出版社 : KADOKAWA
16歳、“勇敢”派閥に正式に所属できるのは、勝ち抜いた上位10人のみ。脱落した人間は「無派閥」として過酷な人生を生きることになる。試練に直面したベアトリスは、イクストラクターのフォーに惹かれ始める。そんな中、“博学”のリーダー・ジェニーンに呼び出されたベアトリスは、シミュレーション・セラムに秘められた怖ろしい秘密に気づくー。異端者に課せられた運命は世界を救うことなのか?壮絶なバトルが始まる!
裏取引で得た1億円を持ち逃げしたチンピラ・江古田。それを追う冷酷な兄貴分・船越。彼女とデート中に偶然抗争に巻き込まれたサラリーマン・次晴。彼らが行き着いたのは、山の中に佇む休業中のホテルだった。謎のフロントマン・重盛に匿ってもらった次晴だったが、新たな“刺客”が次々にホテルへやってきて…。1億円を巡る決死の争奪戦が始まった。最後に大金を手にするのは誰か?息をつかせぬ破天荒エンタメ長編!第3回野性時代フロンティア文学賞受賞作!
大坂の陣。幕府軍の攻勢を受け、豊臣家は存続の危機に瀕していた。陥落寸前の城で家康に対峙していた秀頼だったが、城内は混乱状態。母・淀殿が過去の罪を記していた日記を盗まれたことで錯乱し、混乱に拍車をかけていた。かねてから自身の出生に疑問を抱いていた秀頼もまた懊悩するが、敵軍を前にその決意を迫られる。大坂城を舞台に、母と子の過酷な運命を直木賞作家が圧倒的な密度で描き切った傑作歴史小説!
舞台は京都にある美代ちゃんの築百五十年のお家。その古くて暗い台所には竃神が祀られたおくどさんがあった。そして、代々女性にしか見えず、見る者によって形や姿が異なるといわれる“そこはかさん”なる存在がー。はたして美代ちゃんの目に映ったそこはかさんとは…。第8回『幽』怪談文学賞短編部門大賞受賞作品。他、書き下しの二編を収録。
学芸員という職業柄、私は旧家や辺鄙な土地を訪れる機会がある。野々宮先生の喜寿を祝う会に出席した折、そうした場所で見聞きした話をまとめるよう先生に勧められた。漁師町で異様な虫に寄生され、瓢箪から這い出る子供に甘えられ、紛失した「天竺」の行方を追う。土地の因習を幻想的に書き上げた九つの奇譚が綴られる。第8回『幽』怪談文学賞・長編部門大賞受賞作。
「彼女が消えた。一冊の本とともに。」 小学校の教師をしている25歳の研介。ある日、恋人の品子に一冊の本が届くと、彼女は失踪した。本の贈り主は彼女が以前話していた「忘れられない初恋相手」なのか?
“うろつき同心”空木勘久郎は、深編笠の浪人者の窮地を救う。その成り行きから、彼は十にも満たない幼子・鳶之介を預かることに。一方、北町奉行所では、重罪人“嶋田兵部”に関わる不穏な密命が下されていた……。
41歳の岡村は、息子がサッカー部を辞めた理由を知るため、地元の草サッカーチームに参加する。思うように身体は動かないが、それぞれの事情を抱える仲間と過ごすうち、岡村の中で何かが変わり始める……。
裏道にひっそりと立つ「カフェ・フロリアン」。夜はゲイバーとなる店のママは前世がみえると評判で、毎夜、相談者が訪れるが…。前世の因縁と現世の謎を解き明かす、とびきりゴージャスな女装探偵の名推理。
長野県議会中、議員が何者かに殺害された。残された紙片には「善光寺を開帳せよ」という謎のメッセージが。捜査に乗り出した城取刑事は、かつて自分が担当した冤罪疑惑事件とのつながりを疑うが……。
「お人好しのやっさん」と親しまれる牢屋同心・大賀弥四郎のもとに、亡き妻の面影を宿したお峰という女が亭主殺しの科で入獄してくる。御白洲での裁きは明後日ーお峰から意外な告白を聞いた弥四郎は独自の調査を始めるが、その親切が仇となり、事件は混迷を深めていく。そこには一介の按摩から上り詰めた大宮検校の存在もちらついて…。情にもろくて熱い同心の生きざまを描く大好評書き下ろし時代小説シリーズ第2弾!
フィリエルとルーンは「世界の果ての壁」を見つけだすが、想像もできぬことになってしまう。そして、竜退治に苦戦するユーシスの前に、思いもよらぬ侵略軍が…!? ついに、フィリエルは女王と対峙する。
捕らえられた先の町奉行所で、自らの出生の秘密を告げられた銀次。動揺し、思い悩む銀次だが、将軍暗殺の陰謀を聞かされ、江戸の平和のため立ちあがる。暗殺者は手練れ三人。銀次の鉄刀がうなりを上げる!
1852年、マシュー・カルブレイス・ペリーは東インド艦隊司令官に就任した。太平洋航路開設に向けた日本の開国と国交樹立が任務である。世界における祖国の優位性確保のため大任を引き受けたペリーは、翌年エド湾の西側にあるウラガという町の沖に船を進めた。だが、ジャパン政府との交渉を優位に進めたい彼の前に、開国を迫る世界各国と幕府高官が立ちはだかった…。世界的な視点で幕末史を塗り替える、著者渾身の歴史小説。
平凡だけがとりえの知花は見合いを勧められる。相手は資産家の飯盛家の長男。なぜか気に入られた。奥深い森の洞穴で“新妻は見た!” 第8回「幽」怪談文学賞で審査員を唸らせた和風ゴシックロマンス。
「コブラ」の異名を持つ元CIA局員ポール・デヴロー。冷戦や対テロ戦争に従事した男に、米大統領からコカイン産業撲滅指令が下る。コロンビアの麻薬組織を目標に「プロジェクト・コブラ」が幕を開ける!
新たなテロと認定されたコカイン汚染。米大統領指令を受け、巨大麻薬組織殲滅の「プロジェクト・コブラ」が始動。「コブラ」ことポール・デヴローは諜報網を張り巡らせ、鉄壁の組織を崩壊させてゆくが!?