出版社 : 銀河企画
神々が支配するフェルナース大陸を舞台に、冒険者の少年メリックと仲間たちが大冒険を繰り広げる剣と魔法のファンタジー、前編。お宝を求めてやってきたメリックと仲間のデュラム、サーラは、不思議な雰囲気の年配冒険者マーソルと出会い、共に旅をすることに。マーソルの話では、森の奥深くにある遺跡には神々が与えた神授の武器が眠るという。怪しげな魔法使いや魔物との戦い、そしてマーソルの家族との出会いを経て、メリックたちは遺跡にたどり着く。彼らはそこで、自分たちと同じく神授の武器を狙う、大国フォレストラの“狼姫”ウルフェイナ王女と出会う。果たして、メリックたちは神授の武器を手に入れることができるのか?
神々が支配するフェルナース大陸を舞台に、冒険者の少年メリックと仲間たちが大冒険を繰り広げる剣と魔法のファンタジー、後編。怪しげな魔法使いの正体は、ウルフェイナ王女の腹心で、かつてメリックの父を裏切った仇敵だった。遺跡の中で自らの過去をデュラムとサーラに打ち明けたメリックは、仲間との絆を深め、奥へと進む。たどり着いた地下の大広間でウルフェイナ王女を追い詰めるメリックたち。しかし、遺跡に隠されていた神授の武器は、魔法使いの手に渡ってしまう。明かされる魔法使いの真意。姿を現す意外な黒幕。マーソルやその家族も戦いに加わる。窮地に立つメリックたちは、自らの意思と力で勝利をつかみ、未来を切り開くことができるのか?
人類は『すあま』と呼ぶ高度AIに世界の管理を任せていた。その『すあま』がシミュレーション演算を繰り返して導いた結論は、「人類を滅ぼすことが世界の滅亡を回避する唯一の手段である」というものだった。人類は、『すあま』率いる無数の機械兵によって滅亡寸前にまで追い込まれた。それから50年が経過した。生き残った人々が新たな社会を作り始めている中で、少女ライナは親の形見である軍用ライフルを手に、町から町へと移動する隊商の護衛をしていた。そんな彼女の前に現れたトンボ型の機械兵。それは人間の生存を確認した『すあま』が人類を根絶するために放った切札だった。彼女は、仲間を得ながら、次々と襲い来る機械兵と戦い、『すあま』の本体が存在する中心領域へと向かう。彼女の旅の結末は、読者の選択によって変わる。
冬季オリンピック正式競技『スケルトン』。それは…世界一孤独なスポーツ。頭から白銀の塵が舞い散る氷上のコースを滑走し、最高時速140kmを出すスポーツ。隣に誰もいない、前にも後ろにも誰もいない、ただ孤独なスポーツ。日本の代表に選ばれた若きエースの凪柊斗は、オリンピックの舞台に立つ。しかし、滑走中にソリの操作ミスで投げ出されて転倒し、表彰台を目前で逃す。その事故がきっかけで凪は滑走することが出来なくなっていた。それから2年。凪は田中スキー場で働いていた。そんな彼の元に突然現れたカメルーン人のマルク・エムボマ。マルクはスケルトン選手で、凪に自分を指導してくれと懇願する。そんなマルクとの出会いが凪を少しづつ変えていく。凪は再び滑走することが出来るのか。これは、落ちこぼれた日本人の元オリンピック代表と若きカメルーン人の青春スケルトン小説。