出版社 : 集英社
ボクこと小川モネが名門・私立白鳳高校に編入してから、はや半年。両親の離婚に落ちこむヒマもなく、今は文化祭にむけてカンカンガクガクの毎日(ボクは“生徒会役員”なのだ)。そんなある日、ひょんなことからプロの劇団を学校に呼んじゃおうなんてムボーな企画に巻きこまれてしまった(それもとんでもなくお金のかかる!)。『家庭ホーカイ』ぐらいじゃ落ちこんでなんかいらんないっ。
17歳の春。蝶子は聖園学院高校の2年生に転入学した。つらい初恋を忘れるために。そして、夏。長崎を旅して、蝶子はふたつ年下の男の子達に心ひかれていく…。やがて、秋、冬とめぐる季節の中で、恋を知り、恋に傷つき、でもその悲しみに負けないで、少しずつ大人になっていく少女の一年。
世の中、なんて不公平なんだろう。親友の亜理沙は、スポーツ万能、成績抜群、おまけにきれいで、取り柄のかたまりみたい子なのに。そんな子の友達でいられるのが不思議なくらいに、何をやってもダメなあたし。けどね、ちょっとキザっちい森野君と出会ってから、あたしも、少しずつ変わってきたような気がするんだ…。あーあ、森野君と亜理沙が“仲のいい幼なじみ”じゃなきゃいいのになぁ。
広子は22歳、一流不動産商社に勤めるOL。叔父の喜三郎から見合い話を一方的に押しつけられ、広子はなんとなくその気になった。本当は社内のエリート社員・武田に胸をときめかしているのだが…。見合い相手の健二は、CMプロデューサーというが、さえない男だった。見合いの席での喜三郎の行動にも腹をたてた広子は、早々と席をたった。ところが、その直後にふたりは街で再会した。
ここ東京の最高級住宅街・成城の一画に引っ越してきた若い夫婦。だが、思いがけない遺産相続による喜びも束の間だった。新居の庭先に突然現われた1匹の猫の不可解な行動にはじまり、次々と起る謎の事件…。愛猫家でもある、現代ホラーの第一人者の手になる渾身の書き下ろし長編。
父の位牌と古ぼけた1枚の写真を手に、ソウルへと向う。かつて海浜入学を志しその折、父が朝鮮人であることを知って以来35年…。ソウルの街から大田から、叔父が叔母がいとこたちが集ってくる。温かく、懐しい,初めての“再会”。すばる文学賞受賞作。
新婚旅行中の新妻が消えた!巧妙に仕掛けられたトリックの背後に隠された驚くべき事実とは…。時代を象徴する最先端の犯罪には、凡庸な想像力を超えた巧妙なプログラムが仕組まれている。「ロス事件」の謎を追い、新しい犯罪時代に大胆に挑む会心の推理長篇。
友達のトミーがせりか達に別れの拶挨をしにきた。どうやらそれはギャグではないようで…。原因を探り、せりか&遥の探偵ごっこが始まった!大人気のせりかシリーズ、待望の第4弾。
百合子は教会の近くで泣いているスペインの青年と知り会い、スペインにいる恋人が貧しさのため大富豪と結婚しようとしていることを聞いた。スペインに帰る旅費もない彼を、百合子は悠馬とマリリンに引きあわせ、スペインに戻れるよう取りはからってやった。実は悠馬は大ドロボーでお金持ちでもあった。この夜、自宅に帰る途中、百合子は赤シャツの男たちに襲われ、気を失ってしまった。
みちのくへ旅に出た蘭子たちを心よく迎えてくれた貴子とその兄・明彦。ところが蔵王へのドライブ中、“キミはテコンドをやるね”と明彦に言われてビックリ。一体、なぜ…!?シリーズ第3弾。
“きみはもうぼくのもの…”堅琴の月の夜に現われたヒマラヤ杉の精。その低くやさしい声に、わたしは恋をしたの。夢みる少女・風祭夢摘の恋のゆくえは!?「恋いっぱいのシュークリーム」続編。
大学生になって初めての夏休み。久里子は家に帰らず、アルバイトを探し始めた。…だって恋しいアイツ、吾市と離れたくないから。だけどなかなか“好き”って言えないの。人気シリーズ第5弾。
両親の離婚から10年。あたしはママとの約束どおり、1度もパパと兄キに会っていない。…なのに、いきなり“会ってこい!”だなんて横暴よ!おまけに恋までやってきて大波乱の15の夏物語。
あたしこと斎藤由梨はプロレスとマンガをこよなく愛し、知的でクールな放浪の詩人・スナフキンに憧れる、ごくフツー(?)の女子高生。幼なじみの悪ガキ・コージとプロレス観戦の帰り、ひょんなことから知りあったひとりの文学青年(しかも美形)にギブアップ!由梨のはつらつラブ・コメディ。
昼はOL、夜は探偵ー二足のワラジを履く花子はユニークなキャラクターで難かしい事件に体当り。南条・青野の両刑事を向うにまわして今夜もファッショナブルに町をゆく。日比谷、東京ドーム、代々木公園と東京再発見を兼ねた犯人さがしの末、事件は意外な結末を迎えた。キスより刺激的な、思いもかけない真犯人に迫る花子探偵の初仕事。
麻子、24歳。フランス留学から帰って三年半。仕事は料理の本の翻訳。恋人は兄の友人で、妻子ある鷲見信一。いつかは別れなくては、と思っているが…。或る日、留学中の恋人でモロッコ人のハミッドが、麻子への想い断ちがたく、結婚してくれと成田空港から電話をかけてきた。二人の男性、恋愛と結婚の間で揺れ動く女ごころを描いた、著者初めての書下し恋愛小説。
綾子、19歳。土佐の開拓団の子弟教育のため、夫の要の満州(現、中国東北部)行が決まると、大陸での生活を夢み、生後50日目の美耶を抱え、故郷を旅立った。広野での生活は不便さ半分、楽しさ半分だったが、戦局は悪化し、やがて日本の敗戦が知らされた…。宮尾文学の原点、自伝的長篇小説。