出版社 : 講談社
新大陸での新たな商売も確立し、 次は海運へと手を広げようともくろむミツハ。 そんな中、新大陸の拠点・ヴァネル王国がきな臭くなっている。 せっかくできた拠点がダメになってはたまらない! 陰に日向に暗躍するミツハだがーー。 とはいえ足下固めは忘れちゃいけない! コレットちゃんはもちろん、ベアトリスちゃんにサビーネちゃん、みんなに大人気のミツハは大忙し! TVアニメ大好評放送中! 老後に備えてお金も縁も大事にします、の第8巻!
冒険者のクラウスが手にしたスキル【自動機能】(オートモード)--当初は役立たずと思われていたが 「移動」「採取」「戦闘」すべてを自動でこなし、成功率100%の超絶スキルだった! そんな【自動機能】を使いこなすことで昇格試験をクリアし無事中級冒険者となった クラウスはさらなるランクアップをめざして狩りを続けていた。 その頃、ゲイン・カッシュ率いる、クラウスにとっての因縁のクラン『特別な絆』(スペシャルフォース)は、 遠大な野望実現のため、とある危険過ぎる計画を進めていた。 ーー避けられぬ運命のいたずらか、クラウスはゲインたちの「計画」に端を発する大事件に巻き込まれ、 想像を超えた強敵と相まみえることになってしまい……!? 【自動機能】の底知れぬ力は、クラウスや仲間たちを救えるのか!? 破滅ぎりぎりの戦いを描く第3幕がいよいよ幕を開ける!!
モチベ最低、評価も最低のサラリーマン・大前現人。つまらない毎日を癒やしてくれるのは、無理して買った最新のPHEV《アウトランナー》を駆っての「車中泊」だ。 ある時仕事のミスから愛車で逃亡した現人が、いつものように車中泊して目覚めた時に出会ったのは、なんと《ケモミミ娘》!? 辿り着いた先はもしや異世界だったりする!? 異世界だからにやっぱり怖い魔物もいるわけで、いきなりサバイバルを強いられる現人だが!? なにゆえか異世界と行き来できる不思議な力を備えるに至った現人と愛車アウトランナーによる、不思議な出会いと異世界美少女たちとの温かい交流の日々が、現人=アウトの人生をポジティヴに変えて行くーーハートフルにしてハードな新感覚異世界冒険譚登場!
完全民間宇宙旅行のモニターツアーで、念願の宇宙ホテル『星くず』に着いた途端見つかった死体。それも無重力空間で首吊り状態だった。添乗員の土師穂稀は、会社の指示に従いツアーの続行を決めるがー。一癖も二癖もあるツアー客、失われる通信設備、逃げ出すホテルスタッフ。さらには第二の殺人まで起きてしまう。帰還を試みようとすると、地上からあるメッセージが届き、それすら困難に。『星くず』は、宇宙に漂う巨大密室と化したのだった。
元は名うての博奕打ち、今は江戸は本所でさびれた蕎麦屋を営む銀平を、不治の病が襲った。死を前に、残された時間をいかに生きるべきか問い続ける銀平のもとへ、かつての自分を彷彿とさせる青年・清太が転がり込んだ。銀平は、清太や店を訪れる客らとの交流に、次第に残り僅かな人生を前向きにとらえるようになっていく。だが、再会を果たした元妻を襲った悲劇、さらに信頼していた清太の裏切りが、銀平の生きる気力を奪ってしまう。そして、逃れられない過去の因業が忍び寄り…。貧しさと業に苦しみながらも、希望と義理人情に賭けた人々の心揺さぶる人生賛歌。
注目作家が“ままならない恋愛”を描く、三つの物語。「ごっこ」…六つ年下の恋人の浮世離れした逃避行に付き合って、あてのないドライブを続けるわたし。逃亡資金がそろそろ底をついてきた。「見知らぬ人」…友人の結婚式に集う客たちの中に、夫の不倫相手が混じっているのではないか。あの女を探す那月が出会ったのはー。「はこのなか」…田舎町の中学で出会った奔放な女友達タクボに思いを寄せる戸川。今の願いは、結婚したタクボの隣室に住むこと。
たった一つのどら焼きが、海を越え、時代も越える。少女の切実な願いが胸を打つ感動巨編!製菓学校を卒業した樋口和子は、浅草にある奥山堂の門を叩く。祖父が亡くなる前に作ってくれた特別などら焼きを再現すべく、和菓子職人への第一歩を踏み出すために。だが、待っていたのは男ばかりの職人世界の逆風、なかなか工房に立たせてもらえない年功序列の社会。荒波の中でもひたむきに努力を続ける和子は、やがて一人前の職人になっていく。一方、調べていくうちに、祖父が太平洋戦争に出征していたころ、ある船に乗っていたことを知る。「お菓子の船」と呼ばれていたその船にこそ、どら焼きの秘密があるかもしれない。当時の乗員に会って話を聞いていくうちに、和子は祖父の知らなかった一面を見つけていく。
会員制読書倶楽部、Mephisto Readers Club(MRC)で配信(公開)されたショートショート集。 書き出しの1行「黒猫を飼い始めた。」は、全員共通。2行目からはそれぞれの作家が自由に想像を膨らませ、生み出された26編。 「妻の黒猫」 潮谷 験 「灰中さんは黙っていてくれる」 紙城境介 「イメチェン」 結城真一郎 「Buried with my CAAAAAT.」 斜線堂有紀 「天使と悪魔のチマ」 辻 真先 「レモンの目」 一穂ミチ 「メールが届いたとき私は」 宮西真冬 「メイにまっしぐら」 柾木政宗 「ミミのお食事」 真下みこと 「神の両側で猫を飼う」 似鳥 鶏 「黒猫の暗号」 周木 律 「スフィンクスの謎かけ」 犬飼ねこそぎ 「飽くまで」 青崎有吾 「猫飼人」 小野寺史宜 「晦日の月猫」 高田崇史 「ヒトに関するいくつかの考察」 紺野天龍 「そして黒猫を見つけた」 杉山 幌 「ササミ」 原田ひ香 「キーワードは黒猫」 森川智喜 「冷たい牢獄より」 河村拓哉 「アリサ先輩」 秋竹サラダ 「登美子の足音」 矢部 嵩 「会社に行きたくない田中さん」 朱野帰子 「ゲラが来た」 方丈貴恵 「独り暮らしの母」 三津田信三 「黒猫はなにを見たか」 円居 挽
数学界に自分の頭脳を捧げたいと思っている上杉和典は、互い才能を認め合っていた野球部エースの早逝に触れ、彼が命を削っても成し遂げたかった真の目的を探し始める。それが自分の人生を揺るがせるものになるとは知らずにーー。 野球は、そんな底の浅いものじゃない。大事なのは、高校生が自分で考え、全力を投入し、勝敗という形でその結果を受け止め、自分の心身に反映させて、さらに考え、ぶつけ、その繰り返しで心を成長させ、自分を信じる気持ちを構築する事だ。それができるのは、勝ちを目指さない野球だけなんだ。 --本文より
人生の折り返し点を過ぎた男たちが、平凡な地方の町を侵食する欲に塗れた悪事に立ち上がる、一発逆転のリベンジゲーム。 どんなお話?)鄙びた港町にある銭湯、みなと湯は地元で暮らす昭和世代にとっての密かな憩いの場だ。第一線を退き地元の支局に異動してきた新聞記者の弘之、老朽化した風呂釜修繕の金策に走る銭湯主人の邦明、暴力団を首になった釜焚き係の吾郎、儲からない骨董屋の跡を継いだ富夫らは、それぞれ人生に諦念を抱きながらも日々そこで交流を深めていた。彼らの前に突然現れたのは、不審死したみなと湯の銀行融資担当・丸岡の元婚約者・礼美。彼女は丸岡の死の真相と銀行の悪行を四人に訴える。 【本読みの達人たちから大絶賛ぞくぞく!】 しなしなのアラ還オヤジたちが巨悪との勝ち目薄き闘いに挑む。人生を取り戻していくその姿は勇気の塊。なんて愉快なおじさん小説!-文筆業 門賀美央子 こんな俺たちにも命がある。そう簡単にふみ潰されてたまるかよーーそんな呟きが聞こえてくる、見事な人間賛歌だ。-ミステリー評論家 杉江松恋 「人生の終焉が見え始めた男たち」が、本当に初めて見たもの。とんでもない「幸福の王子」に胸熱必至!-書評家 藤田香織 闇に迫れるのは、正攻法か、裏の手か。力なき庶民の巨悪への挑戦を、きめ細かく描いた著者の筆致に感服した。-ミステリー評論家 千街晶之 目を覚ましたならず者たちによる、あっと驚く逆転劇が素晴らしく小気味よい。-ミステリー評論家 吉野仁 うわあ、してやられた。「老い」は何かを諦めた時から始まるのだ。正攻法と搦め手を駆使し巨悪に挑む男たちの姿が眩しい!-ミステリー評論家 西上心太 今のままでいいのか、と強く問いかけられた。これは後悔を抱えたすべての人へ贈る、悲しくも力強い逆転のミステリだ。 ー書評家 大矢博子 優れた社会派ミステリー。だけど、それだけじゃない。この物語、裏がありすぎる。-文芸評論家 細谷正充 著者の地元を舞台に設定した汚職禍を、果敢にミステリーに仕立て上げる作家魂を尊敬します。-担当編集 人生のたそがれ時を迎えた男たちに贈る応援歌。どんなにかっこ悪くても、最後までジタバタするべし。-著者 第一章 雪うさぎ 第二章 春を刻む 第三章 甘露の口福 第四章 きゃらぶき 第五章 風の通り道
首を洗って待ってたかい? <戯言シリーズ>最新作 玖渚盾が挑むのは、古城×双子×首なし死体 私立澄百合学園に通う玖渚盾(くなぎさじゅん)、十五歳。 “パパの戯言”と“ママの法則”を携えた「平凡な女子高生」が、 人類最強の請負人・哀川潤に誘拐されて、 玖渚機関の牙城“玖渚城”に送り届けられてしまう! 彼女を待ち受けていたのは、青髪青眼の少女たちとの邂逅と悲惨な殺人事件。 はたして盾は謎を解き、無事に帰還することができるのか? 新青春エンタの傑作<戯言シリーズ>、大団円の先の最新作、ここに結実!!
コミカライズ、ヤンマガWebで好評連載中! 「これは以前、僕がリスティーナ義母様から受けた呪いです」 不老不死となったルーシェルとアルマを迎えたレティヴィア家。 リーリスの母ソフィーニの呪いを解くため、騎士団はホワイドドラゴンの試練に挑むことになった。しかし、ホワイトドラゴンとは過去に因縁があるルーシェルは戦えない。そこでルーシェルは対ドラゴン対策のため、ある禁断の料理を作ることに……。 やがてルーシェルは“ユラン”という少女との出会いと、因縁の料理について新しい家族と騎士団に語り始める。 これは300年生きた料理人が振るう、やさしい料理のお話。
[外なるもの]へと進化を果たしたアナスタシアはクエストで、新たな戦力として【泡沫の人形】を手に入れる。それは、魂を失った遺体を使役するというもの。彼女の得た【泡沫の人形】は、呪いのために約10歳で成長を止めた高ランク冒険者リーゼロッテの肉体であった。呪いのせいで正気を失って討伐された魂は冥府に送られ、リジィと名付けた肉体はアナスタシアが【夢想の棺】に収容し、召喚・使役することに。そして、折良く再び開催された「始まりの街防衛戦」で、リジィは小さな身体で巨大な両手斧を豪快に操り無双する鮮烈なデビューを果たす……!! フルダイブ型VRMMORPG「フリーライフファンタジーオンライン」──通称FLFOの世界をマイペースに楽しむリアル金髪お嬢様JK・琴音のゲームライフ、アナスタシアに一号らの下僕に次いで新たな戦力が加わる第8巻!
ーー光溢れる世界の夢を見る。 家族。学校。友達。電車。バス。映画。本。 『私』は光の世界で成長し……最後に白い部屋の中で、闇に包まれた。 夢から覚めると、魔界と呼ばれる世界で小さな一体の悪魔になっていた。 「--帰りたいーー」 『私』の心に広がるのは、夢で見た光の世界への憧れ。 そしてある日、目の前に現れた『召喚門』に飛び込む。 再び『私』が目を覚ますと、人間の赤ん坊として生まれていた。 そこは神聖王国。「帰りたい」と願った世界とは異なる人間の世界。 悪魔でありながら、赤ん坊の力しかない『私』は恐怖する。 自分が悪魔だということは隠し通さなければーー……。 さあ、愛しき人間たちよ。 その絶望を“悪魔《わたし》”に捧げよ。 などと前世で言う厨二病的見得を切って、ベッドで黒歴史に身もだえした私、ユールシアも五歳になります。そうしたら、国王陛下であるお祖父様の一声でなんと誕生日は王城と王宮で行うことに。王位継承権を持つとは言え、私は大公家の娘なのにいいんでしょうか? でも、そのパーティーでついに会ってしましました。私が美味しく頂いたアルベティーヌ様の娘である“お姉様たち”に。いきなり真っ赤な果実酒を私にぶちまけてくる悪意に、嬉しすぎて顔が引きつりそう。 そして、私に四人の従者が与えられました。まったくやる気の欠片もない怠惰で身勝手で貪欲な人材ばかりです。お父様の人選は素敵ですね。 最後に、『月夜の茶会』を主催する『白銀の姫』。血の匂いがする彼女の招待に応じるのも面白そう。 悪魔である私にとって、五歳の日常はなかなかに楽しいものになりそうですね。
主人公ハダルは生まれてすぐ生贄として山に捨てられたが、直後に古竜に拾われ、育てられることとなった。 竜と人間のいいとこ取りをしたような育ち方をしたハダルは、12才にしてあらゆる生物を凌駕する最強の存在となった。 そんなハダルは、ある日古竜に「人間なんだから人間社会で生きる準備をしなさい」と最難関魔法学園に送り出されるのだが──
武術大会で優勝して、その後の事件の解決にも尽力し、 『王国の英雄』と呼ばれるようになったオルン。 彼は、ソフィアたち《黄昏の月虹》メンバーとともに、 レグリフ領に新たに出現した迷宮の調査に向かうことになる。 海沿いの都市ロイルスを拠点に、迷宮探索を進めつつ、 ビーチでのつかの間の休息も楽しむオルンたち。 だが、不可侵条約を結んでいたはずのサウベル帝国が、 突如レグリフ領に侵攻してくる。 そして、その先陣を切るのは、 世界最強の探索者とも評されている、サウベル帝国皇太子、 《英雄》フェリクス・ルーツ・クロイツァーでーー。 「小説家になろう」発の人気ファンタジー、待望の第四巻! コミカライズも好評連載中!
第一王子のレオナルトに婚約破棄を言い渡されたものの、 第七王子アシュトンの婚約者になったノーラ。 魔物退治の遠征に出ることになったアシュトンに、 ノーラは同行を申し出る。 道中、エルフの村に導かれたノーラは、 自身に宿る魔力の正体について聞かされる。 なんと、彼女には聖なる魔女の魂が宿っているらしい。 そして、魔物退治を行う中で、 ノーラは意識を失ってしまう。 そこで出会った女性は、ノーラに宿る力の根源ーー 聖なる魔女マリエルで……!?
家族に疎外感を感じている子爵家令嬢フレイヤ・ヴィリアーズは、 妹と浮気して婚約破棄となった元婚約者のネイサンに復縁を迫られ、追い詰められていた。 復縁を後押しする親や執着する元婚約者から逃げるため、 フレイヤは貴族たちの間で『吸血鬼』と恐れられるブラッドベリ伯爵の元を訪れる。 ダメで元々、と恋人のフリをすることを願うと、 ブラッドベリ伯爵ーーオスカーは聞き入れてくれ、伯爵家に置いてくれることに。 もくろみ通りネイサンは怖がって近寄ってこなくなり一安心しつつも、 フレイヤをからかいながらも気遣うオスカーの優しさに惹かれていきーー
K市内で一強の轟家電で競合調査をするR電器の社員は、巨大店舗に溢れる高齢者たちと店員を目撃。懇切丁寧な接客はどこか不気味だった。轟家電のパソコン教室で講師を務めることになった時透稔は、異常に熱心な態度で授業を受け、惜しむことなく法外な料金を払う高齢者たちに違和感を覚える。住人たちは信頼しきっているようだが、轟家電は何かを隠しているのではないかー?そしてK市に潜む、秘密とは。