出版社 : 経済界
日本国内を政治的混乱に導き、日米関係に大きな亀裂を生じさせる。そして米国から離れた日本を牛耳るー中国共産党の対日強硬派は、自分たちのシナリオを実行する時が訪れたと確信する。その先鋒として「中国共産党敵地浸透工作部」からエリート工作員が沖縄に送り込まれた。沖縄に反体制組織を築いて反対運動に火を点ける。最終的には武装蜂起を促して沖縄独立革命を成就させる…。早期の事態収拾を図る自衛隊の精鋭部隊に向けて、銃を持つ暴徒が突撃。一般人を人質にして沖縄制圧を目論む中国に、日本が立ち向かう術はあるか!?
アメリカ艦隊を迎撃する『あ』号作戦の完敗は、日本政府と軍に大きな衝撃を与えた。マリアナ諸島が米軍の手に落ち、さらに昭和19年6月、北九州がB29の爆撃を受けた。数カ月後にはサイパン、テニアンを飛び立ったB29が大挙して日本本土を来襲する…。本土が焼け野原になるのを阻止するため、B29対策が深刻な問題として浮かび上がってきた。海軍は空技廠を中心に軍・民・学の総力を集めて、ターボジェット発動機を搭載した戦闘機開発に邁進。B29来襲の危機が迫る中、本土防衛の切り札となる震電戦闘機隊が誕生する!
昭和16年12月8日、日本軍は奇襲により真珠湾の基地機能を破壊。戦艦8隻を撃沈・大破させて米太平洋艦隊の戦艦は全滅した。昭和17年2月、ラバウルをめぐる攻防が激しさを増すなか、ハルゼーが空母ホーネットとヨークタウンを率いてソロモン海に向かう。しかし、五航戦の戦爆連合が両空母を沈め、米軍の有力軍艦は空母サラトガだけになった。ラバウルを攻略した日本軍はMI作戦を発動、米基地を破壊してミッドウェーの要塞化に取りかかった。日本軍は米豪遮断作戦のためソロモン諸島の航空基地化を進め、ガダルカナル島が日米攻防の最前線となる…。
英首相チャーチルの急死、さらにはドイツ帝国総統ヒトラーとイタリア王国統帥ムッソリーニの「事故死」により欧州情勢は急変。1942年、対英講和の成立で欧州の戦争は終結した。一方、太平洋では決戦の火蓋が切られた。米太平洋艦隊はマーシャルを攻略し、マリアナへと迫る。連合艦隊はドイツ空母とイタリア戦艦を加えた三国同盟艦隊、新世代艦上機で立ち向かう。マリアナ攻略作戦は日独伊三国同盟軍の激しい抵抗により頓挫するが、超重爆撃機B36が本土上空に姿を現し、新たな危機が迫る…。己の信念を賭けた男たちの戦いが終局を迎える!
連合艦隊はハワイ奇襲に成功、ミッドウェー海戦でも勝利する。海軍への期待の高まりに陸軍首脳部はいらだちを強め、昭17年7月、陸軍部隊が連合艦隊司令長官山本五十六宅を包囲。政府・海軍・宮中は事前に情報を察知し、最悪の事態を避けることができた。日本はフィジー、サモアも支配下に収めて米豪遮断を図り、中国では日本陸軍が国民党に協力して共産党勢力を撃退。昭和18年6月の第二次ミッドウェー海戦でも新型空母を仕留め、米軍の侵攻を阻止する。しかし11月28日、米軍はガダルカナル島への上陸に成功。日米両艦隊は総力を結集して最後の決戦に挑む!
英首相チャーチルの急死に端を発して欧州情勢は急変。ドイツ帝国総統ヒトラーとイタリア王国統帥ムッソリーニが、相ついで「事故死」した。1942年、対英講和の成立で欧州の戦争は終結。日本の思惑は外れて太平洋の戦火は鎮まらなかったが、日独伊の連絡路は打通され、独伊軍は東に進む…。空母中心に編成を改めたアメリカ太平洋艦隊はマーシャルを攻略し、マリアナへと迫る。立ち向かうのは、連合艦隊にドイツ空母とイタリア戦艦を加えた三国同盟艦隊、そして新世代艦上機だった。今、決戦の火蓋が切られる!
連合艦隊はハワイ奇襲に成功、ミッドウェー海戦も勝利する。海軍への期待の高まりに陸軍首脳部はいらだちを強め、昭和17年7月、陸軍部隊が連合艦隊司令長官山本五十六宅を包囲。政府・海軍・宮中は事前に情報を察知し、最悪の事態を避けることができた。日本はフィジー、サモアも支配下に収めて米豪遮断を図り、中国では日本陸軍が国民党に協力して共産党勢力を撃退した。そして昭和18年6月の第二次ミッドウェー海戦でも、潜水戦隊の活躍により新型空母を仕留め、米軍の侵攻を阻止。オーストラリアと中国は秘密裏に連合国からの離脱を決意する…。
ドイツ海軍視察団の熱い視線を浴びて、日本海軍が艦載航空技術の粋を尽くして完成させた空母蒼龍から、九六式艦上戦闘機が発艦。視察団は同盟国日本の海軍力に感銘を受けて帰国の途についた…。1939年、ドイツ軍はポーランドへと進軍、イギリスとフランスはただちにドイツに宣戦布告。独伊と三国同盟を結ぶ日本も米英との戦争に巻き込まれていく。1941年12月、米太平洋艦隊がオアフ島出港の知らせを受け、連合艦隊はマーシャル沖で米艦隊を待ち受ける。零の翼が風を裂き、艨艟の砲声が大洋を揺るがす新シリーズが始動する!
太平洋戦争に敗れた日本帝国はGHQによる軍政が敷かれ、帝国陸海軍も消滅した。1950年6月25日、北朝鮮軍が南進を開始。新生日本は「在日米軍予備隊」を組織し、国連軍の一員として朝鮮戦争に参戦する…。国連軍は釜山付近まで追い詰められるが、その後の反攻上陸作戦でソウルを奪還。さらに北朝鮮と中国との国境まで攻め上がることに成功する。しかし、中国共産党が百万人単位の人民義勇軍を北朝鮮に投入して人海戦術を展開。中国人民軍を食い止めるため米軍は、ついに北朝鮮に5発の原爆投下を実行した…。
八八艦隊計画を進める日本は未曾有の経済危機に直面。日本海軍は熟慮の末、「陸奥」のブラジルへの売却を決定。それ以降、欧米各国にも軍艦の売却を打診する…。昭和15年10月、東京オリンピック開催中に3隻の米空母を飛び立った編隊が羽田空港を奇襲し、同時に横須賀軍港も空爆。日米は東京湾を炎の海に変える東京湾海戦に突入した。日本は空海一体で米太平洋艦隊を迎え撃ち、米戦艦4隻の撃破に成功、アメリカの野望を粉砕する。しかし、戦艦4隻を撃沈破されて大打撃を負った。戦力の再建を図る日本に北から新たなる脅威が迫る!
日本はハワイ奇襲に成功、ミッドウェー海戦でも勝利する。海軍への期待が高まることに陸軍首脳部はいらだちを強め、昭和17年7月28日、陸軍部隊が連合艦隊司令長官山本五十六宅を包囲。政府・海軍・宮中は事前に情報を察知し、最悪の事態を避けることができた…。日本は南方の資源地帯を確保して長期不敗体制を構築。フィジー、サモアも支配下に収め、豪州西海岸を攻撃して米豪遮断を図る。中国では日本陸軍が国民党に協力して共産党勢力を撃退した。ヨーロッパ戦線の行方も不透明ななか、ついにミッドウェーで米軍の反撃が始まる!
日本はハル・ノートを受諾して対米戦敗北と属国化を免れるが、宗谷海峡でソ連と一触即発の危機を迎える。さらに日ソの接近を警戒するイギリス艦隊が連合艦隊に砲撃を開始するが、その撃退に成功した。1943年8月、アメリカとソ連が開戦し、世界情勢は混迷を深める。米太平洋艦隊が千島列島を襲うが、連合艦隊は艦載機を活用した航空戦で退ける。その直後、ソ連太平洋艦隊が出撃、ソ連陸軍も北樺太に侵攻し、樺太全土がソ連の手に落ちた。米ソは互いに戦闘を続けながら、日本本土に迫る…。敵味方がめまぐるしく入れ替わった世界大戦、ついに最終局面を迎える!シリーズ完結!書下ろし長編仮想戦史。
戦艦ターチンと戦艦メークロンは、タイ王国の依頼により日本海軍が建造。マレー半島侵攻と同時に2戦艦には日本海軍陸戦隊が乗り込み、イギリスZ艦隊と交戦、レパルスとプリンス・オブ・ウェールズの撃沈に成功した。その後、両艦は日本政府に売却され、ターチンは戦艦丹後に、メークロンは戦艦相模と改称され、日本海軍に編入された。米豪遮断を目論む日本軍は戦艦丹後と相模の活躍もあり、珊瑚海海戦で空母ヨークタウンを沈め、ポートモレスビーも完全制圧する。しかし、老朽商船を改造した米空母の反撃により戦闘は激化していく…。
太平洋戦争に敗れた日本はGHQによる軍政が敷かれ、帝国陸海軍も消滅した。第二次世界大戦後、ソ連主導の共産主義が台頭し始め、1950年6月25日、北朝鮮軍が南進を開始。新生日本は「在日米軍予備隊」を組織し、国連軍の一員として朝鮮戦争に参戦する…。釜山を包囲した北朝鮮軍は、国連軍の反攻上陸作戦により中朝国境の鴨緑江まで押し込まれた。その時、100万もの中国人民軍が投入され、国連軍は総退却を迫られる。同じ頃、米大統領トルーマンが凶弾に倒れ、副大統領が臨時大統領に昇格した…。極東の半島で勃発した内戦は、世界規模の大戦争へと発展するのか!?
戦艦ターチンと戦艦メークロンは、タイ王国の依頼を受けて日本海軍が建造した船体をタイに売却後、バンコクの中村造船所で完成された。その2戦艦に日本海軍陸戦隊が乗り込み、マレー半島侵攻と同時に造船所を出て南シナ海に向かう。2戦艦はイギリス海軍Z艦隊を発見し、巡洋戦艦レパルスを撃沈。そして、小説艦隊も戦艦プリンス・オブ・ウェールズの撃沈に成功する。両艦はタイから日本政府に売却され、ターチンは戦艦丹後に、メークロンは戦艦相模と改称され、日本海軍へ編入された…。
ハル・ノートを突きつけて、開戦か全面的な権益放棄かを迫るアメリカに対し、日本はハル・ノートを受諾。対米戦敗北と属国化を免れた。日本はしばし平和な時を過ごすが、ソ連は太平洋への進出を目論み、宗谷海峡で一触即発の危機を迎える。さらに日ソの接近を警戒するイギリスは、トラック環礁で戦艦大和以下の連合艦隊に対して投降と艦隊の接収を迫る。要求に従わない連合艦隊に英艦隊は砲撃を開始するが、旗艦に甚大な被害を受けた英艦隊は退却し、危機は去った。1943年8月、アメリカとソ連がついに開戦。複雑にうねる世界情勢は日本を翻弄し、大いなる決断を迫る…。
ハワイ奇襲に成功、ミッドウェー海戦でも勝利したことで帝国海軍への国民の期待が高まる。それに対し陸軍首脳部はいらだちを強め、昭和17年7月28日、辻政信の指揮する陸軍部隊が連合艦隊司令長官山本五十六宅を包囲。政府・海軍・宮中は事前に情報を察知し、最悪の事態を避けることができた…。大東亜戦争の開戦から1年、日本は南方の資源地帯を確保して長期不敗体制を構築。ソロモン海戦では米空母部隊を打ち破り、フィジー、サモアも支配下に収めた。そして、米豪連絡線を断つべく豪州作戦の始動へと動き出す!
世界恐慌からの立ち直りに苦しむアメリカは、太平洋での覇権確立とアジア進出に活路を求めて対日戦に突き進む。日本は属国として生き永らえるのか、それとも亡国の危険を承知でアメリカに立ち向かうのか…。国力で圧倒的に劣る日本がわずか勝機を見出すため、海軍リベラル派は軍縮条約を逆手にとり、航空主兵主義への大転換を図るとともに日英同盟締結に邁進する。そして今、空母『大鳳』を軸とする世界初の空母機動部隊が出撃の時を迎える。信義と友情、妬みと裏切り…男たちが戦場を駆ける新シリーズ、ここに始動!
三国同盟破棄をドイツとイタリアに通達した日本政府は、ドイツに対して正式に宣戦布告。連合国に加えて、ドイツとも戦争をすることになった日本の喫緊の課題は、中国との同盟成立だった。海軍が中国を援助するアメリカのビルマ・ルートの破壊に動く一方で、石原莞爾が中国との交渉の切り札となる満州に飛ぶ…。その頃ホワイトハウスでは、中国情勢の急変を受けて開かれた緊急会議でルーズベルト大統領の怒りが爆発。遂にアジアへの進撃命令を発した。新鋭が壮大なスケールで描く人気シリーズ第2巻。