出版社 : Jパブリッシング
お金持ちと結婚するのが夢という侯爵令嬢のソフィアは、王家による王太子妃候補募集のお触れに色めきたつ。彼女には熱烈求婚し続けている幼馴染みナイトがいた。内心では彼に好意を抱いているが、残念なことに彼は貧乏伯爵家。迷いを振り切り王太子妃選考に進もうとするが……。魔女の呪い伝説が残り、身分や財産にとらわれない花嫁を探せという秘密の掟がある王家。魔女の気まぐれによって真実の愛を示すため、二人には次々と試練が襲って!?
《第5回Jパブ大賞金賞受賞作》「わかりやすく簡単に説明すると、ぶつかった拍子に超強力接着剤が零れて手にくっついたみたい。なので取れません!」王宮魔法薬師のチェリアは、ある日なにかとデリカシーに欠けた振る舞いが多い騎士隊長・ディノと王宮の廊下でぶつかってしまった。いつものように失礼な物言いをする彼にイラッとしながらも助け起こされ、その手を振り払おうとしたのだが……あらっ? 離れないーー!? チェリアの魔法薬によって手がくっついてしまった二人は、剥離剤ができるまで四六時中一緒に生活することに! どこに行くにも連れ立たねばならず、純真無垢な乙女の心はもうへとへと。けれども、憎まれ口を叩き合いながらも共に過ごすうちに、彼の意外な一面を知ってちょっぴり見直すチェリア。そんな中、剥離剤の素材収集のため危険な森への遠征に同行することになって……!?
リタこそ伝説の魔女ヴィクトリアだと気づいたランスロット。動揺のため挙動不審な態度を取ってしまい、リタも彼には好きな人がいると勘違いし、二人は両片思いのまますれ違ってしまう。ジレジレとモダモダが募る中、リタはアレクシスからついに正体を明かされて世界を救うために力を貸してほしいと乞われ、心は千々に乱れる。緊張感を孕んだままついに始まった学園祭。冥獣による襲撃を受けるが、そこで姿を現したのは意外な人物だった!
田舎の令嬢レイニーは、応援すると相手がいつもより力を発揮できるようになるという、地味すぎる能力の持ち主。使いどころもなく平和に過ごしていたが、ある日名門侯爵家から能力を借りたいとの打診が! 大金と引き換えに依頼されたのは、次期当主ユリウスのED治療。美貌の騎士と有名な彼の、デリケートすぎる問題に取り組むことになってしまったレイニー。最初こそ目のやり場に困っていた彼女だが、頑張るユリウスを見ているうち、声援だけでは我慢できなくなり!? 笑いあり涙ありの衝撃作、WEBから大ボリューム加筆して書籍化!
「こんな結婚、まっぴらごめんよ!」侯爵家に後妻として嫁いだ初夜、夫にそう言い放った瞬間にイザベルは前世の記憶を取り戻す。イザベルが転生したのは、乙女ゲームに登場するヤンデレ天才魔法使いを歪ませた元凶である継母という、圧倒的モブポジションの悪役だった。息子のルイスに復讐のすえ殺される運命に戦々恐々とするが、いざ対面した4歳のルイスは天使のような可愛らしさ。絶対にこの子をヤンデレにはさせない! そう決意し惜しみなく愛情を注いでいると、頑なに心を閉ざした夫・アレックスの態度が変わり始め……?
「入れ替わりのことは誰にも話しちゃだめよ。口にした瞬間、あんたの身体は爆発し、木っ端微塵になってーー死ぬわ」初恋の相手である婚約者・セドリックとの結婚式。幸せをその身に感じながら、誓いの口づけを受け止めるその瞬間ーー。公爵令嬢であるペリューシアは、セドリックの愛を得ることを目的とした姉・ロレッタの画策によって姉妹の中身は入れ替わり、身体を奪われてしまった。妹の外見を手に入れたロレッタは、セドリックや両親に巧みに取り入り、ペリューシアを公爵家から追放することに成功する。誰にも真実を言うことができない状況に絶望していたときーー。魔の象徴として恐れられる赤い瞳を持つ青年・ネロが、入れ替わりを見抜いて……!? 「小説家になろう」大人気作品、書き下ろし後日談《初めての学園生活》・番外編《甘くときめくホリデー》を収録して書籍化!
後妻の子という理由で実家の伯爵家を出され、王女の侍女として働くイルーゼ。そんな彼女に異母兄から下された命令はなんと『冷徹宰相を誘惑する』こと! どうやら政敵である彼の弱みを握り大貴族に媚びを売ろうという魂胆らしい。しかし相手は頭脳明晰、容姿端麗、言い寄る女はゴミ扱いの冷徹宰相ディートハルト。とてもじゃないがイルーゼに落とせる気がしない。とっとと玉砕してお茶を濁そうと雑なハニートラップを仕掛けてみたら、これがまさかの大成功!? 熱に浮かされたように口付けられ、危うくワンナイトまでしそうになりーー。ハニトラに前のめりで引っかかる宰相様へのイルーゼの次なる作戦はいかに!?
公爵令嬢のシャルは前世の記憶を思い出したものの、覚えているのは自分が《ラスボス系の悪役令嬢》ということだけ。頭を抱えていたところを公爵令息のレヴィアスに聞き咎められ、その役を代わって欲しいと言われ!? もちろん断固拒否するが、それ以来二人でラスボスについて探っていくうち、シャルを狙った嫌がらせが多発。その都度助けてくれるレヴィアスに、淡い思いが芽生える。そんな二人の前にシャルを倒すはずの主人公が現れて!?
クレオーメ帝国に嫁いでから半年。初めは冷たい態度だったラウレンツとも打ち解けてきて、自分らしく振る舞える暮らしに幸せを感じるクラリッサ。ところが、そんな平穏な日々も束の間に、故郷アベリア王国の王妃でもある母が、帝国に容姿端麗な男女の双子の間諜を送り込んできた。狡猾な双子の兄・イグナーツは、社交界の令嬢達に近づき、甘い言葉で帝国の軍事情報を引き出そうと動き始め、一方で妹・フリーダは、ラウレンツに色仕掛けで急接近してきてーー!? 国の平和も最愛の夫も、元悪女の底力で、私が守ってみせます!
後宮入りして妃嬪となるはずが、町娘と間違われ攫われた挙げ句、後宮の宮女として売られてしまった詩月。途方にくれるが、呪いを仕込まれた蛇に襲われる皇帝の側近・天佑を助けたことで、なぜか二人揃って時間をループするはめに!? しかし呪術の名門出身の詩月は蛇も呪いもお手の物。嬉々として張りきる姿に彼は呆れ顔。世間知らずだけど破天荒な姫と、彼女に振り回される訳ありな天佑。呪いの謎を追ううちに、お互いに淡い思いが芽生え!?
隣国の温泉地に滞在することになったクリスタ達。そこで町興しを成功させた実業家・スピネルと出会うが、なんと彼は手の甲に宝石をもつ「突然変異の宝石人」だった。捉えどころのない微笑を浮かべ、クリスタとの出会いを「運命」と語るスピネル。彼は宝石人を狙う指名手配犯の手がかりを入手したと言い、取引を持ちかけてくる。しかしその交換条件をめぐってジェラルドとクリスタは意見が分かれてしまい……。さらに、宝石人の少年・ディアンが忽然と姿を消し!?
前世の夫であり孤高の皇帝・雪龍と、現世で再び結ばれ幸せいっぱいの美暁。だが雪龍との外出中、皇帝を狙った襲撃にあってしまう。裏で糸を引いていたのはなんと、美暁の前世の戦友であり腹心の将軍!? 亡き女帝を忘れられないという彼が、美暁の正体を知ってしまって……? 「相変わらずそなたは誑かすのが上手い」前世でも現世でも、なぜか周囲を巻き込むお騒がせは健在!? 皇帝陛下、前世のことで拗ねるのはやめてください!
愛する皇帝クレイグの子を無事出産したものの、強大な魔力のため体調を崩してしまったルシエンヌは、我が子レオルドだけでなく、全てを従姉妹に奪われてしまう。皇妃としての地位、妻としての立場までをも。クレイグからは誤解され冷たい態度を取られて悲嘆に暮れる。しかし我が子を取り戻すために向かった皇宮で、母として強く慕ってくるレオルドと再会。母子の絆に胸を熱くする。さらには誤解を知ったクレイグからも謝罪と償いを告げられて!?
ドラゴンの里ハンナカンナへ帰省がてら、ちびドラゴンのフレフレも連れて新婚旅行にやってきたシャル。美味しい食べ物に浮かれる一方で、夫のフレデリックはたっぷり愛し合おうとやる気満々。シャルを気に入らない祖母から露骨な嫌がらせも受けるが、堂々とイチャつきぶり見せようとする夫に呆れつつも彼の性欲だけでない愛情を知り、幸せを感じ始める。そんなある日、フレフレとドラゴンの修行をしていたところ、大型ドラゴンが姿を現して!?
先祖返りの魔女として生まれ、高価な秘薬を作ることのみ求められて育った伯爵令嬢メロリー。けれど出来た薬はちょっぴり便利で、ちょっぴり副作用のあるビミョーなものばかり。それゆえ親に疎まれ、妹の引き立て役として冷遇されてきたのだけれど……。そんな彼女に変態とも冷酷とも噂される辺境伯から結婚の申し込み!? 厄介払いとばかりに送り出されるメロリーだけど、迎えた辺境伯ロイドは美形な上に、新薬の毒見まで買って出る優しい男性。加えて何故か初対面のはずのメロリーを賛美しまくってきてーー? 初恋を成就させたい辺境伯と、まったく気付かない天然魔女のすれ違いラブコメディ!
辺境の村で拾われて育った少女シロナ。兄代わりのクリスは誰よりも強く、ビジュアルも超絶美形だが、妹以外に一切の興味も関心も持っていないという唯一にして最大の欠点を持っていた。そんな彼が神託により、魔王討伐のリーダーたる『勇者』に選ばれたから、さぁ大変。妹と離れて旅になど出るわけがなく、無関係のシロナまで討伐の一行に加わることになってしまう。その道中ではクリスに横恋慕する聖女から嫉妬の目を向けられたり、騎士として参加した王子に想いを寄せられたりとてんやわんや! さらに「兄妹じゃなくても、シロナとずっと一緒にいたい」というクリスの何気ない言葉を聞いてから、次第に彼を意識してしまうようになりーー……。
謎の男の一夜の相手として家族に売られた伯爵令嬢ソランジュ。今にも抱かれるその時、男が前世好きだった小説の孤高のダークヒーロー・アルフレッド王であると気づく。つまり自分は、彼が自らにかけられた呪いを抑えるため、次々抱いているという女の一人!? 壮絶な生い立ちを乗り越え意志を貫く彼に、献身的な思いで純潔を捧げるソランジュ。今夜限りの関係のはずが、小説で得た情報を口走ったせいで、間諜と疑われてしまい!?
アルフレッド王との結婚が決まり、幸せいっぱいのソランジュ。一方、アルフレッドが死に追い込まれる戦争が早くも始まる。小説の中ではまだ先のはずなのになぜ? さらに彼にかけられた「魔」の呪いは威力を増し続けていた。ソランジュは、自らの命を捧げることで彼の呪いが解けると悟り、最愛の人のため決意を固めるが……。「魔が俺を支配するのではない。俺が魔を統べるのだ」互いを想う愛の深さが、破滅の呪いをも超える時ーー。
初めて出会った王子トラヴィスからいきなり求婚された王女ルルーティア。秒で断ったにもかかわらず、彼は超ポジティブ思考で全く諦める気配ナシ。実はルルーティアには父王との約束で絶対に結婚できない深い事情があった。しかし彼は怯むどころかしぶとく猛アピール。挙げ句理想の男になるからとどこまでも前向き。そんな彼に乱される気持ちを振り切り、国絡みの謀略がうごめく中、ルルーティアは王女としての務めを果たそうと決意するが!?