週刊誌記者のエスカレーター転落事故で、大物警察関係者らに嫌疑がかけられる「容疑者六人ーアンユージュアル・サスペクツ」など6篇を収録。
【文学/日本文学小説】浅田次郎、綾辻行人、有栖川有栖、岡崎琢磨、門井慶喜、北森 鴻、連城三紀彦、7人の人気作家による京都が舞台のミステリーを収録。雨の祇園で見かけた昔の恋人、昭和最後のおけら参り、失踪した夫から届いた嵯峨野の絵葉書……。京情緒にあふれた文庫オリジナル短編集。
【文学/日本文学小説】中央アジアに生息するはずのジゴクバチが都内で発見、その付近で見つかった腐乱遺体には無数の刺された痕があった。外来生物による連続殺人に特命係が挑む「ドグマ」、警視庁副総監襲撃事件と4年前の脅迫事件とのつながりに光を当てる「暗数」など6篇を収録。
【文学/日本文学小説】アパートの一室で見つかったある 緊縛師 の死体。重要な参考人・桐田麻衣子は、刑事・富樫が惹かれている女性だった。絡まりあう 謎 と 嘘 。この世界を生きる意味──。世界で絶賛される中村文学の到達点。
【文学/日本文学小説】定年退職したシングルファーザー・佐野道太郎。協力してやってきたはずの娘から冷たくエプロンを渡され、家事デビュー。途方に暮れるが、ひょんなことから地元でラジオ体操をはじめ、さまざまな世代の人と関わり、新たな世界に出合うのだが……。
【文学/日本文学小説】江戸前期に財を成した商人・七兵衛(後の河村瑞賢)は海運航路整備・治水・鉱山採掘などの幕府公共事業を手掛け、知恵と胆力で次々と難題を解決してゆく。新井白石をして「天下に並ぶものがいない富商」と唸らせた男の波瀾万丈の生涯を描く長篇時代小説。
【文学/日本文学小説】証拠なき連続殺人と権力者たちの陰謀が、杉下右京と冠城亘をジリジリと追い詰める! 特命係消滅を謀る包囲網をくぐり抜け、事件の真相を解明する「検察捜査」、銀婚式を控えた夫婦の壊れかけた幸せの先で、切ない思いが交錯する「銀婚式」など6篇を収録。
天文方の高橋至時に師事し、測量の旅に出た伊能忠敬。彼は、ある武士の亡骸をめぐる不穏な騒動に巻き込まれ、やくざの岩吉や香具師の十蔵などの荒くれ者たちと過ごした激動の幼少期に思いを馳せた。それは、天文にほのかな興味を抱くきっかけにもなる出逢いだった…。
【文学/日本文学小説】1964年元旦、長崎は老舗料亭「花丸」。侠客たちの怒号と悲鳴が飛び交うなかで、この国の宝となる役者は生まれた。男の名は、立花喜久雄。任侠の一門に生まれながらも、この世ならざる美貌は人々を巻き込み、喜久雄の人生を思わぬ域にまで連れ出していく。『悪人』から10年、新たな最高傑作。
【文学/日本文学小説】日本の成長と歩を合わせるように、技をみがき、道を究めようともがく喜久雄と俊介。血族との深い絆と軋み、スキャンダルと栄光、幾重もの信頼と裏切り。二人は、舞台、映画、テレビと芸能界の転換期を駆け抜け、数多の歓喜と絶望を享受していく。その頂点に登りつめた先に、何が見えるのか?
【文学/日本文学小説】祖父はいつも秘密基地で壁新聞を手作りしていた──大人になった主人公が記憶の断片を追いながら、ある事件と祖父の真相のかかわり合いを探る(「オブジェクタム」)ほか、林芙美子文学賞受賞作「太陽の側の島」など3篇を収録。
埼玉県の片田舎、神室町に幼稚園教諭として赴任した喜多嶋凛。あらゆることに口出しをしてくるモンスターペアレンツと対立しながらも、自らの理想を貫き、少しずつ周囲から認められていくのだが…。どんでん返しの帝王が贈る驚愕のミステリ。
【文学/日本文学小説】いじめを受けた側、いじめた側、その友だち、家族、教師……。「いじめ」には、さまざまな当事者たちがいる。7人の人気作家が「いじめ」をめぐる人々の心模様を競作。胸の奥にしずかに波紋を投げかける、文庫オリジナルアンソロジー。
【文学/日本文学小説】密輸された蝶のサナギは、猛毒を持つ蝶に擬態したものだった。その出所を追う、警視庁特別取締班の女刑事・星野美咲と生物学者兼獣医の鷹木晴人は、掻い掘り作業中の池で発見された、白骨遺体との関連に気づき始め……。書き下ろしシリーズ第3弾。
【文学/日本文学小説】小説、映画ともに話題となった不朽の名作。保険外交員の女が殺害された。捜査線上に浮かぶ男。凶行に及んだ彼と出会ったもう一人の女。なぜ事件は起きたのか。なぜ二人は逃げ続けるのか。そして、悪人とは誰なのか。毎日出版文化賞と大佛次郎賞を受賞した著者の代表作。
【文学/日本文学小説】サッカー22チームの22人のファンたちは、それぞれの思いを抱いて2部リーグ最終試合の「その日」に向かう。職場の人間関係に悩む会社員、別々のチームを応援することになった家族、十数年ぶりに再会した祖母と孫など普通の人々のかけがえのない喜びを、サッカーを通して鮮やかに描き出す連作短編集。
【文学/日本文学小説】実力派ファンタジー作家の人気シリーズが、朝日文庫から装い新たに始動! ニつの大国が争う中、若き隊長・シャリース率いる傭兵集団アード=ケナード隊は、まれなる戦闘力と統率力で一目おかれている。シャリースは砦攻めの最中、ある人物からの密命を帯びていた。書き下ろし新作。
男爵の血筋で居候の六郎太は鹿児島で、かつて出奔した先のシンガポールで出会った重助と12年ぶりに再会。聞けば仏印ラオスに“金の河”と呼ばれる無尽蔵の砂金が出る渓谷があるという。西郷隆盛の「御落胤」も登場、二人が画策した一攫千金作戦の行方は?幻のユーモア小説。