出版社 : KADOKAWA
剣と魔法の世界に迷い込んだFPSプレイヤー・シュバルツ。空の王と呼ばれる上位格モンスターを撃退した彼は、冒険者として名を上げた。FPSの経験を活かした大活躍を買われ、彼は突如出現した巨大迷宮へ派遣される。高ランクの女性冒険者と共に探索を進めるうち、この迷宮の“違和感”に気づき始めてー。次々謎が増えていく迷宮で、シャバルツは自分が異世界に落ちた理由を知ることに…!?
公爵令嬢キャロル。本日、王子から婚約破棄されました。あらまぁなんて…幸運なんでしょう!これで、ずっとお慕いしている“あの方”に心置きなくアタックできますわ!今度こそ真実の愛に生きるのです。そう決意した私が狙うは、白いおひげが素敵な騎士団長・ヴィルヘルム様(62)。「どうかキャロルを、お嫁にしてくださいませ」年齢も身分も関係ありません。恋愛初心者の堅物騎士団長を、攻めて攻めて、攻め落とします!
逆境をバネに大事業に挑んだ二人の男! 広島県の造り酒屋に生まれた池田勇人は、大蔵省に入って5年目に全身から膿が吹き出す「落葉状天疱瘡」という難病に罹り、生死をさまよう闘病の中で退転を余儀なくされた。絶望の底に叩きつけられた池田だったが、奇跡的に同省へ復職、仕事ぶりの卓抜さから、主税局長、次官と上り詰めたのち、政治の世界へと身を投じる。時を同じくして、朝日新聞政治部の記者で水泳指導者としても活動する田畑政治は、幻となったオリンピックを再び東京で開催しようと動き始めるーー。 序 章 第一章 二人の男 第二章 オリンピックを呼んでくる 第三章 月給を倍にする
信じていた恋人に振られ、職業もお金も、居場所さえも失った25歳のエミリ。藁をもすがる思いで10年以上連絡を取っていなかった祖父の家へ転がり込む。 心が荒みきっているエミリは、人からの親切を素直に受け入れられない。しかし、淡々と包丁を研ぎ、食事を仕度する祖父の姿を見ているうちに、小さな変化が起こり始める。食に対する姿勢、人との付き合い、もののとらえ方や考え方……。周囲の人たち、そして疎遠だった親との関係を一歩踏み出そうと思い始めるーー。「毎日をきちんと生きる」ことは、人生を大切に歩むこと。人間の限りない温かさと心の再生を描いた、癒しの物語。
吉祥寺の庭師は、実はすご腕の陰陽師!? 庭にまつわる不思議な事件、解決します。 累計500万部突破「少年陰陽師」シリーズの著者が贈る、 現代の陰陽師ものがたり第2弾。 吉祥寺のガーデンショップ「栽ーSAI-」に居候中の大学生・保。兄のような存在である庭師の啓介が、すご腕の陰陽師でもあることを最近知ったが、それ以上詳しいことを教えてくれないのが不満の種。 啓介の美貌の異母弟・弓弦は、知ることは時に危険で、知らないほうが良いこともあるのだと諭す。 そんなある日、保と啓介は庭の手入れを依頼され一軒家を訪れるが、突然井戸から黒い煙のようなものが噴き出し、『うそつき』という女の声が……。 井戸で何かが起こっている。 そして災いは、連鎖する。 五話 実らずの柿と人待ちの夕べ 六話 移り気の花とささやきの井戸 七話 きざしの髪と幽世の水辺 八話 送りの風と帰らじの笹舟
五輪に託した夢があった! 政治家に転身した池田勇人は着実に要職を踏み、ついに首相に就任。東京オリンピック開催準備の政府責任者として、首都大改造、東海道新幹線の建設などを指揮、経済成長を牽引する。しかし、開催直前、病魔が池田を襲う。一方、東京五輪決定を機に組織委員会事務総長に就任した元朝日新聞記者の田畑政治は、突如湧き起った責任問題で事務総長辞任に追い込まれてしまう。「記憶に残る大会に」「経済成長に弾みを」……。それぞれの理想を掲げて奔走した二人。そしてついに「この日」は訪れたーー。 第三章 月給を倍にする(承前) 第四章 水と道路と鉄道と 第五章 国をひとつに 第六章 世紀の祭典 終 章
西丸書院番組頭を務める立原家の娘、志津乃は、父と継母が進めようとしている新たな縁談に気を揉んでいた。相手の高階信吾郎は、父と同じ西丸の書院番士であり、武芸に秀でた美男。誰から見ても申し分のない良縁である。だが、志津乃には、決して忘れることのできない人がいた。かつての許婚の坂木蒼馬は、西丸書院番士であったが、徳川家治の継嗣、家基の死を切っ掛けに突如失踪したのだ。蒼馬を忘れられずにいる志津乃に対し、信吾郎は、蒼馬が家基の暗殺を疑われていることを告げるのだったー。蒼馬が失踪した真相を知るため、志津乃は彼を捜す決意をする。『ヨイ豊』で注目を集める著者が描く、最新時代長篇。
変わりたい。変わらなければ。 私は次第に自分を見失っていった。 世界的ベストセラー作家 パウロ・コエーリョの刺激的な新作! 優しく裕福な夫、二人の子ども、ジャーナリストとしての恵まれた仕事。 幸福を絵に描いたような生活を送っていたリンダだったが、ある取材を機に人生を見つめ直し、自分が抱える深い悲しみに気づいてしまった。 自分は日常生活に追われ、危険を冒すことを恐れ鈍感になっていた。 結婚生活にも情熱は感じられない。感動も喜びも消え、この孤独感はだれにも理解してもらえないとリンダは絶望し始めていた。 そんなとき、元彼と再会する。 政治家として出世街道を歩みながらも同じような孤独を抱えたその男、ヤコブはリンダに問いかけた。「きみは幸せなのかい」と。 その一言がきっかけで、リンダは刺激を求め、危険な道に足を踏み入れるーー。
ノンフィクションライターの小林は、脳梗塞で療養中の元与党幹事長・佐竹の回顧録のゴーストライターを引き受ける。売れないライターからの一発逆転を狙い、小林は過去の巨額借り入れ金スキャンダルを告白させようと試みるが、佐竹が語り出したのは、戦争のできる国家へと大きく舵を切る現総理大臣の前代未聞の大スキャンダルだった。しかし、佐竹の告解が終わった刹那、公安警察が現れて乱闘になり、脳梗塞を再発した佐竹は死亡してしまう。佐竹の告白と乱闘の一部始終が録音されたレコーダーを手に、現場から命からがら逃げ出した小林は、旧知の警察官の助けを得て、マスコミを巻き込んだ大勝負に出るがー。時代を切り取る、迫真の書き下ろしエンタテインメント!
七野夏姫は、ワケありの取引先を一手に引き受ける渉外七課、通称「ハキダメ」に配属され、必死に書いた稟議を申請するたびに本部に否認される毎日を送っていた。その本部決裁者こそ、ハイパークールという威名をとどかす審査役の北大路でー七野はついに、北大路に向けて宣戦布告めいたメールを送りつけるのだが…!?
疫病に侵された「娘」サラと彼女を守る「ママ」のリリス。 はたから見れば、年齢に差のない、ミステリアスな美少女ふたり。 彼女たちは幼少期に受けた人体実験により、周囲が恐れる能力を得ていた。 しかしその能力の代償はーー疫病の治らない身体と 能力を求める者からの追行。 死と隣り合わせの日々を余儀なくされた。 これは行方不明の科学者たちを探し、元の身体を取り戻すための冒険譚である。 ・プロローグ ・サラ ・リリス ・エピローグ
宝塚の娘役と、ひそかに彼女を見守り続ける宝塚ファンのヤクザの組長。決して交わるはずのない二人の人生が一瞬、静かに交差するーー。 宝塚歌劇団雪組の若手娘役・野火ほたるは新人公演でヒロインに抜擢され、一期上の憧れの先輩・薔薇木涼とコンビを組むことになる。ほたるの娘役としての成長とバラキとのコンビ愛。そんな彼女をひそかに遠くから見守り続ける孤独なヤクザ・片桐との、それぞれの十年をドラマティックに描く。『男役』に続く、好評の宝塚シリーズ第二弾。
もし、明日、愛する人が記憶を失くしてしまったら…? 日本中を大号泣させた『teddy bear』べあ姫、待望の感動ラブストーリー! 自分の"10か条"を叶えてくれる理想の男性を探し続ける大学生の愛子。たった一人の女の子を今でも想い続ける大学生の浩輔。いつもの帰り道、とつぜん降りだした雨のせいで、愛子と浩輔はぐうぜん出会った。交わるはずのなかった二人におとずれた、この運命の出会いは、叶わずに終わってしまった、あるひとつの悲恋を呼びさますーー。
麻薬王アダン・バレーラが脱獄した。30年にわたる血と暴力の果てにもぎとった静寂は束の間、身を潜めるDEA捜査官アート・ケラーの首には法外な懸賞金がかけられた。王座に返り咲いた麻薬王は、血腥い抗争を続けるカルテルをまとめあげるべく動き始める。一方、アメリカもバレーラを徹底撲滅すべく精鋭部隊を送り込み、壮絶な闘いの幕が上がるーー数奇な運命に導かれた2人の宿命の対決、再び。『犬の力』、待望の続篇。
捜査陣の中に、裏切り者がいる。選び抜かれたメンバーの誰が? 密かに調査を進めたケラーは、驚愕の事実に対峙する。そんな中、バレーラが次なる狙いと定めたシウダドフアレスでは、対立する勢力が衝突し、狂気と混沌が町を支配していた。家族が引き裂かれ、命と尊厳が蹂躙される。この戦争は、誰のためのものなのか。圧倒的な怒りの熱量で、読む者を容赦なく打ちのめす。21世紀クライム・サーガの最高傑作。
長野県内で発見された男の遺体。品川区役所に勤める直子は、死んだ男・岡根から一カ月前に「長野県人の義務」として謎の角封筒を託されていたことを思い出す。そこに入っていたのは、長野のパンドラの箱。困り果てた直子は、夫の学生時代の同期である浅見光彦に相談をするが…。一方長野県では殺人事件の捜査を“信濃のコロンボ”竹村警部が取り仕切っていた。何故、男は殺されたのか。信濃を巡る巨悪に、浅見と竹村が挑む!
顧客はVIP、けれど窮地にある人には手を差し伸べるのが信条の会員制医院「神酒クリニック」。ある日顧客から、意識のない女性の診察依頼が。全身ずぶ濡れの彼女はなんと記憶喪失。けれど突然「爆弾が爆発する」と呟き…。天才的な洞察力で人の心を見抜く精神科医の天久翼は、彼女・美鈴の記憶を取り戻すことに。彼女と、相次ぐビル爆破との関係は。そして翼の遅すぎる初恋は…。痛快すぎる医師達のノンストップエンタメ!
走哉にとって初めての公式戦は、散々な成績で終わったが、同じ大会で皆の注目を集めたランナーがいた。一か月後、同じ学年に転校してきたのが、そのランナーだと知り、早速陸や部長の田村は彼(一心)を陸上部に勧誘するが「走るのはやめた」と取り付く島もない。前の学校で、才能ゆえにコーチから特別扱いされ部の中で孤立していた一心は、幼馴染が貧困から犯した万引きの罪を被ったことで、学校中の誤解を受け、走る意欲を無くしていた。「なぜあんなに才能があるのに走らないんだ」事情を知らない走哉に、陸は一心とは通じるものがありいいライバルになる、というが意味が解らない。少しでも一心に近づきたいと、部活後自主トレを続けるが、走り過ぎて貧血を起こしてしまう。それを助け起こしたのは、一心だった。近所で偶然、走哉の自主トレを見かけて目を離せずにいたのだ。陸上の基礎力の話をして、走り過ぎてもダメなんだと話す一心。翌日、陸が一心を部活に誘うが田村たちと衝突してしまう。帰り道が一緒になった走哉に、一心は「おまえには他のスポーツの方が向いてる」というと、走哉は一心の目を強く見つめ、「走るのが好きだっていう気持ちは、誰にも負けない」と語るのだ。 ・デビュー戦(走也) ・デビュー戦(一心) ・ライバル
かつて旧制中学だったバンカラな伝統が残る都立辰川高校に入学した上田ひろみは、学校全体を覆う居心地の悪さを感じるようになっていた。合唱コンクールで代役の指揮をした美少女有理と親しくなってからは、周囲でさらにおかしなことが起き始める。合唱祭、演劇コンクール、体育祭と準備に追われる中、生徒会に脅迫状が届き相次いで事故が……。学校に巣くう「名前も顔もないもの」とはなんなのか? 何ものからも守られ、それゆえに不安定な「ゆりかご」のような場所、「学校」。そこで過ごす刹那を描いた、人気作家荻原規子の今では珍しい学園サスペンス。読みながら思わず自分の高校時代を重ねあわせていく、不思議な感覚の物語。書き下ろし短編、あとがきを収録して新たに登場! 第一章 沈黙の音 第二章 砂糖とスパイス 第三章 月の諸相 第四章 銀盆の首 書き下ろし短編 週一の時間 あとがき