出版社 : 論創社
“シャーロック・ホームズ”シリーズ翻訳の第一人者延原謙が描くユーモアとペーソスに満ちた作品集!『新青年』や『文藝倶楽部』編集長を歴任した延原謙。閨秀作家の勝伸枝。モダンなる文筆家夫妻の創作を集成し、その全貌に迫る。巻末には延原謙と勝伸枝の著作目録を収録!
少年探偵の活躍を描く“一夫と豪助の事件簿”全十八話を雑誌連載当時の単語穴埋め問題部分も再現しつつ完全収録!傑作中編「悪魔博士」のほか、「白鳥号の悲劇」や「黄色い切手」など単行本未収録の少年ミステリを一挙集成!巻末には麻耶雄嵩氏の書下ろしエッセイを特別収録。
戦闘が激しさを増すなか、主人公クリストファー・ティージェンスの妻シルヴィアは、かつての愛人ペローンを利用して兵站基地へ乱入。怒り心頭に発したキャンピオン将軍は、騒動に関与したペローン、マッケクニー、ティージェンスを同じ列車で前線送りにする。果たして三人は前線で生き残れるか?
戦後の創作動向に焦点を当て、敗戦による焼跡の復興から高度経済成長にいたるまでの昭和20年代に発表された膨大な作品群の中から「妖美」と「推理」をテーマにした作品を精選集成。70年ぶりに甦る地方新聞連載の中編「吸血劇場」など全17篇の創作に評論・随筆13篇を収める。巻末には四女・渡辺東氏の書下ろしエッセイ「父と私の渋川の思い出」を収録。
デビュー直後から終戦間もない頃に発表された作品群より、固定された視角からは評価され得なかった魅力を放つ珠玉の短編を精選。衝撃のグロテスク「屍版」から明朗闊達な“青春探偵”シリーズまで全24篇。巻末には四女・渡辺東氏の書下ろしエッセイ「ケイスケとオメガ倶楽部のこと」を収める。
跳梁跋扈する怪人たちに挑む正義の徒。知恵比べに勝つのは善か、それとも悪か?誰もが熱狂した妖しくも魅力的な探偵小説の世界。その興奮が色鮮やかに甦る。未刊行の中編「冷凍人間」「透明人間」「片目の道化師」に加え、少年ミステリの第一作「魔人鋼鉄仮面」(未完)を初単行本化!