出版社 : 講談社
19歳の冬、我らが桜井京介と栗山深春は「輝額荘」という古い木造下宿で運命的(?)な出会いをとげた。家族的で青春の楽園のように思われた「輝額荘」。しかし住人の一人・カツが裏庭で変死したことから、若者たちの「砦」に暗い翳が忍び寄る。続いて起こる殺人事件。その背後には天才建築家・ライトの謎が。
ビッグバンを凌駕する鳥玄坊の宇宙とは? 細菌に侵された瀕死の日本で、少年義円は自らの力に覚醒する! O(オー)157の新種SH70が突如猛威をふるい、子供たちが狙い撃ちされた。犠牲者一千万。世界から封鎖、隔離される日本。海溝の三重交点ではUM(ウルトラモササウルス)がついに動き出す。 底知れぬ能力を持つ少年義円(ぎえん)は覚醒し、この世の真理を求め鳥玄坊と対峙。瀕死の日本を救うのは? 見よ、空想の極限に挑む超絶ミステリの結末を!
自首。証拠充分。 だが被疑者は頑なに何かを隠している。 実直な警官が病苦の妻を扼殺。捜査官、検察官、裁判官…6人の男たちは事件の“余白”に迫っていった。 警察小説の旗手、初の長篇 「人間50年」-- 請われて妻を殺した警察官は、死を覚悟していた。 全面的に容疑を認めているが、犯行後2日間の空白については口を割らない「半落ち」状態。 男が命より大切に守ろうとするものとは何なのか。 感涙の犯罪ミステリー。
我々は今、地球システムのなかに新たな構成要素として、人間圏を作って生きている。そんな我々の一年を地球時間に換算すれば、1万〜10万年に相当する。では、そんな時空スケールで日本列島の人間圏を考えたら、我々は何処へ行くのか?それが本書のテーマだ。『日本沈没』以来久々の、日本の作家にしか書けないクライシスノベルの登場。第26回メフィスト賞受賞作。
人はそっくりな男を見てなぜこんなにも胸が騒ぐのだろうか。名優・坂田藤十郎の「そっくりさん」めぐる騒動を描いた表題作ほか、芸の世界に生きる者たちの、それぞれの人生を描いた会心作。
最愛の姉の、突然の訃報。悲しみに沈み、カナダから帰国した男を待っていたのは、姉がこの世に残した、たった一人の甥の誘拐だった。甥の解放の条件は、ある「仕事」-。男たちの愛と憎しみが、犯罪を加速させる。熱く、激しい闘いの三日間。注目の大型作家、待望の長編エンターテインメント。
閉じこめられた男女三人。すべてをさらけ出しあった濃密な地下室の夜。ヌードモデル、元ボクシングチャンピオン、OL。弱った心を抱え、占い師を訪ねた者たちが直面した緊迫の一瞬。エロティシズムが究極のサスペンスへ。
身の毛もよだつ!恐怖の連鎖が始まる 遺体の傍らにあったメモ〈メドゥサを見た〉とは何を意味するのか? 作家・藤井陽造は、コンクリートを満たした木枠の中に全身を塗り固めて絶命していた。傍らには自筆で〈メドゥサを見た〉と記したメモが遺されており、娘とその婚約者は、異様な死の謎を解くため、藤井が死ぬ直前に書いていた原稿を探し始める。だが、何かがおかしい。次第に高まる恐怖。そして連鎖する怪死!
おなごとして生を享けながら、武家の嫡男として育てられた南条貞季。戦に生き、おなごを愛し、ひたすらに剛毅なる者を、非情な運命は容赦なく翻弄する。毘沙門天に愛でられし貞季は、夜叉となりて修羅の道を行くー。戦国の世、謙信・信玄の二君に愛されし武士を鮮烈に描く、大型新人の書下ろしデビュー作。
過去と未来、鳥玄坊は時間を自在に渡る! 永遠の時間を生きる女は本当に存在するのか?超絶ミステリ! 人は過去を振り返ることはできても、未来を予測できない。巨大地震のたびに時を超え、リュウグウノツカイとともに現れる女亜玖梨(あくり)。海溝の三重交点、浦島伝説、墨子の仙薬、空飛ぶ鉢ーー鳥玄坊一派こそが永遠の時を生きる者なのか?10日間電撃作戦の危機が迫るこの国で、不老不死の謎を追う者たちの「未来」は?
この一瞬は、今、君たちの永遠になる。 見つめあい、探りあい、やがて笑いだした彼らの瞳に少年らしい光が宿った。 一瞬先のことなんて誰にもわからない。 わずか1.4秒後のことですら。 だからこそわくわくするし、駆け足でそれを確かめに行きたくなる。 「さあ、時間よ」 夏陽子の声が4人の背を弾いた。--(本文より)
「紫木一姫って生徒を学園から救い出すのが、今回のあたしのお仕事」「救い出すって…まるで学園がその娘を拘禁してるみたいな言い方ですね」人類最強の請負人、哀川潤から舞い込んだ奇妙な依頼に従って私立澄百合学園、またの名を“首吊高校”に潜入した「ぼく」こと“戯言遣い・いーちゃん”は恐るべき殺戮の嵐に巻き込まれるー。新青春エンタの真打ち、「戯言シリーズ」。
都会の闇を生きてきた悪党・八神俊彦は、運命の一日を迎えるはずだった。生き方を改めるため、自ら骨髄ドナーとなり白血病患者の命を救おうとしていたのだ。ところがその日、都内で未曽有の無差別大量殺人が発生。大都市・東京は、厳戒態勢に突入した。そして友人の死体を発見した瞬間から、八神の必死の逃走劇が始まった。警察、謎の集団、正体不明の殺戮者から逃げ切らなければ、八神の骨髄を待つ白血病患者が死ぬ。八神は生き残れるのか?謎の殺戮者・グレイヴディッガーの正体とは?著者渾身のスリラー巨編が、ついにその全貌を現す。