小説むすび | 出版社 : 集英社

出版社 : 集英社

人間界の諸相人間界の諸相

謎に満ちた女・菱野時江とは何者なのかーー。 突如、連絡が取れなくなった時江の消息を追う二人の友人、渋崎咲子と古河内栗美は、携帯端末のSNSを頼りに彼女の居場所を突きとめた。 そこには「あの国は暮らすにはいいが、生きるのは窮屈すぎる」という一文が……。 「幻の淑女」より 作品の全貌は、読んでみてのお楽しみ。 文学界の異才・木下古栗が挑んだ、なんともトリッキーなエンタメ風小説! (菱野時江を取り巻く人びと) 稲松叶夢(集英社社員) 渋崎咲子(友人) 古河内栗美(友人) 早乙女アキラ(カリスマ全裸公然わいせつナンパ師) 平尾正樹(平日在宅が多く、何をしているのか分からない男) バラク(前大統領) 城之内健作(経営者兼精神科医) 山森正太郎(精神科看護師) 【著者略歴】 木下古栗(きのした・ふるくり) 1981年、埼玉県生まれ。神奈川県在住。2006年「無限のしもべ」で第49回群像新人賞を受賞。著書に『ポジティヴシンキングの末裔』『いい女vsいい女』『金を払うから素手で殴らせてくれないか?』(第5回ツイッター文学賞第1位)『グローバライズ』『生成不純文学』がある。独特の言語センスを持ち、異色の作風で知られる覆面作家。

Bの戦場 6 さいたま新都心ブライダル課の門出Bの戦場 6 さいたま新都心ブライダル課の門出

人気シリーズついにクライマックス!゛絶世のブス"ながらウェディングプランナーとして活躍するわたし、北條香澄が他社からヘッドハントされた!最後に出した結論は…!? 地元の友達のウェディングをプロデュースすることになったわたし。けれど新郎が、先輩の玲子さんの元ダンナだったことがわかり、複雑な気持ちに。さらに新婦が浮気しているらしく…!? 後輩プランナーも配属されて仕事ものってくるなか、以前知り合ったウェディングプロデュース会社の穐本さんからヘッドハントされてしまった。キャリアアップのためには受けたほうがいいのか…悩むわたしを久世課長は引き留めてくれず、愕然とする。仕事と恋、二つの岐路に立たされたわたしの未来は…!? 【Bの戦場】シリーズ これまでのあらすじ 誰もが認める゛絶世のブス"だけど、人柄の好さと仕事ぶりでウェディングプランナーとして活躍する北條香澄。あるとき、才色兼備の年下上司、久世課長にプロポーズされる。「僕、意識の高いB専なんです」「はあ!?(何それ)」 ブスをブスとして愛する変態美形に「ブスな貴女が好きです」と言い寄られ、憤然とするものの、一緒に仕事をしていくなかで課長への気持ちにも変化が…。ついに付き合うことになった「この世で一番釣り合わないカップル」の仕事と恋の行方は!?

今日は天気がいいので上司を撲殺しようと思います今日は天気がいいので上司を撲殺しようと思います

会社で頑張るすべての人々に捧げる、ちょっとブラックなお仕事小説! あこがれの会社に入社した玲美。だが些細なことがきっかけで直属の上司・岸本の執拗な嫌がらせが始まった。社内では優秀な社員として通っている岸本に逆らうことはできない。疲弊しきった玲美は、彼を殺したいと夢想するようになる。こいつの頭をぐしゃりと潰してやれたらーー。 (第一話『今日は天気がいいので上司を撲殺しようと思います』) 正社員として採用してもらえるか、微妙な立場である契約社員2年目の麻里子。成果も出しているのに、主任の鈴木からは不当に厳しく扱われている。人格まで否定されるような日々を過ごすうち、麻里子は鈴木主任の後ろに見えるあるモノが気になって…? (第二話『天井の梁』) 妊娠を機に異動した奈々。だがこの部署は、コネをタテに傍若無人に振る舞う豚上司を閉じ込めておく檻だった…。被害に遭っている同僚たちと共有する、愚痴を書き殴るためのテキストファイル。そこにある日書かれていたのは…? (第三話『引き継がれ書』)

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP