出版社 : KADOKAWA
チャールズ・ストリックランド。海に浮かぶ極彩色の島で、全身を病魔に蝕まれながら最期まで絵筆をおかなかった画家。その絵は忘我の境地に達し、見るものを捉えて離さないー絵以外を愛さず、地位も家族も捨てたこの放埒で孤独な男は、しかし不思議と人々を惹きつけた。彼が各地で残した愛と不幸の痕跡を、やはり彼に魅了された作家である「私」が辿る。ストーリーテラーの才能が遺憾なく発揮された、モームの代表的傑作。
生まれたときは老人だったベンジャミン・バトン。彼は時間の経過と共に徐々に若返っていく。彼を最後に待つものはーー(「ベンジャミン・バトン」)。フィツジェラルドの未訳の作品を厳選した傑作集。
元軍人のフェアフィールドは、巣鴨プリズンの囚人・貴島悟の記憶を取り戻す任務を命じられる。時を同じくして、プリズン内で殺人事件が発生。フェアフィールドは貴島の協力を得て、事件の真相を追うが……。
イラクで日本人が人質にされた!人質のPTSDを考慮した政府は岬美由紀を現地に派遣するが、武装勢力に囚われてしまう。終わらない武力衝突の渦中で、美由紀は人を戦いの狂気に追いやる「トランス・オブ・ウォー」を解こうとするが、極悪のオムカッスル刑務所に送られてしまう。岬美由紀、最大の危機!圧倒的なスケールと緻密な描写で描かれる戦争と人間。ページをめくる手が止まらない、シリーズ最高峰のスペクタクル上巻。
大統領選を間近に控えたホワイトハウスは、テロ組織との闇のつながりを隠すため、武装勢力に捕らわれた美由紀を利用しようと企むが…。理性を抑圧し戦争へと駆り立てるトランス・オブ・ウォーに美由紀が立ち向かう!
平戸藩の御船手方書物天文係の彦馬は、失踪した妻の織江の行方を追って江戸に来た。彦馬は知らなかったが、織江はくノ一で幕府の密命を帯びて松浦静山の動きを探索していたのだった。
おかっぱ頭の少女チイは、じつは男の子。大道芸人の両親と各地を踊ってまわるうちに、大人たちのインチキを見破り、炭田の利権をめぐる抗争でも大活躍。体制の支配に抵抗する民衆のエネルギーを熱く描く。
流想十郎が用心棒として住み込んでいる料理屋・清洲屋の前で、乱闘騒ぎがあった。男装の少女を連れた旅姿の武士が、4人の武士に囲まれたのだ。襲われたのは出羽・滝野藩士の田崎、少女はその姪の千沙だった。行きがかり上、田崎と千沙を助けた想十郎は、門閥派と改革派が鋭く対立する藩内事情を知ることとなる。田崎に請われ、改革派への助太刀を受けて立った想十郎に、新たな敵が立ちはだかる。孤高の剣士、大好評書き下ろし。
前作から10年。プラムフィールドは大学に、子供たちは個性的な紳士淑女となり、プラムフィールドから巣立っていったーー。四姉妹から始まった壮大なマーチ家の物語が、ついに迎える終幕。
平安時代末期、末法の世。貴族たちの権力抗争は、皇位継承をめぐる骨肉の対立と結びつき、頂点に達した。鳥羽院の崩御を機に噴きあがった戦乱は、容赦なく帝をも巻き込む。崇徳院の悲劇、失墜する摂関家、寵臣たちの暗躍、そして美貌の后妃の思惑…。混迷を深める政情は、新たな権力者の登場を予感させる。朝廷が、帝が、権力を失っていく中で、自らの存在意義を賭けて理想を追い求めた後白河帝、激動の半生を描く歴史巨編。
仙石藩と、隣接する島北藩は、かねてより不仲だった。島北藩江戸屋敷に潜り込み、顔を潰された藩主の汚名を雪ごうとする仙石藩士。小十郎はその助太刀を命じられる。青年武士の江戸の青春を描く時代小説。
世界各地で頻発する人体発火現象に過剰反応した英国王妃の心の安定をはかるため派遣された嵯峨敏也と岬美由紀。そこには人類の歴史を根底から覆す戦慄のプロジェクトの存在があった! クラシックシリーズ第7弾!
航空自衛隊の演習中に発生した重大な過失事故。戦闘機のパイロットは伊吹直哉だった。かつての恋人である伊吹を救うため、美由紀は基地に戻り彼の精神鑑定に乗り出すが…。圧倒的なリアリティで迫るシリーズ第8弾!
自衛隊への信頼が揺らぐ中、麻薬密輸船の領海侵犯事件にも悩まされる防衛省に、巨大企業の陰謀が迫っていた。日本の軍事的、政治的危機に、美由紀が命を賭けて挑む。かつてない筆致で読ませるシリーズ最高傑作!