出版社 : KADOKAWA
あの女性を、自分のものにしてみせるーー。奔放な愛と性のゲームに明け暮れた、最後のフランス貴族文化の爛熟と退廃を通して、エゴイズムと献身、人間の心の闇と普遍的な真実の愛の形を描く、不朽の名作。
『無窮堂』は古書業界では名の知れた老舗。その三代目に当たる真志喜と「せどり屋」と呼ばれるやくざ者の父を持つ太一は幼い頃から兄弟のように育つ。ある夏の午後に起きた事件が二人の関係を変えてしまう。
かつて伝説のRPGゲーム「S.O.U.P.」を開発、巨額の富を得た巧。彼はある日、ハッキングに悩む経済産業省の役人・礼子の訪問を受ける。礼子の依頼でハッカーを追う巧が見たのは、変わり果てたゲーム世界だ
ホテル最上階へ続くエレベーター内で黒人青年がナイフを胸に息絶えた。事件の裏には、苛酷な運命に翻弄される人間の弱さとエゴが生む悲劇があったーー。映画化ドラマ化され大反響を呼んだ森村誠一の代表作。
「自分は寂しい人間だ」「恋は罪悪だ」。 断片的な言葉の羅列にとまどいながらも、奇妙な友情で結ばれている「先生」と私。 ある日、先生から私に遺書が届いた。「あなただけに私の過去を描きたいのです…」。 遺書で初めて明かされる先生の過去とは? エゴイズムと罪の意識の狭間で苦しむ先生の姿が克明に描かれた、時代をこえて読み継がれる夏目漱石の最高傑作。 解説、年譜のほか、本書の内容がすぐにわかる<あらすじ>つき。 ※カバーの絵柄は(株)かまわぬのてぬぐい柄を使用しています あらすじ 中村明 上 先生と私 中 両親と私 下 先生と遺書 注釈 解説 夏目漱石ーー人と作品 宮井一郎 作品解説 中村明 年譜
単純明快な江戸っ子の「おれ」(坊っちゃん)は、物理学校を卒業後、四国の中学校教師として赴任する。一本気な性格から様々な事件を起こし、また巻き込まれるが。欺瞞に満ちた社会への清新な反骨精神を描く
古い村の因習、戦争、家族の歪な内実、人間の業、性の深淵……昭和13年、岡山県北部で起こった伝説の「三十三人殺傷事件」。狂気か、憤怒か、怨恨か。異形の鬼は満月の夜に凶行へと走り出す。
「葬式は人生最後の花道、最後のイベントだ」-そう言って自らの葬式の総合演出・プロデュースに取り組んでいた源田金蔵が急死した。菊島真ら五人の老人ホームの仲間が見守るなか、つつがなく葬式は進行しているかに見えたが、火葬の際に奇妙な事件が発生した。北多摩署の捜査から意外な真実が判明し、大きな衝撃を受ける菊島たち。「老い先はわずかだ。死に花を咲かせよう」と一念発起し、彼らは人生最後の大バクチに出ることを決意するが…。「老い」の概念を根底から覆す、痛快エンターテイメント小説。
新宿で助けた藤村雅子と、金沢高一はホテルで一夜を過ごしてしまう。雅子との一夜は、あまりにも甘美で金沢の心を揺さぶるものであったが、翌朝、手紙も残さずに雅子は消えてしまう。ところがその夜、金沢の妻の愛人が新宿で殺されていた。金沢のアリバイを証明できるのは雅子だけだったー。そして驚くべきことに、同じ頃、雅子の夫も殺されていた!事件を追う棟居刑事は、二人の間に隠された事実に、捜査の糸口を見つけるが…。森村誠一が男と女の間の奇妙な関係を描いた、長編・社会派ミステリ。
内蔵助は裏で軍資金や武器を調達し、吉良新屋敷の見取図を前に周到な準備を重ねる。「吉良への復讐ではない。すべては侍たるおのれの志に殉じるため」。そして極寒の吉良新屋敷に決戦の火蓋は切って落とされた。
大手部品メーカーに勤務する野島は、パーティで同僚の若い女性の結婚話を耳にし、動揺を隠せなかった。なぜなら当の女性とは、野島が不倫を続けている恵理だったからだ……心のもどかしさを描く会心の作品集。
ある年の2月。マサチューセッツ州沖の一つのブイがアラームを発信した。一晩で水温が7度近くも急落したのだ。だが誰もその本当の意味に気づくものはいなかった…。しかしそれこそがやがて全世界を襲うスーパーストームの予兆だったのだ。本書は著者アート・ベルとホイットリー・ストリーバーが膨大な調査資料と研究結果をもとに、いま目の前に迫っている地球の危機に警鐘を鳴らす書である。地球温暖化が海流に与える影響により、スーパーストーム(超大型の嵐)が起こり、地球は新たな氷河期に突入する。著者たちは考古学上の発見(巨大なマンモスが一瞬にして死に至った謎など)、神話の再検討、近年次々に発表された驚くべき研究発表をもとに、迫りくる危機を精緻に予測している。我々はその日を回避することができるのか?それとも人類は最後の日を迎えてしまうのか?映画『デイ・アフター・トウモロー』原作本。
大好きなコートニィとキスをしたその日、14歳のボビーは普通の少年からタイム・トラベラーになった。時空を越え、広大な異次元空間を縦横無尽に駆け回り、人類の未来を守るためボビーは目覚め、戦いに挑んでゆく。
女子大生殺害事件を発端とする殺人事件で出会う、コック見習い役の木村、刑事役の明石家、妹役の深津。失われた記憶のパズルが合わさり、思いも寄らない真実が浮上する。北川ドラマの新境地のノベライズ!
乱闘事件で男子生徒が逮捕された。それを知った一人の女生徒は「罪にならないためにわたしたちはなにができますか」と、先生に問うた。その言葉に心を動かされた倫太郎たちは“一年七組からの手紙”として意見をまとめ、廊下に貼り出した。だが、学校側はそれを取り外し頑な態度をとる。誰かの問題ではなく、自分たちの問題として学校を変えていく。そう決意した倫太郎はルイ、青ポン、ミツルたち仲間と、生徒、教師、保護者の三者集会を開こうと動き出す…。シリーズ第七弾。教育とは、生きることとは何かをみずみずしく問う、感動のライフワーク。
かつての恋人から19年ぶりにかかってきた一本の電話。アダルト雑誌の編集長を務める山崎がこれまでに出会い、印象的な言葉を残して去っていった人々を追想しながら、優しさの限りない力を描いた青春小説。
民俗学者にして歌人の折口信夫にはひとには話せない悩みがあった。彼は幼少の頃より顔に青痣をもっており長らくそれにより苦しめられてきたのだった。木島日記第二弾は昭和のアンタッチャブルに触れる。
三流大学卒の陽一は銀座の高級クラブ「クイーン」のボーイ。新しいママ、摩耶の入店で、度肝を抜かされているところへ持ちかけられたうまい話。街金、ギャンブル、企業恐喝と、カネに翻弄される陽一たちの思惑は。