出版社 : KADOKAWA
高校2年の優香は乗り込んだ飛行機で、謎のガスにより乗客が大量死する事件に巻き込まれる。生き残ったのはわずか5人。地獄と化した機内に現れた4人の美青年たちは「NJ」という研究のデータを奪うため、秘密に触れた優香たちをも葬り去ろうとする。4人と対峙するうち、生きることに無気力だった優香は変わり始めるがー。閉ざされた飛行機で、凍えるアラスカの地で、少女は“生”を見つめ直す。名もなき花が導く、美しきサバイバル・ロマン。
東京の山間部、タンポポの咲き誇る廃牧場のサイロで、空中で刺殺されたとしか思えない異様な死体が発見された。被害者は16年前に行方不明になった女子大生・日向咲。捜査第一課の警部補・鏑木鉄生は、部下・姫野広海の口から「空を飛ぶ娘」という昔話の存在を知る。翌週、今度は都心の高層ホテル屋上で殺人事件が発生。だが犯人は空を飛んで逃げたかのように姿を消していた。やがて二つの事件の接点として、咲が大学時代に所属していた「タンポポの会」というサークルが浮上するー。
公立女子高バンドの雄、吉祥寺南高校・吹奏楽部。その部員20人以上が、この世界から音楽室ごと蒸発した。瓦礫から脱出した彼女らが見いだしたのは、その島に息づく“存在”と“法則”-忍びよる生きた影。螢のように輝く住人。さまよう度に変貌する自然や廃墟。島は女子高生を惑わし、誘拐し、殺してゆく。生き残りたい。島の謎を知りたい。復讐したい。彼女らは楽器を捨て、殺し合いの武器をとるが!?
お代は謎だよー時間や場所を問わず、大学構内のどこかで気まぐれに営業を始める神出鬼没の都市伝説バー「三号館」。妖艶な女マスター。蒼馬美希は、持ち込まれる謎を鮮やかに解き明かす。大学生遠近倫人は、理系女子・青河幸の気を惹くために「三号館」に謎を持ち込むが…。
池袋署管内で、ソーシャルワーカーが殺された。被害者の周囲に謎の若い女性の存在が。通訳捜査官・隆志は、被害者と外国人グループとの接点を疑い、潜入捜査を試みる。事件の影には薬物犯罪があるのか。
全裸女性の絞殺死体が、閘門で見つかった。身元不明の遺体に事件は膠着するかに見えた折、アメリカの地方警察から一通の電報が。被害者と関係をもった男が疑われるがーー。警察小説の金字塔シリーズ・第一作
裁判がテレビ中継されるようになった日本。中継から誕生した裁判アイドルは全盛を極め、裁判がエンタテインメントとなっていた。そんな中、裁判員として注目の裁判に臨むことになった生野悠太だったが!?
警視庁捜査一課所属・宮藤希美には奇癖があった。スイッチが入ると、ところかまわず妄想の世界に没入してしまうのだ。だが、これが謎のバーテン・御園生独にかかると、なぜか辻褄のあった推理に翻訳され…?
物に触れると意識だけがタイムスリップするという特殊能力を持つ桃井初音は、仕事で出会った表聡一郎に唆され、彼が代表を務める「御先祖様調査研究所(ARI)」のメンバーとなっていた。ある日、ARIに新選組関係者の備忘録が持ち込まれる。その古いページに触れた瞬間、初音の精神は時を越え、ひとりの少年の躰に入った。そこは幕末、池田屋騒動直前の京都。目の前には伝説の剣士・沖田総司の姿が…。痛快歴史ミステリー!
静湖姫は、独り身のままもうすぐ三十二歳。そんな折、ある藩の江戸屋敷で藩士百人近くの死体が見付かる。調査に乗り出した静湖が辿り着いた意外な真相とは? そして静湖の運命の人とは!? 衝撃の完結巻!
1971年。スペインとフランスの国境地帯バスク。この地でフランコ政権からの独立を目指し武力闘争を続ける過激派組織ETAに日本赤軍メンバー吉岡良輝が合流した。政府から存在を知られていない異邦人は組織の切り札となり、首相暗殺テロに身を投じる。しかし、ETAにはスパイが潜り込んでいた。“政府の犬”の正体を、吉岡は突き止めることができるのか!?欧州を舞台に圧倒的なスケールでおくる馳ノワールの新境地!
2005年。オリンピック元柔道スペイン代表アイトール・ヨシオカは、幼い頃に死別した父吉岡良輝がETAのテロリストだったことを知る。事故死と信じていた父はなぜ死んだのか?真相を探ろうとするが、事情を知るはずの母マリアは謎の失踪を遂げ、当時の関係者も次々と消されてゆく。両親の過去に翻弄されたアイトールが30余年の時を経て詳らかにした衝撃の真実とは?ロマン・ノワールの旗手による傑作長編サスペンス。
野郎と寝るくらいなら尼になる。そう決めているサラリーマンの久留米だが、なぜか近頃同性の友人・魚住が気になって仕方ない。距離を置くため同居を解消することに。一方、魚住のもとに、日下部という男が現れ、「あんたが兄貴を殺したんやろ?」と衝撃的な言葉を投げかける…。日下部の兄と、魚住に、かつてなにがあったのか?感情の欠落した魚住が、少しずつ知る生きる意味、幸福ーそして恋とその痛みの物語、第二巻。
フグの毒で客が死んだ事件をきっかけに意外な展開をみせる表題作「てとろどときしん」をはじめ、大阪府警の刑事たちが大阪弁の掛け合いで6つの事件を解決に導く、直木賞作家の初期の傑作短編集。
江戸川区内の交番に勤務する山中のモットーは、地元の住民と仲良くすること。アパートに住む一人暮らしの老女が、大家とトラブルを起こし、追い出されそうになってしまう。見るに見かねた山中は、妻の勧めで箱根の別荘を購入し、気になっている5名の人たちを住まわせる。別荘に移った後、1人の住人が失踪。さらにもう1人いなくなり…。東京と箱根にまたがる捜査が開始され、十津川警部は、事件を追って箱根に向かう!