出版社 : KADOKAWA
藤原広嗣の庶子、真幸は遣唐大使護衛士として大陸へ渡った。長安には玄宗皇帝の信頼を一身に集める日本人高官、朝衡すなわち阿倍仲麻呂がいた。在位四十年、玄宗は楊貴妃への愛に溺れていた。帝国の財政、司法、警察の絶対権を司る男、楊国忠。兵馬の大権を握り、辺境に陣取る安禄山。二人が衝突すれば、国難は必至。智謀に優れた吉備真備が加わり、各人の思惑が錯綜する中、真幸は思わぬ役割を命ぜられー。壮大な大河小説。
1995年1月17日、兵庫県一帯を襲った阪神淡路大震災。死者6347名を出したこの未曾有の大地震には、数々の不審な点があった……『下山事件』『TENGU』の著者が大震災の謎に挑む長編ミステリー。
八神俊彦は自らの生き方を改めるため、骨髄ドナーとなり白血病患者の命を救おうとしていた。だが、都内で連続猟奇殺人が発生。事件に巻き込まれた八神は患者を救うため、命がけの逃走を開始するーー。
吉原近くで斬られた男は、火盗改同心・風間の密偵だった。密偵は、死者を出さない手口の「梟党」と呼ばれる盗賊を探っていたが、太刀筋は武士のものと思われた。与力・雲井竜之介が謎に挑む。シリーズ第2弾。
父親が遺した事件を解決するため、探偵となった高校生の甘栗晃。次なる依頼人は、「名古屋最凶の中学生」と恐れられた、元不良の徳永。彼から、袋小路で「消えた」恩師を探してほしいと頼まれた晃は……。
伝説の『殺人鬼』ふたたび! ……蘇った殺戮の化身は山を降り、麓の街へ。いっそう凄惨さを増した地獄の饗宴にただ一人立ち向かうのは、ある「能力」を持った少年・真実哉! ……はたして対決の行方は?!
時は平安。神代の昔に閉ざされた黄泉の扉を、開こうと画策する者がいた。そのために彼らが欲するのは、神の血をもつ生贄。北辰が翳り、瘴気が吹き荒れるなか、見習い陰陽師・昌浩は都を救うべく奔走するが・・・・・
カリフォルニアでマリファナのビジネスで成功していたベンとチョン。だがメキシコの麻薬カルテルが介入し、二人の恋人オフィーリアが拉致されてしまう。二人は彼女を取り戻すために危険な賭けにでるがーー。
恋人のリエを殺害した「僕」。連行された先で待っていたのは5人の男女。だが警官を含めた全員が「私がリエを殺しました」と告白を始め!? 交錯する記憶、入り乱れる虚実。新世代の旗手が放つ衝撃ホラー!
愛されること、それこそはノーマ・ジーンが長い間望み、一度も叶えられたことのない夢だった。自分に自信がなく、人生にも絶望していたー。繊細な魂を胸に秘め、大リーガー、ディマジオと結婚、大作家ミラーと恋愛、また大統領ケネディの愛人となり、彼らの秘密を見つめ続けた世界の恋人マリリン・モンロー。成功の階段を上りながら求めたものは何だったのか?新たな視点で描いたハリウッド美神の悲劇、決定版。
掟破りの推理法で真相を解明する水平思考に天性の才を発揮する浅倉絢奈。中卒だった彼女は如何にして閃きの小悪魔と化したのか? 鑑定家の凜田莉子、『週刊角川』の小笠原らとともに挑む知の冒険、開幕!!
家族と生まれ育った美しい屋敷をこよなく愛する少女パット。変化を嫌い永遠にこのままを願うが、時に身を引き裂かれる思いをしながら大人への階段を上っていく。少女の成長を描くリリカル・ストーリー!
施政権返還直前の沖縄、那覇。英字新聞リュウキュウ・ポストの記者・伊波尚友は、ある日ホワイトとスミスと名乗る2人のアメリカ人から反戦活動に関するスパイ活動を迫られる。離島出身ゆえに幼少の頃から差別を受け、沖縄にも日本本土にも憎悪を募らせる尚友は、グリーンカードの取得を条件に承諾。コザに移り住み、反米反基地活動に身を投じながら情報を集めていくー。
大学生の陽は、8歳年上の中野と関係を持つ。一番でなくても側にいたい、と彼の前で都合のよい女を演じるが… “第4回iらんど大賞”NHK賞『金魚倶楽部』椿ハナの、ほろ苦い大人の恋物語。
大阪から横浜へ越してきた小学生の大貴は、マンションで同い年の真吾と出会う。性格は全く違う2人だったが惹かれあい、親友に。やがて高校生になった2人は、雑誌の読者モデルをきっかけに芸能活動をスタート。 同居も始めるが、真吾だけがスターダムを駆け上がっていくことで2人の仲は決裂してしまい……。 絶望的に素晴らしいこの世界の真ん中に、僕は君と共にある。 “ステージ”に魅入られた青年たちを描く、作家活動の原点となる青春小説。
「気がつくと、夢中で読みふけっていた。続きが気になって、中断したくない。 一刻も早くラストを知りたいが、物語が終わってしまうのも、惜しい。結局、読了後もしばらく余韻が続いた。」(小谷真理氏「解説」より) 二人は仇同士であった。二人は義兄弟であった。そして、二人は囚われの王と統べる王でであったーー。 一国をめぐる男二人の相克! 翠の国は、ここ百数十年、鳳穐(ほうしゅう)と旺廈(おうか)という二つの部族が覇権を争い、現在は鳳穐の頭領、櫓(ひずち)が王として治めていた。 櫓は旺廈の頭領となるべき薫衣(くのえ)を森の中に幽閉してきたが、15歳になった時、薫衣を王の城、四隣蓋城に連行する。 城の地下、歴代の王の墓所で2人きりになった櫓は思わぬ提案を投げかける。「二つの氏族を一つにし、戦を終わらせよう」と。 「敵を殺したい」という欲求を植えつけられた二人の王にとって、それは想像以上に厳しい道だった……。 “仇を討てぬ臆病者”。その非難をあびながらも、迫り来る外敵に備え、二人は己を殺して国難に立ち向かう。 日本ファンタジーの最高峰作品。 【目次】 序章 第一章 雷鳥の帰還 第二章 翼なき飛翔 第三章 ススキ野に吹く風 終章 主な登場人物 解説 小谷真理 序章 第一章 雷鳥の帰還 第二章 翼なき飛翔 第三章 ススキ野に吹く風 終章 主な登場人物 解説 小谷真理