小説むすび | 出版社 : 言視舎

出版社 : 言視舎

群馬が独立国になったってよ群馬が独立国になったってよ

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言視舎

発売日

2024年10月28日 発売

この本は、地域活性化を通した真の社会再生を目指すための物語です。展開されるのは、「群馬県が突然独立国になってしまった」ために起こったドタバタ悲劇、いえ喜劇なのです。 202X年X月X日、突然、群馬が独立国に!--魅力がないなどと根拠のない誹謗を受けつづけるいわれはない。社会の格差は広がるばかり、政治は機能せず、衰退する一方の日本に未練はない、いっそ独立するべぇ、となった。大統領は公選で報酬は月15万、国会議員20人は「くじ引き」で選ばれた有償ボランティア、議会は夜間と土日、小さい国だからこそできる年金制度、食料自給率100%以上を標榜……では、その財源は? 日本はそれをだまってみているのか? 展開を乞うご期待 1 ある日、群馬県が独立国になってたんさあ 2 「小さな国でいいがね」と普通のおじさんが 4 世界一貧乏な大統領なんさ 5 選挙制度を棚上げするべ 6 くじ引きで選ばれた国会議員なんさ 10 「食料自給率100%」でなきゃあ国と言えねえ 11 独立維持へ、大都市連合と闘わねば 15 外国首脳を群馬御膳で歓迎するべえ 16 不適切なコンプラを放り出すべえ 19 「群馬の温泉で、がんの患者が……」は極秘情報だかんね 21 条さんは不死身の大統領だいねえ ほか

小説 啄木と牧水小説 啄木と牧水

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言視舎

発売日

2024年3月19日 発売

初の啄木と牧水を主人公とした書き下ろし小説。 評伝小説の快作 詩人・歌人として天才の名をほしいままにするも、自由勝手な行動で周囲を翻弄する啄木。家族の軋轢、極限の貧困、そして不治の病により死が迫っている。いっぽう、旅と酒を愛し、時代を画する歌人となりながら、思いもかけぬ恋の行方に懊悩する牧水。「歌」に寄せて二人の間に生まれた深い友情も、まもなく消え去るのか…。明治末期、大逆事件など騒然とした社会状況の下、二人をめぐり、漱石、鷗外、鉄幹、晶子、白秋ら多くの文学者が交錯する。 ★「若山君、僕はどうしても死にたくない。僕はまだ助かる命を金のないために自ら殺すのだ…。見たまえ、そこにある薬が二、三日来絶えているが、この薬を買う金さえあったら…、僕はすぐ元気を恢復する。だがうちにはもう二六銭しか金がないんだよ。しかも、もうどこからも金の入ってくる見込みはない…」「死ぬんだよ、いなくなるんだ。この石川啄木が。許せるかい、そんなことが…。まだ君と同じ二六なんだよ」死の五日前、混乱して必死に訴える啄木。だが、牧水にも金はない。(本文より)  第一章 本郷弓町「喜之床」 第二章 牧水の恋 第三章 節子と喜志子   第四章 啄木の死 第五章 のちの想い 年譜

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