出版社 : KADOKAWA
何者かの声に誘われて入った洞窟で遺跡を発見した、ホルム伯カムールの娘ウェンドリン。新たな遺跡の噂を聞いた冒険者たちでホルムの町は賑わう一方、遺跡では彼らが次々と魔物に襲われて魔物化してしまう事態が続発していた。旺盛な知識欲で遺跡を研究する女神官テレージャは、遺跡に棲む太古の皇帝の存在と、被害拡大を防ぐには皇帝を倒す必要があることを見抜き、探索監督のため直々に姿を現した大公の息子テオルの動きにも警戒を寄せる。ウェンドリンはテレージャや幼馴染の少女ネル、彼女に想いを寄せる若き騎士アルソンとともに、皇帝討伐のため再び洞窟の奥へと足を踏み入れた。魔物たちの攻撃をかいくぐり、ついに皇帝に対峙した一行。熾烈を極める争いののち、再び聞こえる謎の声。いったい何者なのか?不可解な動きを見せるテオルの真意とは?
執事・翠(みどり)の誘拐犯からの伝言により、謎の館の主に招かれた音霧紅刃(おとぎりあかば)はそこで実の兄や訳ありの悪魔契約者たち、はたまた探偵たちと、翠の奪回と自身の魂を賭けたゲームをすることに。数々の難関を乗り越え、なんとか翠を救うことができたものの、紅刃は驚くべき黒幕の正体を知ることになる。そこにはまるで予期しない結末が用意されていたのだったーーー!?
人に不用意に近づきすぎないことを信条にしていた大学一年の春、僕は秋好寿乃に出会った。空気の読めない発言を連発し、周囲から浮いていて、けれど誰よりも純粋だった彼女。秋好の理想と情熱に感化され、僕たちは二人で「モアイ」という秘密結社を結成した。それから3年。あのとき将来の夢を語り合った秋好はもういない。僕の心には、彼女がついた嘘が棘のように刺さっていた。
世界的なグルメガイドの元「格付け人」、牧村紗英。「絶対味覚」を持つ彼女は、独立して会社を立ち上げ、人気店を覆面調査し、「星をつける」仕事をしている。彼女の判断は、企業による対象店への投資を左右する重要なものだ。今回、彼女が調査するのは、カリスマ料理研究家、須賀ユウコが手がけるカジュアルフレンチ、「ユウコの厨房」。プレミア価格がついている幻の日本酒の蔵元、「酒蔵烏鵲」。高級鮨を手軽な値段で味わえると人気の大箱鮨店、「すし海将」。華やかな成功の陰にある嘘、そしてそこには常にある男の存在が…?
司書として図書館で働く諒子は、一度だけ無自覚に娘を手を上げてしまい離婚、その後悔を引きずったまま孤独な毎日を過ごしていた。図書館へ頻繁に通ってくる中学生の女の子に自分の娘を重ね合わせていたが、少女は突然失踪してしまう。一方、専業主婦の美咲は、3歳の娘の育児に苦労し、夫ともうまく行かず疲弊していた。ある日、娘が幼稚園から何者かに連れ去られてしまい…。接点のないふたりの女性が交錯するとき、胸に秘めていたそれぞれの本音があふれ出していくー。ふたりの行く末は絶望か、希望かー切なき母娘物語。
創立十五周年記念公演を目前とした名門バレエ団に公演中止を要求する脅迫状が届いた。海外の要人が鑑賞を予定していることが判明し、海埜警部補が専従班として警護に当たることに。芸術知識と推理力で数々の事件を解決してきた甥の“芸術探偵”瞬一郎と通し稽古に向かうと、演目の『ドン・キホーテ』は危険なシーンばかり。万全の警備態勢を整えるが、海埜はある絶対的な不安の原因に気づいてしまったー。緊張の中、幕があがる!(「ドンキホーテ・アラベスク」)舞台で渦巻く疑念があなたを幻惑する書き下ろしミステリ中篇集。
日中戦争中の万里の長城。探偵役を命じられた従軍作家が辿り着く驚愕の真相とは? 浅田作品初の戦場ミステリ。 1938年秋。流行探偵作家の小柳逸馬は、従軍作家として北京に派遣されていた。だが、突然の要請で、前線へ向かうこととなる。 検閲班長の川津中尉と共に、北京から半日がかりで辿り着いた先は、万里の長城、張飛嶺。 そこで待っていたのは、第一分隊10名が全員死亡という大事件だった。 なぜ、戦場に探偵作家が呼ばれたのか。10名は戦死ではないのか!? 分隊内での軋轢、保身のための嘘、軍ならではの論理ーー。 従軍作家の目を通し、日中戦争の真実と闇が、いま、解き明かされる。 「戦争の大義」「軍人にとっての戦争」とは何かを真摯に捉え、胸に迫る人間ドラマ。
宗教象徴学者ラングドンは、スペインを訪れていた。元教え子のカーシュが、人類最大の謎を解き明かす映像を発表するというのだ。しかし発表の直前、カーシュは額を撃ち抜かれて絶命する。一体誰がーー。発表の前、カーシュはキリスト教、イスラム教、ユダヤ教の指導者たち三名と会合を行い、警告を受けたとラングドンに語った。犯人はいずれかの指導者に派遣された暗殺者なのか!? ラングドンは、美貌の美術館長でスペイン国王太子の婚約者でもあるアンブラとともに逃亡しながら、カーシュの残した人工知能ウィンストンの助けを借りて、謎に迫る。 鍵を握るのは、人類最大の謎「我々はどこから来たのか、どこへ行くのか」--。 スペインのビルバオ、マドリード、バルセロナを舞台に、ラングドンの前に最強の敵が立ちはだかる! 全世界で2億部突破のベストセラー作家、ダン・ブラウンの最高傑作が満を持して日本上陸!! 「ダン・ブラウンは知的かつスリリングな小説の第一人者だ」(ウォールストリート・ジャーナル)
スペインのビルバオ、マドリード、バルセロナを舞台に、ラングドンの前に最強の敵が立ちはだかる! 鍵を握るのは、人類最大の謎「我々はどこから来たのか、どこへ行くのか」--。 全世界で2億部突破のベストセラー作家、ダン・ブラウンの最高傑作が満を持して日本上陸!!
元デザイナーで小説家の「僕」は、知人友人からよく相談を受ける。「ナッちゃんはそういうの駄目な口やろ」と笑いながら、デザイン学校時代の年上の同輩、御木さんは奇妙な話を始めた。十三歳のときに山崩れで死んだ妹が、年老い、中学の制服を着て、仕事先と自宅に現れたというのだ。だが彼の話には、僕の記憶と食い違いがありー(「クラス」)。この現実と価値観を揺るがす、全9篇の連作集。
450万DL突破の大人気アプリの秘話満載、公式ノベル登場! ロッソ、ダグラス、オリオンの三人で宝探しをするが? 『幻の宝と海の王子達』、 シュニーがパーティを主催したいと言い出し!? 『オトナになりたい』、 囚人達のため、罪過の国の王子達が一肌脱ぐ! 『優雅な更生プログラム』など、 ここでしか読めないオリジナルストーリー6編の他、 アプリ内で行われた人気イベント『月下の妖かし桜』の裏話、『それぞれの想い』、 そして『白と黒の盤上戦戯』の裏話、『負けられない理由』を収録!! ファン必見! 王子様達の秘蔵エピソードをお届けいたします♪ 登場王子: 海賊の国&人魚の国&珊瑚の国/雪の国/罪過の国 月下の妖かし桜/白と黒の盤上戦戯 天狐の国/文壇の国/天の国&地の国(短編収録)
親切な女神のおかげで転生することになったお爺ちゃん。願い事として望んだのは、「健康な体」。なのに何故か強力な魔法を扱えるチート能力までも与えられてしまった! ところが彼は力をほとんど使わないまま。そんな彼ーー少年シウが11歳になったとき、女神が現れ告げるーー。「冒険者になって人生を楽しみなさい」かくして冒険者になるべく王都へ赴いた彼は、道中でペットになった猫型騎獣のフェレスと共に新しい生活を始める。ギルドの依頼や、王都の様々な人々との出会いを通して、シウの世界は少しずつ広がっていくーー。チート能力を持て余した少年シウとモフモフの異世界のんびりスローライフ、開幕!
杜の都、仙台にはかわいくてお天気屋な幽霊がいる。永遠の十七歳(なぜなら死んでいるから)お鈴さんである。江戸時代の幽霊だが、地下鉄も自在に乗りこなし神出鬼没。OLのカエデに取り憑き、奉公人扱いをするなど、やりたい放題。だが事件と聞けば放っておけず、首を突っ込むお人好しでもある。カエデたちを巻き込んでは、仙台の街を駆け回る。お鈴さんのいくところ、事件あり!?読むと元気をもらえる、優しい幽霊の物語。
遠く離れた2つの温泉地で硫化水素による死亡事故が起きた。検証に赴いた地球化学研究者・青江は、双方の現場で謎の娘・円華を目撃するーー。東野圭吾が小説の常識をくつがえして挑んだ、空想科学ミステリ!
吉祥寺のガーデンショップに居候中の大学生・保。住み込みの庭師・啓介とその異母弟・弓弦は、実はすご腕の陰陽師だ。 ある日、熱で寝込んだ保のもとに「迎えに来たんだよ、たもつ」と呼ばう日陰色の子供が現れる。保に憑いている非常に危険なものらしく、昔不審な死に方をした啓介の兄・一貴とも関連があるらしい。一方、屋外に出かけた保の妹・実梨の前にも、日陰色の子供が現れて!? 現代の陰陽師ものがたり、緊迫の第3弾! 【主な登場人物】 丹羽 保 大学一年生。あやかしに好かれやすい体質。 久世 啓介 ガーデンショップ「栽ーSAI-」の庭師にしてすご腕の陰陽師。 久世 弓弦 啓介の超絶美形の異母弟。なにかと保を気にかける。 一話 呼ばいの声と葉擦れのうねり 二話 招きの梢と見張りのカラス 三話 不運の時期と不吉の足音 四話 うつろの記憶とうろの口 (文庫書き下ろし)
早朝の歌舞伎町で女が攫われた。事件解明に動きだした潜入刑事の松重豊次郎は、女が30年前のハーフタレント拉致事件を追っていた芸能ディレクター細川綾子で、ソープランド『バージンポリス』を出た後に「新宿爆烈会」の若頭・花田徹らに拉致されたことを突き止める。さらに松重は巧みな性技で風俗嬢から情報を聞き出し、黒幕を追い詰めていく。背後には各界の要人が蠢いていてー新宿の闇をエロで暴く、爽快警察官能小説!
愛、絆、情、欲。 執着の虜となった者たちを描く、京極小説の神髄! 藩の剣術指南役を仰せつかる桐生家に生まれた作之進には、右腕がない。 物心付いた時には、もうなかったのだ。二の腕の途中から、すっぱりとない。 これが普通だこういうものなのだと、ずっとそう思っていた。 元服の夜、作之進は父に呼び出された。 そして父はーー厳かに言った。 「お前の腕を斬ったのは儂だ」 一方、柔らかで幸福な家庭で暮らす「私」は、何故か、弟を見ていると自分の中に真っ黒な何かが涌くのを感じていた。 ある日、私は見てしまう。 幼い弟の右腕を掴み、表情の無い顔で見下ろす父を。そして父は、 「これだよなあ」 と、暗い声で言ったのだったーー。 過去と現在が奇妙に交錯する「鬼縁」ほか、<人と鬼>の狭間を漂う者たちを描いた全9篇。 <解説/東雅夫>
激動の幕末。南朝の皇子との噂がある美貌の剣鬼・椿は、新撰組や西郷吉之助から、倒幕の駒として狙われていた。そんな中、椿の元に遊女志望の女、早咲がやってくる。彼女は色気もなく芸事もできないが、抜群の剣の腕を持っていた。一方、“人斬り”の河上彦斎は、長州兵を攻め込ませるため二条城を燃やそうとしていた。椿と早咲はそれを阻止するため、現地へ向かうーー。 峰隆一郎の遺伝子を継ぐ幕末剣鬼伝、シリーズ第2弾!
引っ込み思案の少女、千蔭は、女優を引退した母親と、地方の片田舎、沙之里に引っ越すことに。ある日迷い込んだ丘で、千蔭は大木“サノキ”を見つける。そこで出会った白い着物の少女、チヨから「成仏できない幽霊を、あの世に送るお手伝い」を頼まれた千蔭。“サノキ”はこの世とあの世を繋ぐ木だった。訳アリな幽霊たちと遭遇し、チヨと絆を深め、沙之里を愛し始めた千蔭だが…。涙の後に衝撃が!恐くて切ない青春ファンタジー!