出版社 : 竹書房
妖魔の宴(狼男編 2)妖魔の宴(狼男編 2)
冷えびえと冴えわたる月光が、人間の隠された本性を暴き出す!ルナティックの魔力にとりつかれた人間の変わり果てた姿はー荒野をさまよう狼。月の光は、人間社会をあまねく照らしだす。未来の超メガロポリスも、18世紀ヨーロッパの一寒村も、犯罪うずまく都市の裏側もー。そして、そこには今しも獣に変わろうとする哀れな人間の姿があるのだ。次に人狼と化すのは誰だ?サイコ・スリラーからパロディ、SFに至るまで、気鋭の作家陣によるアンソロジー第5弾。
妖魔の宴(フランケンシュタイン編 1)妖魔の宴(フランケンシュタイン編 1)
人造人間…それは人類が自らを創造した“神”の最後の聖域を侵す試み。19世紀初頭、21歳のメアリー・シェリーによって著わされた一体のモンスターは、人類の究極の夢でもあり、人類が犯す最大の罪の一つを具現化したものであった。ファウストの如く悪魔に魂を売った人間が生み出した新たな生命とは?そして、許されざる命として生を受けたものの悲しみとは?ホラー、SF、コメディなどの要素を交錯させて、ベテラン作家や期待の新鋭が筆を競い合った、モンスター傑作アンソロジーの決定版。
妖魔の宴(狼男編 1)妖魔の宴(狼男編 1)
人間は誰もが天使の理性と狼の野性を合わせ持つ。そして天使の仮面に飽きた時、人間は狼への〈変身〉を願望する。狼となった人間の出現する時代は。舞台は。いや、過去、現在、未来、人間の存在するところすべてに、人間の二面性ある限り、変身願望ある限り、〈狼人間〉は跳梁し続けるのだ。10人のベテラン作家や期待の新鋭が、最も現代的なモンスター=〈狼人間〉をテーマに筆を振るい、ホラー、サスペンス、SFのみならず、哲学的領域にまで踏み込むアンソロジーの決定版。