出版社 : KADOKAWA
異世界に転移してしまったが親切な冒険者クランに保護され、そこで好きなことをしながら楽しい日々を過ごす悠利。 ある日、素人でも出店が出来る「料理祭」へ参加することにした。メニューは、現代知識も取り入れて手軽に食べられるミニアメリカンドッグや、見た目にも美しいフルーツ飴に決定! クランのメンバーと試作の練習を重ね、いざ本番スタート!! ーーと思ったら、出店者同士の揉め事や偽金騒動に何故か巻き込まれてしまい……!?
ついに自分の領地を与えられたフリム。しかし、貰った領地が問題だらけ!? 大精霊リヴァイアスによって人間は全て追い出され、残った亜人たちは独立する気満々。そんな地へ国王と宰相を連れて乗り込んだフリムは、ひょんなことから大精霊に気に入られると、現代知識を活かした美味しい料理や水魔法を応用した画期的な治療法でどんどん領民を味方に! そんな中、敵国と通じた隣領クリータの罠で国王シャルトルが捕らわれ、一気に王国存亡の危機ーー!?
東国の刺客襲撃事件を経て、百花宮は宮や人員の整理がされていた。後宮内の実権を握っていた皇太后が尼寺へ追放され、妃嬪(ひひん)たちが互いに牽制し合うなか、雨妹(ユイメイ)は揚(ヨウ)州での職務を終えて帰還する。現在後宮を取り仕切る燕(イェン)淑妃を避けるよう忠告を受けたにも拘わらず、掃除先で遭遇してしまい!? 燕淑妃の周囲からの評判と実際の姿の違いに違和感を覚えていた雨妹は、ある日皇帝から直々に、燕淑妃の謎を解き明かす任務を受け、真実を探るべく潜入捜査することになる。
森崎ウィン&向井康二(Snow Man)W主演の映画『(LOVE SONG)』(2025年10月31日公開)のノベライズが登場。 世界的なBLブームを牽引したドラマ「2gether」の立役者、チャンプ・ウィーラチット・トンジラー監督が手掛け、東京とバンコクを舞台に、異国の地で再会した二人が次第に心を通わせていくラブストーリー。 突然の辞令で東京から海外勤務を命じられた研究員・ソウタは、バンコクで学生時代に想いを寄せていたカイと再会する。 タイでカメラマン兼ミュージシャンとして活躍するカイの姿に心が揺れるソウタ。 一方のカイも、学生時代に歌っていた“未完成の歌”をソウタが覚えていることに驚きを隠せない。ふたりを繋ぐ歌が再び胸の奥で響き始める──! バンコクの風景とともに、ソウタとカイ、2人の恋心の揺らぎがそれぞれの目線から丁寧に描かれる。
社畜サラリーマンであるタナカは、ある日、終電で居合わせた大学生カップルともに異世界に勇者召喚されてしまう。しかし、彼のステータスは一般人以下で、召喚した女王にも見放され、追放されてしまう。異世界にひとり放逐されたタナカは絶望するが、彼には隠されたステータスがあった……。 タナカは、異世界で人助けに奔走し、いつしか周りには、彼を慕う人々が集まって来る。同時に、勇者召喚の裏で女王の陰謀が進行し、タナカは世界を揺るがす戦争に巻き込まれていくのであったーー。
【第6回ドラゴンノベルス小説コンテスト大賞受賞作!】 中世と思しき世界にTS転生した孤高の女騎士エレウノーラは、貴族の習いで王都の学園へとやって来た。 じつはそこは、とある乙女ゲームの舞台で、学友である転生悪役令嬢が原作改変の真最中! そんなこととは知らないエレウノーラは、男とは拳で語らい、女子会には合理主義で臨んで、図らずも原作を逸脱させていく。 「何この人、課金キャラ?」と訝しむ悪役令嬢をよそに、世界観を無視したエレウノーラの言動は波乱を巻き起こしてーー!? 本作は、第6回ドラゴンノベルス小説コンテスト大賞受賞作「乙女ゲームを1mmも知らない男がTS転生した結果www」を加筆修正したものです。
ゴーレムの人格に男女の違いはない。かわいいでしょ?--なりゆきでマスターのクグツにボディを女性型にされてしまった騎士型ゴーレムのパットンはそこで気が付いた。「これは戦略じゃない、単なるマスターの趣味だ……」魔道技師の青年が、伝説の怪物・ギガントノタウロスを倒すため、最強めざし相棒・パットンの女性型ボディを強く可愛く、趣味全開でコツコツ強化。お気楽主人と皮肉屋の相棒がウィットに富んだ掛け合いで贈る、最強バディ育成バトル・ファンタジー! 第一章 今日から女の子/第二章 暴れん坊聖女/第三章 明日の勝利の為に/第四章 黄泉平坂/第五章 沈黙の神殿/番外編 歪んだ正道
離島「子泣き島」で暮らす小学生の拓海は、家の手伝いで釣りに出かけたところ、 同級生・涼子の飼い猫が海に転落したのを目撃する。 防波堤にいた、親友・風太の父である亮平に助けを求めるも、 台風一過の海に飛び込んだ彼は帰らぬ人となってしまう。 成長した拓海は島を出て働いていたが、忘れもしない、あの風太と「偶然」にも再会し……。
濱地健三郎には鋭い推理力だけでなく、幽霊を視る能力がある。彼の事務所には、奇妙な現象に悩む依頼人のみならず、警視庁捜査一課の刑事も秘かに足を運ぶほどだ。旅先で依頼人を一目惚れさせた、黒猫のぬいぐるみを連れた美女の悲しい真実。いるはずのない存在に頭を抱える刑事のため、濱地が推理した霊の目的。ベテランの拝み屋から頼まれた、洋館で人を襲う危険な霊との対決。濱地と助手のコンビが、スリルに満ちた捜査の先に、驚くべき真相を解き明かしていくーー。
東京・下落合、戦火を逃れた邸宅に集められた4人の女性。 GHQの一声で、彼女たちの人生を変えるハチャメチャな同居生活が始まった。 1946年11月、日本民主化政策の成果を焦るGHQがはじめた “民主主義のレッスン”。いやいや教師役を引き受けた日系2世のリュウ、この実験を発案した仁藤子爵夫人、生徒として選ばれた個性豊かな4人の女性ーーそれぞれの思惑が交錯する中、風変わりな授業が幕を開ける。希望と不安、そして企み……。波乱の展開が感情を揺さぶる、今年一番の超大作! 目次 第一章 納豆とレモンパイ 第二章 チキン料理と胃薬 第三章 マトリョーシカとにぎりめし 第四章 戻らざりし者と戻りし者 第五章 揺らぎと疼き 第六章 荒ぶる池と湖底の怪物 第七章 罪と罰 第八章 ラストレッスンとクエスチョン 補習
たどり着くのは薔薇色の未来か、暗黒の奈落か。 柴崎悠人@上州日日新聞記者。それは、一年前に交通事故で亡くなった、群馬県の新聞記者のSNSアカウント……のはずだった。「このままじゃ死んでも死にきれないので、黄泉の国から帰って参りました。僕は群馬県知事選挙を揺るがす真実を握っています」。一ヶ月後には、七期目の当選を目指す黒澤敬造群馬県知事が出馬を控えていた。上州日日新聞県政キャップの大賀匠は、柴崎の投稿の真相を探るべく、秘密裡に動き出すが……。
恩田陸を語るうえでは外せない、第59回日本推理作家協会賞に輝いた傑作ミステリ『ユージニア』。 2005年刊の単行本は、ブックデザイン・祖父江慎、フォントディレクション・紺野慎一、写真・松本コウシと、各分野の巨人が一堂に会し、作品世界を表現した先鋭的な造本は業界に衝撃を与え大きな話題となった。 いまなお語り継がれる「伝説の本」が今年、〈完全版〉となって登場! 物体としての本の魅力が満載の、恩田陸ファンはもちろん、すべての本好きにとって、入手必須の一冊。限定生産なのでこの機会をお見逃しなく! ◆発売20周年記念の〈完全版〉 当時、技術や費用の面で断念せざるを得なかった部分も含め、本来目指していた仕様をすべて実現した外函入りの〈完全版〉を限定生産で発売! ◆作品の魅力を引き出す唯一無二の造本 冒頭に挟み込まれる、本とは異なるサイズの「現場に残されたメモ」。 目が見えない少女・緋紗子が感じる世界を表現した、白い膜の向こうに風景が透けて見えるカバー。触覚で感じられる、凹凸のある表紙。 徐々に平衡感覚を失っていくような、ひずんだ本文デザイン。 ほかにも、見返し、扉、なんと、かがり糸にまで、作品世界に引き込むためのこだわりが随所に! 巻末の「ユージニアノート2025」では造本のこだわりポイントを解説! ================================== ユージニア、私のユージニア。 私はあなたと巡りあうために、 ずっと一人で旅を続けてきた。 数十年前のあの夏、青澤家で催された米寿を祝う席で、十七人が毒殺された。その場にいた人間で生き残ったのは、目が見えない少女一人のみ。ある男の遺書によって一応の解決をみた大量殺人事件が、年月を経てさまざまな視点から再構成される。見落とされた「真実」を証言する関係者たちは、果たして真実を語っているのか? 日本推理作家協会賞受賞の傑作ミステリ! プロローグ 第一章 海より来たるもの 第二章 二つの川と一つの丘 第三章 遠くて深い国からの使者 第四章 電話と玩具 第五章 夢の通い路(一) 第六章 見えない人間 第七章 幽霊の絵 第八章 花の声 第九章 幾つかの断片 第十章 午後の古書店街にて 第十一章 夢の通い路(二) 第十二章 ファイルからの抜粋 第十三章 潮騒の町 第十四章 紅い花、白い花 ユージニアノート2025
「あの頃のインターネット面白かったよなー」って人みんなに読んでほしいです。あの頃より圧倒的に面白い。 ーーダ・ヴィンチ・恐山(小説家・ライター) 爆笑のあとで襲い来る、怒涛の伏線回収。唯一無二の読み味です。 ーー上條一輝(小説家・『深淵のテレパス』著者) 子どもの頃に見た、あるテレビCM。 そこに映っていた女が、ある日から目の前に立ち続けている。 病院に行っても、除霊を受けても、消えてくれない。 彼女を取り除く情報を求めてネットを彷徨った筆者は、ある匿名掲示板のユーザーに辿り着く。 「悪魔情報」と名乗るそのユーザーは、やたらとオカルト的事象に詳しく、様々なスレッドに現れては、怪異に巻き込まれた人々を助けていた。 視界を覆う女も、彼ならーー。筆者は悪魔情報が降臨したスレッドを収集し始める。 オモコロの人気連載がついに書籍化! これはホラー? コメディ? それとも……? 匿名掲示板で繰り広げられる フェイクドキュメンタリーの新境地! スレ1:知らない人の家のベッドの下に隠れてるけど質問ある? スレ2:なあ、今10ch見てる奴いるか? スレ3:どうしよう。ぼったくりバーに来てしまったかもしれん スレ4:お前らの人生最大の恐怖体験を聞かせろ スレ5:私は鑑賞されています スレ6:思い出の一発屋芸人 スレ7:悪魔情報ってやつ来てくれ
道に佇む不気味な人物をきっかけにしてナンパに成功した「僕」。相手の女性と雑談をするうちに故郷の話になる。そこは若狭のとある港町で、奇妙な人魚伝説があるのだ。そのまま「僕」は高校時代を思い出し、並外れた美しさで目立っていた水嶋という女子生徒のことを語る。彼女はある日、秘密を「僕」に明かした。「私、人魚かもしれん」幼い頃に〈何か〉の血を飲んだことで、大病が治り、さらには顔の造りが美しく変化したのだとーー。 1.あぶくの娘 2.にんぎょにんぎょう 3.へしむれる 4.鏡の穴
飛竜のリアンと海竜のヴァルハルトは、共に王国を守護する空軍と海軍の双翼として名を馳せる誇り高い竜の一族である。だが、真面目なリアンと奔放なヴァルハルトの相性は最悪で、会えば殴り合いに発展するほど険悪であった。しかし、飛竜の力が弱まる新月の夜に、リアンは弾みでヴァルハルトと一夜を共にしてしまう。以来、リアンに対するヴァルハルトの様子がおかしい。不幸な事故と割り切ろうとするリアンだったが、合同演習で海軍の軍艦に訪れた際、思いがけず真摯に仕事をこなすヴァルハルトに、徐々に気持ちに変化が生じ…?
幼い頃の家庭環境が原因で、周りの気を引くため打算的に生きる癖がついている透は、現在人気急上昇中のアイドルのメンバーの一人。しかしある日、週刊誌に透のパワハラが捏造された記事が出たことで炎上してしまう! 事務所の命令で活動休止にされ、自暴自棄になっていた透は、突如異世界召喚されーー神官たちによってラーシュタリア王国の神子「候補」として呼ばれたことを知る! 裏切りばかりの元の世界に、戻る場所などない。今度こそ誰にも本当の姿など見せず、完璧に演じ切って神子に選ばれて見せると異世界での再起を誓った透は、有力な貴族をパトロンとしてバックにつけると選挙で有利に働くと聞き、侯爵家の息子で宰相補佐の役職に就くカインに果敢に営業をかけに行く。しかしなぜか最初から嫌われて、辛辣な態度を取られてしまいーー!?
よっす。オレは賊だぜ。盗賊でも山賊でもない、それ未満のザコさ。でも実は「死ぬと別の賊に転生する」という不思議な体質を持っていたりする。そんなオレがケチな賊稼業の末に流れ着いたのは、サークヴィル伯爵の治める「秩序都市」。今の時代には珍しい安全で平和な街だった。だがオレはその街で囚われの少女ラツィアと出会う。なんと彼女の正体は、千年前に魔王と戦い人類を救った本物の勇者だった! 勇者の力を利用して世界の支配をもくろむ伯爵の手から彼女を救うため、オレは道中で出会った冒険者のエリュクやカイリと共に戦いを挑むのだがーー。
ネオサイタマに燃える赤熱の炎! ニンジャを殺す者ニンジャスレイヤー、フジキド・ケンジのソウカイ・シンジケートとの戦いがリマスター版として復活! 世界全土を電子ネットワークが覆いつくし、サイバネティック技術が普遍化した未来。宇宙植民など稚気じみた夢。人々は灰色のメガロシティに棲み、夜な夜なサイバースペースへ逃避する。政府よりも力を持つメガコーポ群が、国家を背後から操作する。ここはネオサイタマ。鎖国体制を敷く日本の中心地だ。そしてネオサイタマの闇には、邪悪なニンジャ組織の数々がうごめく……。 ニンジャ抗争に巻き込まれて妻子を失ったサラリマン「フジキド・ケンジ」は、自らも死の淵にあったが、禍々しきナラク・ニンジャのソウルを宿すことで、復讐の戦士「ニンジャスレイヤー」として蘇った。ソウカイ・シンジケートとの熾烈な戦いが、いま幕を開ける。 ネット発のサイバーパンクニンジャ活劇小説『ニンジャスレイヤー』の第1部「ネオサイタマ炎上」編の4冊から、コアストーリーを選出して時系列順に読みやすく並べ直しリマスター。 「フジキド・ケンジ」が復讐の戦士ニンジャスレイヤーとなり、宿敵ソウカイ・シンジケートを打倒するまでの過酷な戦いの数々を、1冊にまとめています。
心に憎しみや恨みや妬みを抱いた者は呪いを使う。 人が病気や怪我をしたり、不幸に見舞われたりするのは、この呪いが原因だ。この世界は人を傷つけようとする力に満ちている。 少年ルヌエはジュージュツを教えるために村を訪れたホンゴ・センシの弟子となり技を学ぶ。 家族を殺され、家を焼かれ、次々と呪いが降りかかるルヌエはホンゴの教えと共に旅立つのだったーー。 『近畿地方のある場所について』背筋氏、絶賛!! 「異国の地で伝えられたジュージュツが紡ぐ、絆と呪いーーその狂おしいほどに真っ直ぐで、切実な物語に胸が打たれました」