出版社 : KADOKAWA
この腐った国を変えると誓ったノイエは、王女と国王の関係をとりもち、軍師として瞬く間に出世! その後も教団との関係も深い大物、第二王子を釣りだしたり、敵スパイを捕えたりと八面六臂の活躍を続けていた。 だがそんな時、策謀と卑劣な秘術で王国を陰から操る外戚ツバイネル公が、予想外の政変を起こしてしまう。 勢力の大転換で窮地に陥るリンたちは、完全決着のため、影武者に敵貴族の切り崩しにとあらゆる知略を用い、最終決戦へと挑む!
魔王領に追放されたが逆に超重用されることになったトールは、相変わらず勇者世界のカタログを参考(?)に、超高機能の布や枕などマジックアイテムを作りまくる日々。 そんなトールを見捨てたあとにも利用しようと帝国が接触を試みる! だが、トールはある決意をつきつけ返し、更には魔王のために巨大で凶悪な魔獣を一瞬で屠る新兵器「レーザーポインター」まで開発して……? 平凡なものづくりオタクが楽しみながら軍事の要へ大進化!
運命の女神の加護を持つ元・加護なし令嬢ツェリシナ。ツェリン村の運営も絶好調で平和な日々--も束の間、王国に災いをもたらす《咲かずの大樹》の出現で体調不良者が続出! 大樹の性質に詳しい神殿長リュカーリアに助けを求めたところ、事態を対処する条件として正式に結婚を申し込まれてしまう。予想しなかった形で王太子ソラティークとの婚約破棄が決まり、努力してきた領地運営も断念することになったツェリシナ。し かし、その決断を運命の女神はなぜか許してくれなくて……!?
転生幼女インドラと、【迅雷白牙】という痛々しい二つ名を持つS級冒険者ソードが次に向かった先は王都! とその前に、インドラはサクっと冒険者Bランク試験を受けることに。 ソードに匹敵する実力を持つインドラだけに試験はとんでもない展開を見せ……気付けば飛び級してAランクに昇格!? そのまま前人未到の王都ダンジョン攻略に挑むけれど、ピクニック感覚で駆け抜けるインドラと超感覚で戦うソードでは何もかもが規格外で!? 幼女とおっさんの冒険譚第二弾!
お前は、誰を守ろうとしてるんだ? 迷走する警察。暴走する世論。壊れゆく家族。 ひとつの殺人事件が、隠された過去の真相を炙り出していく。 その罪は赦されるか。愛と憎しみの衝撃サスペンスミステリー。 岐阜県の山中で顔面を激しく損壊された男性の遺体が発見された。取材に赴いた週刊誌記者の宮治は、警察が何かを隠していると疑う。隣県にはひとつ歳下の弟・夏樹が住んでいた。久々に弟の部屋に立ち寄った宮治は、その言動に不信感を抱く。弟が事件になんらか関わっているのかもしれない。報道の使命を貫くか、家族を守るか、宮治は揺れ動くが……。 カバーイラスト/三部けい
悲しい別れを乗り越え日常へと戻ったネロとミーちゃん。 来る戦いのために勇者二人を鍛えながら、二都市でのお祭りを開催! 冷えたエールに枝豆、モフモフふれあい所など盛りだくさんでお祭りを満喫。 そして、勇者引き抜きの功績でまさかの貴族に!? ブロッケン山周辺を手に入れたので、まずは領地の整備&大掃除。モフモフ領地、運営開始します!
秋深まる季節、冒険者ギルド設立に向けて大忙しのエルト。ギルドの場所や建物を検討したり、併設するレストランのメニューを考えたり……と、そこに現れたのは危険なブルーヒドラ! 新たなモフモフ種族やモフモフの着ぐるみを被ったS級冒険者も加わり、みんなでブルーヒドラ討伐&ギルド設立に奔走! 領地発展はもうどうにも止まりません!?
魔王討伐の代償で若返ったサクヤは、冒険者養成学園へと通っていた。 そんな中、学園同士で覇を競う「連合学園祭」が開幕し、優勝を誓うフユナ先輩を支えることに。 一方で対戦校に所属し、フユナのライバルであるフィネスは、一目惚れしたサクヤのことを探していた。 「連合学園祭」で二人の少女が激突した時、チカラモチャーは真の実力を発揮する!
救世主パーティーを追放された後、自分の店と新たな仲間を手に入れたアルヴィン。仕入れを兼ねた遺跡探索の帰りに助けた少女の正体は、王国御三家のご令嬢でーー庶民生活を体験したい彼女は、お店に来ることに!?
一人で暮らしはじめて、私はやっと私になれた 【「一日一章ずつ読んでる」「大好き」「読みおわるのが惜しい!」とSNSで感動の声!】 〈しゃもじ〉〈コーヒー〉〈アボカド〉…。身の回りにあるモノをみつめれば、自分をもっと好きになる。韓国で爆発的人気のイラスト〈モノ〉エッセイ! 【一日一章ずつ読んで下さい。何気ない毎日がきっとあなたも愛おしくなる。】 ・傷ついた人間関係は、古い〈玉ねぎ〉の皮を剥くように癒やす ・〈しゃもじ〉を水に濡らすたびに思い出す、亡き祖父の教え ・食べ終わった〈アボカド〉の種を育てるということ ・二度目の〈コーヒー〉は、その日の体調に合わせて ・友人へのおみやげは〈すいか〉の種の気配り ・誕生日プレゼントだった〈オリーブオイル〉と〈生理用品〉 ーー貧しくても一人でも、日々の生活と向き合って、私はここ(ソウル)で生きていく。 自分を好きになるというのは決して簡単なことじゃないけれど 昨日の自分よりも今日の自分を もっと好きになりたいという強い気持ちがあるはず。 日々の変化をモノを通じて感じることができたら。 そんなふうに、明日に向かって生きていきたいのです。(「はじめに」より) 一人で暮らしはじめて、私はやっと私になれた。--しゃもじ、コーヒー、アボカド。身の回りのモノに耳を傾ければ、今日の自分がもっと好きになる。読めば優しい気持ちになれる、ソウル発の大人気イラストエッセイ。
派遣社員、彼氏なし、家族とは不仲。冴えない日々を送る葉奈は作家になる夢を叶えるべく、戦時中の沖縄を舞台に勝負作を書くことを決める。しかし取材先で問題の当事者ではない自分が書くことへの覚悟を問われ……。
国家転覆を企てるほど悪逆を尽くした公爵夫人エレインは自らの娘によって命を奪われた。 死の間際、大罪を後悔するも時すでに遅し。公爵家は滅び、その悪名は時間と共に忘れられるはずだったーーしかし、気がつけばエレインは出産中で!? なんと長男を出産した30年前に時間が巻き戻っていたのだ。 嘘と暴虐に塗れた人生を改めるため、 我が子に親殺しをさせないため、 前世の経験と知識を総動員したエレインの快進撃が始まる!!
フリーの観光ガイド佐抜克郎は、外務省関係者から東南アジアの小国“ベサール”の王子を捜してほしいと依頼を受ける。軍事クーデターをきっかけに王族の一部が日本に逃れていたのだ。佐抜はあがり症だが、ベサール語という特技があった。相棒として紹介された元女子プロレスラーのヒナとともに、佐抜は王子の行方を求めて多国籍の外国人が暮らす「アジア団地」に足を踏み入れる。ベサールの民主化を警戒する外国勢力や日和見を決め込む外務省に翻弄されながらも、佐抜は大きな決断の舞台に近づいてゆくー。
唯一無二のホラー漫画家・楳図かずおを特集! 「恐怖漫画」の第一人者として他の追随を許さない漫画家・楳図かずおは、一九五五年に貸本漫画家としてデビューする。 六一年に短篇「口が耳までさける時」を発表して以降、次々にホラー漫画を世に送り出し、読者の背筋を凍りつかせた。 ストイックに恐怖を追求する作風は、漫画にとどまらずジャンルを超えた表現者に多大な影響を与えている。 九五年に完結した『14歳』以降、漫画執筆を休止しているものの、色あせない楳図作品は新たな読者を惹きつけ続けているのだ。 そしてこの度、初期名作を一気に味わえるホラーシリーズ「こわい本」が角川ホラー文庫から刊行開始された。 唯一無二の恐怖世界を御堪能あれ! 強力な連載陣もお見逃しなく! ●特集 楳図かずおホラーワールド 【インタビュー】激白! 楳図かずおインタビュー「楳図式ホラーの流儀」 【漫画】復刻! 「のろいの面」楳図かずお 【告知】注目! 「こわい本」刊行開始! 【寄稿】耽溺! 楳図ファンが選ぶ戦慄の一作 伊藤潤二、大槻ケンヂ、小野不由美、片岡愛之助、児嶋都、近藤ようこ、高橋葉介、ピエール瀧、ヒグチユウコ、諸星大二郎 【コラム】仰天! 楳図かずおの軌跡 【コラム】熱唱! UMEZZレコードガイド 【コラム】堪能! UMEZZ映像作品ガイド 【エッセイ】熱愛! 綾辻行人「今さら「ラブレター」なんて……」 ●小説 京極夏彦、小野不由美、有栖川有栖、山白朝子、澤村伊智、近藤史恵 ●漫画 諸星大二郎、高橋葉介、押切蓮介 ●論考/エッセイ/インタビュー 京極夏彦、荒俣宏、東雅夫、加門七海、村上健司&多田克己、鈴木優作 ●グラビア げみ、芳賀日出男、佐藤健寿、怪食巡礼 ●怪談実話 岩井志麻子、牛抱せん夏、しのはら史絵 ●お化け友の会ひろば ナカニシア由ミ、伊藤慎吾、河野隼也、岩名謙太、Apsu Shusei etc……
仕事を辞め、慣れない育児に奮闘する暁彦は、“ママじゃない”ことに限界を感じていた。そんなとき拠り所になったのが、ある育児ブログだった。育児テクニックをそこから次々取り入れる暁彦だが、妻はそれがつらいと言い…。(「わたれない」)。私たちに降りかかる「らしさ」の呪いを断ち切り、先へと進む勇気をくれる珠玉の四篇。
大戦前夜の満洲、元陸軍中将の屋敷、連続毒殺事件、「三つの太陽」、岸信介の野望ーー。 デビュー作『刀と傘』で、「ミステリが読みたい!2020年版」第1位&本格ミステリ大賞受賞! ホワイダニットの名手が贈る、昭和史×本格ミステリ! 【あらすじ】 ここは夢の楽土か、煉獄かーー。 1938年、革新官僚・岸信介の秘書が急死した。秘書は元陸軍中将・小柳津義稙の孫娘の婚約者で、小柳津邸での晩餐会で毒を盛られた疑いがあった。岸に真相究明を依頼された私立探偵・月寒三四郎は調査に乗り出すが、初対面だった秘書と参加者たちの間に因縁は見つからない。さらに、義稙宛に古い銃弾と『三つの太陽を覚へてゐるか』と書かれた脅迫状が届いていたことが分かり……。次第に月寒は、満洲の闇に足を踏み入れる。
マリが働き始めた旅館で金塊をめぐる怪しい動きが!?(「湖の底の金塊」)。「小箱」を届けるだけの楽なお仕事のはずが怪しい男に追いかけられて(「危険を運ぶ道」)。父親を捜す少女を手伝うことになったマリとポチ。調査中に死体を発見!?(「絆はどこに行った」)。病院の検査結果を待つマリとポチ。誘拐事件に、拳銃発砲…行く先々で事件に遭遇!?(「5時から7時までのマリとポチ」)。一組の男女の身分差の恋に巻き込まれてしまいー(「華やかな死神」)。マリがなりゆきで参加したオーディションで、殺人未遂事件が発生!?(「天使に賭けた命」)。天使のマリと悪魔のポチ、ふたりの珍道中は続く。
グロテスクなのになぜか心地いい。 酒テロクリエイターとして名を馳せる著者が稀有な発想力を見せつける! 初の短編小説集。 人間関係や恋愛関係。小さな困難が積み重なり、複雑に絡まり合い、いつの間にかがんじがらめになる……そんな難しさや不確かさ、孤独や絶望なんとか乗り越えているすべての方に、心地よいほろ酔いを届けます。 既婚者との関係から抜け出せない女性を救い出すために、一本の口紅が取った驚きの方法とは?(「口紅の弾丸」) ミニマリストを極めすぎた男、全てを捨てて、最後に捨てたものとは?(「 」)。 地下アイドルとして奮闘する少女を守り支える、くまのぬいぐるみの不思議な力とは? (「くまのくぅーちゃん」) 嵐の夜、偶然知ってしまった酒の味。酒を求めて人間になることを決意し、裏切りを重ねた人魚がたどり着く未来とは? (酒に溺れた人魚姫、海の仲間を食い散らかす) 最後のどんでん返しに息を呑む! 「まさかこんな展開になるなんて!」と、新鮮な驚きに包まれる! 日々の痛みを和らげる「お酒」のような恍惚と同時に、酔いが醒めたときの筋肉痛や頭痛のような痛み、それでも現実に立ち向かう一人ひとりへのエールのような余韻が残ります。 深夜のOL牛丼/フラワーボーイ/口紅の弾丸/本当にあったビデオカメラ/酒に溺れた人魚姫、海の仲間を食い散らかす/あの頃のクリームソーダ/外の世界を知らない猫 etc.
神都ディルアーゼルを支配下に置いた魔物国家エステルドバロニア。未だ残る多くの問題に頭を悩ませていた人間の王カロンのもとに、リフェリス王国より使者が神都にやって来るという報告が上がってくる。 配下のフィルミリアを使って王国との関係性を構築する策を進めていたのだが、カロンはこの世界特有の病に罹り臥せってしまう。そして魔物たちがカロンの身を案じる中、"晦冥白狐"梔子姫が治療のためにと独断でカロンを連れ去ってしまうのだった! カロンと梔子姫が行方不明になり、エステルドバロニア内部が混乱する一方で王国からは勇者の血を引く騎士ミラ・サイファーが神都に向かってきてーー!?