出版社 : 法政大学出版局
白い夜明け白い夜明け
エスキモーとヨーロッパ人捕鯨船員の共同生活が徐々に破局へと至る物語を通して、19世紀末エスキモーの独自な社会構造を、勇壮な狩猟生活を、おおらかな性を、詩情豊かに生き生きと描き切る。
火,そして霧の中の信号ーゾラ火,そして霧の中の信号ーゾラ
ゾラの大作『ルーゴン・マッカール叢書』の内包する基本構造を広範な歴史的・社会的コンテクストにおいて読み解き、物語の源泉としての同時代の科学ー熱力学とトポロジー、火、モーター、循環ーを語りつつ文学・科学・神話を横断する新たな批評の領野をひらく。